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【スウェーデン】材料を混ぜるだけでできる!定番スイーツ「チョコレートボール」
- <TOP画像:photo by Nurlan Emir, Mathem>
目次
- マイナス30度越えも!寒さ厳しい今年の冬
- 寒いからこそおうち時間が充実する
- スウェーデンの定番スイーツ、チョコレートボール(Chokladbollar)
- 「チョコレートボールの日」もある!
- オーブン不要!混ぜるだけの超簡単レシピ
マイナス30度越えも!寒さ厳しい今年の冬
年明けから寒さが厳しくなり全国的に25年振りの大寒波に見舞われ、北部ではマイナス40度近くに!!まつ毛や髪の毛が凍るほどの寒さを体験しました。日中の最高気温が-20度だと、-10度が暖かく感じてしまうほど。でも さすが寒さに慣れている極寒の地スウェーデン!室内はどこも暖かく快適に過ごせています。
寒いからこそおうち時間が充実する
寒くて家にいる時間が長くなるからこそ、部屋を居心地の良い空間にしたりお菓子を焼いてみたり。日本に住んでいたころは、家に籠るというとあまり良いイメージではありませんでした。スウェーデンに住んでからは 家にいることはマイナスなことではなく、むしろ自分と向き合う大切な時間と捉えるようになりました。
スウェーデンの定番スイーツ、チョコレートボール
<photo by Nurlan Emir, Mathem>
チョコレートボールは、オーツ麦がたっぷり使われ、ココナッツシュガーがまぶされているスイーツ。スウェーデンのスーパー、カフェで必ず販売されていて、国民的お菓子の1つです。そのうえ材料を混ぜればできあがりなので、子どもでも簡単に作れるのが魅力。ちなみに スウェーデン語では「Chokladboll」。Kokosboll(ココスボール)とも呼ばれることがあります。
70年以上国民に愛されている長い歴史が!
スウェーデンでさまざまな料理やデザートのレシピを紹介するサイトMathemによると、チョコレートボールが作られ始めたのは1910年頃!そしてレシピが国内の大手新聞紙面に出たのは1943年のクリスマス時期だったそう。当初はスイーツという位置づけでは無かったようで、材料もコーヒーが使われていなかったり現在と異なるようです。
時代ともに使われる材料やレシピが変化したチョコレートボール。コーヒータイム、フィーカのスイーツとして国民に認知されたのは1950年代のこと。現在では、最も作るのが簡単で万人受けする、スウェーデンが誇る伝統菓子としてあらゆる世代に親しまれています。
「チョコレートボールの日」もある!
<photo by Nurlan Emir, Mathem>
スウェーデン文化で面白いのが、ある特定のお菓子の日があること。例えば、毎年10月4日はシナモンロールの日、11月22日はデニッシュパンの日。国を挙げて「今日は●●の日」と取り上げられ、スーパーやカフェで特価で売り出されるのです。
チョコレートボールも例外ではありません。2009年から毎年5月11日が「Chokladbollens dag」と制定されました。
デンマークや他の北欧の国々でもチョコレートボールは食べられているものの、スウェーデンでの人気には適わないのではないでしょうか。Mathemによると「口にしやすい大きさ、甘さ、程よい噛み応え」が、Lagom(多すぎず、少なすぎず)を良しとするスウェーデン人に愛されている理由だとか。
オーブン不要!混ぜるだけの超簡単レシピ
さて、お待たせしました!とっても簡単なチョコレートボールのスタンダードレシピを紹介します。
【材料】※20~25個用
- 常温バター:100g
- オーツ麦:300ml
- 砂糖:100ml(砂糖の量は好みに合わせて調節)
- バニラシュガー:大さじ0.5~1
- カカオ:大さじ3
- コーヒー:大さじ3
- ココナッツシュガー:適量
全ての材料をボウルに入れ混ぜ合わせます。混ざったら好みの大きさで丸めて、ココナッツシュガーをまぶす。そのまま食べるか、冷蔵庫で保管してできあがり!
※このレシピはMathemのサイトより引用
自分で作ってみました...。少し歪な形ですが、味は我ながら大満足!スウェーデンでは子どもでも作れるお菓子とされているだけあって、とっても簡単でオーブンも使わないので気軽にできました。本当に混ぜるだけで、材料が揃えば15分程で完成!
砂糖の代わりにバナナやデーツ(ナツメヤシの実)を使ったり、ココナッツシュガーの代わりにカシューナッツやクルミを細かく砕いたり、さまざまな材料で応用できます。
スウェーデン旅行の際にチョコレートボール、一度食べてみてはいかがでしょうか。
参照、Mathem, Allt om chokladbollar - recept och historia | Mathem,2024-01-05
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KANAE.T
- 宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!