弾丸旅行とは? 弾丸旅行の意味やおすすめの旅行先

弾丸旅行とは? 弾丸旅行の意味やおすすめの旅行先

「仕事が忙しくて休みが取れない」「いつも旅行は近場で済ませてしまう...」そのような人におすすめなのが弾丸旅行です。短い時間の中でもめいっぱい観光を楽しめるのが弾丸旅行の大きな魅力。ただ、何をどのように準備すれば良いか悩んでしまう人も多いはず。

そこで今回は、弾丸旅行におすすめの旅行先を、メリットや注意点もあわせて詳しくご紹介します。

目次

<1. 弾丸旅行とは>

<2. 弾丸旅行のメリット>

<3. 国内でおすすめの弾丸旅行先>

<4. 海外でおすすめの弾丸旅行先>

<5. 弾丸旅行の注意点>

1. 弾丸旅行とは

弾丸旅行とは、週末や連休などを利用して、一般的な行程よりも短い期間で観光する短期集中型の旅行スタイルのことです。

日帰りや1泊2日、海外旅行では機内泊を含む0泊3日などのスケジュールを組むことが多い旅行です。例えば、普通は宿泊ありで旅行するような場所に日帰りで行く、といった場合が当てはまります。

2. 弾丸旅行のメリット

弾丸旅行のメリットとしては、まず限られた時間の中で多くの場所に行ける点が挙げられます。長期休暇を取ることが難しい場合でも効率良く観光地を回ることができるため、旅行の満足度を高めることができます。短い時間の中でも、心身ともにリフレッシュできるところが大きな魅力です。

また、旅行にかかる費用を抑えられるのもメリットの1つ。移動時間が長い場合でも、車中泊や機内泊で対応できることもあるため、その分リッチに観光やショッピングなどを楽しめます。

日帰りなら宿泊場所の心配をせずに済むため、交通手段さえ確保できればその場で旅行プランを変更することも可能。そのため、事前に計画を立てることが難しい人や同行者を気にせず1人で自由に旅行を楽しみたい人にピッタリの旅行スタイルです。

3. 国内でおすすめの弾丸旅行先

まずは、国内でおすすめの弾丸旅行先を、出発地別にご紹介します。実は日帰りでも行ける意外な場所もあるので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

仙台からの弾丸旅行先(上野、神戸など)

上野アメ横商店街
<出典:写真AC

仙台から東京 上野駅までは、東北新幹線で最短1時間半。そこから移動するとちょっと時間がかかってしまうかもしれませんが、上野駅周辺だけでも十分楽しめ、弾丸旅行にピッタリの旅行先です。自然豊かな上野恩賜公園のほか、美術館や博物館、動物園などが集まった文化的なエリアで、アート散策も楽しめます。また、上野駅から徒歩約5分のアメ横商店街では、肉まんやメンチカツなどのさまざまな食べ歩きグルメを楽しめます。アート目当ての弾丸旅行、グルメ目的の弾丸旅行など、目的別に楽しむことができるはずでしょう。

もっと遠く、弾丸での神戸旅行もおすすめです。仙台空港から神戸空港までは飛行機で約1時間半と、上野に行くのとほぼ同じ時間で訪れることができます。神戸はさまざまな国の文化が交わる異国情緒豊かなエリア。山側の異人館街を巡るのも良し、海側の南京町で食べ歩きを楽しむのもよし。宿泊すれば、さらに旧居留地でショッピングなどもできますよ。

東京からの弾丸旅行先(熱海、軽井沢など)

熱海
<出典:写真AC

東京から弾丸旅行をするなら、まず熱海がおすすめです。東京駅から熱海駅までは東海道新幹線で最短約45分。観光スポットが熱海駅周辺に集まっているので、効率的に観光できます。熱海駅前にある「平和通り」と「仲見世」の2つの商店街には寿司店や干物屋などが建ち並び、温泉まんじゅうをつまみながら散策するのもおすすめです。熱海銀座商店街は、最新スイーツ店や熱海の地魚を使った海鮮丼屋など、熱海グルメの宝庫。日帰り温泉に入って帰るのもいいでしょう。

都会の喧騒から離れて自然の中でゆっくりしたいなら軽井沢。東京駅から北陸新幹線で約1時間20分でアクセスでき、ちょっと涼みたい夏の弾丸旅行にもピッタリですね。

「もっと非日常的な体験をしたい!」という人は、伊豆諸島もいかがでしょう。実は移動時間が短く、東京から一番近い伊豆大島なら高速ジェット船で最短約1時間45分でアクセスできます。大島観光は、ハイキングやサイクリングなどのアクティビティが人気。大島の中心に位置する三原山では、山頂口から整備されたハイキングルートを通じて火口の展望台まで歩くことができ、普段は味わえない迫力満点の体験ができます。

大阪からの弾丸旅行先(淡路島、尾道など)

尾道
<出典:写真AC

大阪からの弾丸旅行先でおすすめなのが淡路島です。淡路島までは車や高速バス、フェリーなどさまざまな移動手段がありますが、高速バスなら最短約1時間で訪れることができます。淡路島は海のレジャーが人気で、関西で唯一パラセーリングを体験できる場所でもあります。ジェットボートやバナナボート、ウェイクボードなどの多彩なアクティビティが楽しめるので、家族や友人ともめいっぱい楽しめますよ。

新幹線を利用すれば、約1時間半で広島県尾道市まで足を延ばすこともできます。尾道観光といえばしまなみ海道のサイクリングが有名ですが、レトロな街並みやアートも有名で、女子旅に人気の観光地でもあります。世界的な建築家・安藤忠雄が設計した「尾道市立美術館」やレトロな外観が特徴の「おのみち歴史博物館」など、市の中心部に見どころが集まっているので、日帰り旅でも効率的に観光できます。

名古屋からの弾丸旅行先(京都、伊勢神宮など)

京都
<出典:写真AC

名古屋からの弾丸旅行先の定番といえば京都です。名古屋駅から京都駅までは東海道新幹線で一駅約35分。市内には数多くの観光スポットがあるため、弾丸旅行を計画する際はどのエリアを中心に見て回るか事前に決めておくと効率的です。京都駅周辺には京都タワーや清水寺、八坂神社などの有名な観光スポットが集まっているので、駅前だけでも十分に観光を楽しむことができます。

休暇中にパワーチャージしたいときは伊勢神宮がおすすめ。伊勢神宮は、内宮と外宮を合わせて年間約800万人がお参りする日本有数の神社です。名古屋から伊勢市駅までは近鉄特急で約1時間20分なので、リフレッシュしたいときにピッタリですよ。

ストレス疲労をしっかり解消したいときは下呂温泉。名古屋駅から特急ひだを利用して約1時間40分でアクセスできるほか、下呂温泉直行バスを利用することも可能。下呂温泉の主な見どころは下呂駅周辺に集まっているため、半日あればほとんどの主要スポットを巡ることができます。

福岡からの弾丸旅行先(道後温泉、出雲大社など)

道後温泉
<出典:写真AC

福岡からの弾丸旅行先なら道後温泉がおすすめです。道後温泉がある愛媛県の松山空港までは飛行機で約45分。松山空港から道後温泉まではタクシーやレンタカー、リムジンバスなどが利用できます。日本最古の温泉と言われる道後温泉は、美肌効果の高い泉質が特徴で、女子旅に人気の温泉です。浴衣姿で温泉街を散策すれば、日々の疲れも癒されますよ。

飛行機を利用するなら、出雲大社もおすすめです。出雲大社は縁結びの神様として知られる、島根県を代表する神社です。境内には大鳥居やお社など数多くの見どころがあるため、正式なルートで参拝すると2〜3時間ほどかかります。周辺にはグルメスポットもたくさんあり、日帰りでも充分楽しめます。福岡空港から出雲縁結び空港までは約1時間5分。空港から出雲大社までは電車またはバスで約1時間です。

4. 海外でおすすめの弾丸旅行先

海外旅行は長期休暇が取れないと難しいと思われるかもしれませんが、旅行先によっては日帰りや短期宿泊でも満足度の高い旅が楽しめます。ここでは、海外でおすすめの弾丸旅行先を5カ所ご紹介します。

韓国

ソウルの南大門
<出典:写真AC

韓国は日本国内の各空港から多くの路線が就航しているため、弾丸旅行先にピッタリ。羽田空港からソウルまでは約2時間半、福岡からは約1時間半という国内旅行並みの移動時間で訪れることができます。韓国各地を巡るなら2泊3日あると理想的ですが、日帰り旅行や1泊2日であればソウル市内の観光に集中するという方法も。

最近は、K-POPや韓国風メイクの流行により、とくに女子旅の人気が高まっています。定番の観光スポット「南大門」や「景福宮」などの歴史散歩のほか、ドラマのロケ地を巡ったり、アイドル御用達のレストランで食事を楽しんだりする「推し活」旅行も注目されています。はっきりした目的があれば、弾丸旅行でも十分満足して帰れることでしょう。

台湾

台北101
<出典:写真AC

台湾への弾丸旅行なら、台湾最大の都市・台北観光がおすすめです。台北は見どころが市街地に集まっているため、長時間の移動がなくても主要スポットを巡ることができます。日本各地の空港から台湾への直行便が就航しており、東京からは直行便で約4時間で到着します。時差は日本からマイナス1時間なので、時差ボケの心配も少なく済みます。

台北を中心に観光するなら、王道観光地「台北101」やレトロな街並みが人気の「油化街」などを散策しながら、台湾グルメやショッピングがおすすめです。また、足つぼマッサージや台湾シャンプーなどの体験も人気で、疲れた自分へのご褒美にもピッタリ。

台北を中心に観光するなら滞在日数が2泊3日程度あれば理想的ですが、台北のほか、九份や台中など、エリアごとに魅力的な観光スポットがたくさんあるので、自分好みに日数や旅先をカスタムしてみてくださいね。

タイ

タイのワットアルン
<出典:写真AC

一人旅や女子旅にも人気のタイ。バンコクへは直行便が就航しており、フライト時間は約6時間半から7時間。深夜便を利用すれば弾丸旅行も可能です。

タイ旅行といえば、お寺や世界遺産、パワースポット巡りが定番ですが、ほかにもマリンスポーツを楽しんだり、タイ古式マッサージを受けて体を休めたりなど、自分好みのプランを立てられるのがタイ旅行の魅力です。また、タイの伝統行事などのイベントに合わせて旅行を組むのもおすすめです。

タイはバンコクをはじめ、プーケットやパタヤのリゾート地、世界遺産の古都アユタヤなど見どころが豊富なので、タイを満喫するなら3泊4日以上が理想的ですが、弾丸旅行なら欲張りし過ぎず目的を絞って楽しみましょう。

ハワイ

ハワイのワイキキビーチ
<出典:写真AC

ハワイは世界的なリゾート地として有名な旅行先です。定番の観光スポットといえば、ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドなど。短期間の弾丸旅行なら、ビーチでゆっくり過ごしたりショッピングやグルメを楽しむのがおすすめです。時間に余裕があれば、ダイヤモンドヘッドのトレッキングに挑戦するのも良いでしょう。ハワイ最大級のショッピングセンター「アラモアナセンター」で買い物をしたり、ロコモコやボリュームたっぷりのパンケーキなどのハワイグルメを堪能したりと、好きな過ごし方でのんびりできるのがハワイ旅行の大きな魅力です。

ハワイまでは日本からの直行便で約7〜9時間。ハワイは日本より19時間の時差があるため、滞在時間は「宿泊数プラス2日」で計算するのが一般的です。そのため、主要スポットを巡るなら最低でも3泊5日確保しておくとハワイを満喫できますよ。

ニューヨーク

タイムズスクエア
<出典:写真AC

実は弾丸旅行でも楽しめるニューヨーク。成田国際空港と羽田空港から毎日直行便が発着しています。直行便の飛行時間は片道約12~13時間。

ニューヨークの市街地は比較的コンパクトなので、4泊6日あれば主要な観光スポットを巡ることができます。もし3泊までしか滞在できない場合は、タイムズスクエアやセントラルパーク周辺など、特定のエリアにしぼると時間の節約になります。定番スポット「自由の女神」をはじめとするランドマークを巡りつつ、本場のハンバーガーやステーキを楽しむのもおすすめです。ただし、施設の見学や体験は予約制の場合が多いので、事前にガイドブックや公式サイトなどでしっかり確認しておきましょう。

5. 弾丸旅行の注意点

弾丸旅行をする際の注意点として、まず移動手段の確保が挙げられます。「電車の本数が予想以上に少なかった」「レンタカーを借りようと思ったら出払っていた」など、行き当たりばったりだと大きな時間のロスが発生してしまうことも。移動手段や行きたい場所は、必要に応じてあらかじめ予約するようにしましょう。

また食事についても同様に、あらかじめ具体的なプランを立てておくとスムーズです。人気レストランなどは予約していないと入れないことも多いので、行きたいお店を事前にピックアップしておくとゆっくり食事を楽しめます。

時間が限られているので、臨時休業などのハプニングに備え、代替案を作ったりスケジュールを細かく設定したりするなどの準備をしておくと、万が一の場合でも臨機応変に対応できます。事前にしっかりとガイドブックや公式サイトなどを確認してみてくださいね。

本記事では、弾丸旅行におすすめの旅行先を、そのメリットや注意点もあわせてご紹介しました。弾丸旅行は実行するのに少しハードルが高く感じるかもしれませんが、ポイントをおさえれば誰でも気軽に楽しめます。家でゆっくり過ごしたり、近場を散歩したりするのも良いですが、次のお休みは思い切って弾丸旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。

関連記事

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

旅の基本情報お届け部

旅が「楽しく」「お得に」「快適に」なる情報をお伝えします!

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!