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【ベトナム】ホーチミン発メコンの中心「カントー」旅プラン!2024年最新
ベトナム旅行者に人気の都市に南部ホーチミンが挙げられますが、一部の旅行者からは「都会の観光だけでなく東南アジアらしい大自然も満喫したい」、「メコンデルタの自然を体験したい」といった声も少なくありません。
そこで、ここではホーチミン発のメコンデルタ中央都市となる「カントー」へ行くプランを紹介。2024年以降のホーチミン旅行者にカントーをおすすめする理由も併せて紹介します。
目次
- 2024年1月よりホーチミン⇔カントー間が2時間で結ばれる
- ホーチミン&カントーの2都市周遊旅行がおすすめの理由
- 日帰り~1泊で楽しめる「カントー」旅行。ホーチミンから行く注意点
- カントーの見どころと過ごし方
- 水上市場観光のポイントとそれ以外のハイライト
- まとめ:日本では体験できないネイチャートリップをカントーで満喫しよう
2024年1月よりホーチミン⇔カントー間が2時間で結ばれる
カントーはメコンデルタ地方中央都市として観光地化が近年進んでいましたが、ホーチミンからツアーバス(長距離バス)で3時間半~5時間ほどかかっていたため、短期旅行者の日本人には向かない観光地でした。
しかし、2024年以降は高速道路で直行できるようになり、渋滞がなければ片道約2時間で行くことができます。カントーはメコンデルタ地域の中央にある同エリア最大都市となり、カントーを起点にチャウドックやカーマウ、ハーティエン、ソクチャンといったメコン巡りも期待できます。
ホーチミン&カントーの2都市周遊旅行がおすすめの理由
ハノイはハロン湾、ダナンはホイアン&ビーチといった風に、日本人に人気の観光地はともにベトナムの自然に寄り添った時間を楽しめます。しかし、ホーチミンは世界遺産や自然エリアが近くにないため、旅行者は都市観光に注力することになります。
一方、ホーチミン旅行者の中には「ベトナムの自然を満喫したい」、「日本では体験できない時間を堪能したい」という人も多いでしょう。カントーはメコンデルタ最大都市ではあるものの、ホーチミンと比べるとまったく異なるのどかな町です。メコン川の支流となるカントー川が町の中央に流れ、市場やナイトマーケットが現役の台所となっている、自然と寄り添う古き良きベトナムの時間を楽しむことができます。
日帰り~1泊で楽しめる「カントー」旅行。ホーチミンから行く注意点
ホーチミンから初めてカントーへ行く旅行者は、最低限以下の点に注意して観光に臨むようにしてください。
- ホテルは事前に予約しておく:カントー市内にはホテルがたくさんありますが、日本人旅行者が満足できる清潔なホテルはそれほど多くありませんので、事前にホテルの内装を画像で確認しつつネット予約しておくのがおすすめです。
- 帰りのバスチケットも手配しておく:カントーからホーチミンへ行くバスは1日数本程度なほか、最終が早いので、事前に時間をチェックしておくとともに、チケットも売り切れる前に購入しておくといいでしょう。
- 食事には細心の注意を払う:カントーに行ったらメコン料理も思う存分楽しみたいところですが、ここでお腹を壊してしまうと大変です。病院は現地人で混雑していますし、ベトナム語が通じない外国人を受け入れてくれるかも不明です。そのため、食事を食べる際は「火が通っている」かどうかはしっかり確認するとともに、食べすぎには要注意です。
カントーの見どころと過ごし方
カントーには市内中心部に「市場」・「カントー市博物館」、「カントー川ディナークルージング」、「市場周辺ナイトマーケット」などを見て回ることができますが、いずれも1日ですべて回りきることができます。
また、カントーの名物料理は「メコンの川魚料理・ブン(米粉麺)・マム(魚を発酵させた調味料)・フーティウ(米粉麺)」等があります。マムはブンのスープにした「ブンマム(Bun mam)」や鍋出汁にした「ラウマム(Lau mam)」などがあります。フーティウは南部地域の名物ですが、カントー含むメコンのフーティウはもっちりした触感があり少し違います。
水上市場観光のポイントとそれ以外のハイライト
カントー旅行の最大のハイライトは、メコン川の支流で早朝に開催される「水上市場」となりますが、新型コロナ以降は問屋船の数が減少していて、日によっては見ごたえに欠ける場合もあるかもしれません。また、水上市場のピークは早朝の4時~7時頃とかなり早いため、観光で疲れている人は起きるのが大変かもしれません。
ただし、近年は「リゾートホテル」や「宿泊クルージングツアー」が外国人旅行者に人気です。メコン川やカントー川を客室から眺められる大型ホテルや、日帰り~2泊程度でホーチミン⇔カントー間を遊覧するツアーも増えてきました。「せっかくのベトナム旅行だから少し贅沢に」と考えている人にはピッタリの旅行プランとなるでしょう。
まとめ:日本では体験できないネイチャートリップをカントーで満喫しよう
これまでカントーまでは所要時間が長かったため、日本人旅行者には不向きの観光地でした。しかし、2024年以降は日帰りでも行くことが可能となったので、これまでにないベトナム体験ができるはずです。
「ホーチミンの都市観光とメコンの自然を両方堪能」したい人は、是非次のベトナム旅行はホーチミンとカントーの2都市観光を計画してみてください。
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古川悠紀
- ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!