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タンザニア旅行 コスパ最強!トイレ付き高速バスの魅力と利用方法
タンザニアの国土は広く、日本の国土面積の約2.5倍の94.5万平方キロメートルになります。せっかく観光に来たからには、色んな都市を安く見てまわりたい!!そんな時に活躍するのが高速バスです。
最近はここタンザニアでも、トイレ付きの高速バスがあるとの情報を入手。早速利用してきました。
今回はトイレ付き高速バスについてご紹介いたします。以下の情報は2024年10月現在のものになります、ご了承ください。
目次
タンザニアの移動手段
タンザニアは様々な気候や景色が楽しめる国です。世界31位の国土の広さを誇り、サバンナ気候、ステップ気候、温暖冬季少雨気候など、1つの国の中で様々な熱帯気候を体験することができます。
それぞれ育っている植物も違い、植物園が好きな方はどこへ行っても楽しめます。
アフリカ最高峰を誇る5,895mのキリマンジャロ山、アフリカ最大面積のビクトリア湖、アフリカ最長水深のタンガニーカ湖、エメラルドビーチで有名なザンジバル島、野生動物が見られる数々の自然保護国立公園...などなど、素晴らしい自然に恵まれた国でもあります。
そんなタンザニア各地を回るための交通手段は、主に3つになります。
- 飛行機国内線
- 鉄道
- 高速バス
飛行機は数年前に国内線の開発が進んだおかげで、最近では手軽に色んな都市へ行けるようになっています。なんと言っても時間の節約ができるところが魅力的!
鉄道で24時間かかる場所にも、2時間くらいで行けてしまうのです。ただ問題は費用。国際空港のあるダルエスサラームから各都市には、往復で2万〜3万円ほどかかります。
<値段がお高い国内線の飛行機>
車窓から見える景色をのんびり楽しみながら移動する、そんな鉄道の旅も捨てがたいです。タンザニアで一番有名なのが、タンザニアとザンビアを結ぶタンザン鉄道です。
鉄道マニアの方なら垂涎の的となると言われていて、動物たちの住む保護区を突っ切って進む路線になります。ただ故障もよくあることで、時間がかかりすぎるのがマイナスポイント。
地元の方が最もよく使うのが高速バスです。早朝、昼間、夜間便と毎日縦横無尽に人々を運ぶ、使い勝手のいい移動手段となっています。なんと言ってもそのお安さが違います。
飛行機で片道1万円かかるところを、高速バスでは2,000〜2,500円ほどと、1/4以下の料金で済んでしまいます。鉄道よりは早く着けます。
<安さがダントツの高速バス>
さらに朗報として、最近ではトイレ付きがある!ということです。私はずっと高速バスを敬遠して、飛行機をなるべく使っていました。なぜかというと、ズバリ道中のトイレが不安だから!
途中でお腹の調子が悪くなったら...吐きたくなったら...、そう考えると、トイレの心配がない飛行機を多少お高くても優先して使わざるを得なかったのです。
ところがこの頃は飛行機の値段は上がる一方、日本円も価値が下がる一方。少し回復したとはいえ、世界情勢を見るとまだまだ安心できません。
旅行の時にはできれば費用を抑えたい。そんな時に、トイレ付きバスの情報をつかみ、これは乗ってみなければ!と前回の旅行で使わせていただきました。
トイレ付き高速バスの利用方法
先月9月末、ダルエスサラーム市からキリマンジャロ山の都市モシに旅行に行ってきました。モシは北部の都市で、隣国ケニアとの境になっている場所です。キリマンジャロ登頂のために訪れる登山家は数知れず。キリマンジャロコーヒーの生産地としても有名で、さまざまな国からの観光客が賑わう都市です。
<アフリカ最高峰のキリマンジャロ山>
ダルエスサラームからモシまでは約520kmの旅で、飛行機であれば約1時間、バスでは8〜10時間かかります。お値段は飛行機は片道¥14,000ほど、往復にすると3万円近くになってしまいます。
対して高速バスはトイレなしで約¥2,100、トイレ付きで約¥2,700となります。
それではまずはバスチケットを買っていきます。最近はネットでバスを予約することができるようになっています。しかもなんと、トイレ付きかどうか、バスの座席を選ぶ画面で確かめることができるのです!
日本では普通ですが、ここアフリカでは奇跡のようなサービスです。バス会社によって1週間前〜3日前に購入可能になります。
<トイレ付きか画面で分かるようになっている>
帰省や祝日の時期でなければ、当日バス停で購入することもできます。そこで行き先を言う時にトイレ付きでと一言添えれば、どのバスに乗ればいいか教えてくれます。
ただ自分で席を選びたい場合は、3日前から前日に予約した方が無難です。前もってバス停に行くか、電話番号が分かれば電話でお願いしておくことができます。
ちなみに支払いですが、ネットではクレジットカードやモバイルアカウントで前払いします。電話予約や当日購入の場合、バス停で現金払いです。
この場合カードは、ほぼ使えないと思っていただければと思います。
トイレ付き高速バスの乗り心地
さて、トイレ付き高速バスですが、とても良かったです!やはりトイレが付いているというだけで、心の安定感が違います。何かあればすぐに駆け込める...これは何物にも代え難い安心感を与えてくれました。
私が使ったバスはBMコーチというバス会社で、トイレ付きとトイレなしがあるそうです。「宇通」(ユートン)という中国の会社が作った大型バスを使用していて、トイレはちょうどバスの真ん中にありました。
<バスの真ん中付近にあるトイレ>
扉を開けると洋式の簡易トイレがあり、小さいながら手を洗える洗面器が付いていました。トイレットペーパーはないので、紙は持参する必要があります。
行きは新しいキレイなバスだったのですが、帰りは年数がたった古いもので、トイレを流すボタンが壊れていました。当たり外れはありそうです。
注意したほうが良いと思ったのはスピードです。かなりのハイスピードで走行する上に、ところどころにあるスピード止めで急に減速するので、ジェットコースターのような感じになります。
トイレ中はしっかり手すりに捕まらないと、飛び上がってしまうかも。また酔いやすくなるので、酔い止めや食事は軽めにするなど、対策を講じた方が安心です。
<スピード止めのため作られた段差>
最後に
今回はトイレ付き高速バスについてお伝えしました。いかがだったでしょうか?旅行中の費用を抑えたい方、長時間の移動が苦にならない方にぜひおすすめです。
タンザニアに来た際は、高速バスの利用もご検討してみてください。
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