鹿児島の名物はこれ! 行って食べたいグルメ&買いたいお土産

鹿児島名物 黒豚

九州の南端に位置する鹿児島県は、海と山に囲まれた自然豊かな土地柄、美味しい食材やグルメが豊富。

世界遺産の屋久島、奄美大島や種子島などの離島も多く、鹿児島県内でもエリアごとに人気の郷土料理や人気グルメ、お土産が違ったりもします。

今回は鹿児島の魅力が詰まった名物グルメや旅先で買いたいおすすめのお土産についてご紹介します。

目次

<1. 鹿児島の名物はこれ!>

<2. 鹿児島のグルメならまずはこのお店をチェック!>

<3. 鹿児島で買いたいお土産>

<4. まとめ>

1. 鹿児島の名物はこれ!

鹿児島の名物といったら、例えばさつま揚げを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし他にも、黒豚やうなぎがありますし、鹿児島ラーメンや鶏飯といった料理も有名です。かるかん、白熊(しろくま)などのスイーツ系もあり、何を食べようか迷ってしまうのではないでしょうか。

黒豚

鹿児島の黒豚
<出典元:写真AC

鹿児島の名物である「黒豚」は、約400年前の江戸時代に琉球から鹿児島に移入されたといわれています。その後、長年に渡り県内で飼育され、西郷隆盛が愛した食材としても有名です。

じっくり時間をかけて育てられた黒豚は、品質が非常に良く、あま味やうま味があって肉質は軟らかいと評判です。

黒豚しゃぶしゃぶや黒豚豚カツなどの定番人気メニューから、黒豚丼、黒豚めし、黒豚ハンバーグ、黒豚メンチカツなど色々な料理で楽しめます。

鹿児島ラーメン

鹿児島の鹿児島ラーメン
<出典元:写真AC

「鹿児島ラーメン」は、豚骨ベースのスープに鹿児島の甘みの強い醤油が加えられており、全体的に甘さを感じられるのが特徴です。また、各店舗でアレンジを加えて開発されているので、バリエーション豊かなラーメンともいわれています。

麺は比較的やわらかめで、博多ラーメンのような濃厚さとは違った、あっさりとした味わいのラーメンです。

鹿児島県内には老舗店から新店まで幅広い鹿児島ラーメン店が軒を連ねており、店舗によってはお昼から夜遅くまで営業しているところもあるので、ランチや夕飯としてだけでなく〆のラーメンとしてもぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

さつま揚げ

鹿児島のさつま揚げ
<出典元:写真AC

魚のすり身を揚げた「さつま揚げ」は、口に入れた瞬間、ふわふわの食感とやさしい甘味が広がる、鹿児島の大人気グルメです。

さつま揚げに使われる具材はさまざまで、定番のゴボウやレンコン以外に、コーン、紅生姜、チーズなどが入ることもあります。店舗や季節によって具材のバリエーションも変わるため、旅先でさつま揚げを食べ比べしながら歩くのもいいですね。

そのまま食べるさつま揚げももちろん美味しいのですが、おでんや鍋の具材にしたり、お酒のおつまみやおやつとして食べたりなど、幅広い食べ方やシーンで楽しめます。

鶏飯

鹿児島の鶏飯
<出典元:写真AC

約400年前の江戸時代から奄美大島で食べられていたという、歴史ある「鶏飯(けいはん)」。白米に、ほぐした鶏肉やしいたけ、錦糸卵、海苔、漬けもの、薬味などの具材を乗せて鶏ガラのスープをかけていただく郷土料理です。

地元の方にとって古くから親しまれている料理で、家庭料理としても、お祝いの席やおもてなし料理としても使われています。

鶏飯はやさしい味わいなので、朝食に食べるのもあり。シーンを選ばずに楽しめるグルメです。ぜひ、奄美大島へ訪れる際は歴史感じる郷土料理「鶏飯」を味わってみましょう。

うなぎ

鹿児島のうなぎ
<出典元:写真AC

鹿児島県は、「うなぎ」の養殖生産量が全国一位です。国内で流通している養殖うなぎの約4割が鹿児島県産で、鹿児島県内にも人気のうなぎ屋さんが多く点在しています。

鹿児島産のうなぎはくさみが少ないといわれるのですが、年間を通じて穏やかな気候の中、綺麗な地下水が使われ、安定した水温を保ちながら養殖が行われているのが理由のひとつだそうです。

定番のうな重もいいですが、うな丼、ひつまぶし、白焼などさまざまな食べ方が楽しむのもいいですね。

かるかん

鹿児島のかるかん
<出典元:写真AC

全体が真っ白で、ほんのり甘くてふわふわ生地の食感が特徴の、鹿児島銘菓「かるかん」。

その歴史はとても古く、1686年から1715年頃に薩摩藩で誕生したといわれています。 名前の由来は諸説あるようですが、「軽い羹(あつもの)」という意味からきているなどといわれています。

かるかんの原料は自然薯(じねんじょ)を元に作られたかるかん粉。すりおろした山芋に水と砂糖を加えた素材を味わう、上品なお菓子です。餡なしと餡ありの2種あり、店舗ごとに特色があるのでお気に入りのお店の味を見つけてみましょう。

美味しいお茶と一緒に味わいたい、かるかん。鹿児島旅行の際には、自分用にも大切な方へのお土産用にも買っておきたいものです。

白熊(しろくま)

鹿児島の白熊
<出典元:写真AC

鹿児島の代表的なスイーツといえば、見た目も可愛らしいかき氷「白熊(しろくま)」は外せません。

大きなかき氷にたっぷりの練乳、そして色鮮やかなカットフルーツがトッピングされており、真上から見た姿がシロクマに似ていることから、「白熊」と呼ばれるようになりました。ふわふわ食感の氷に、甘い練乳、そしてりんご、みかん、パイナップル、キウイなどのさっぱりとしたフルーツの相性は抜群です。

最近では有名店だけでなく、新しくできた店舗でも白熊のバリエーションが増えており、街中のカフェや専門店などでさまざまな白熊が楽しめるでしょう。

2. 鹿児島のグルメならまずはこのお店をチェック!

鹿児島グルメが集結している鹿児島市内の繁華街「天文館」エリアに行けば、今回紹介したような鹿児島の名物がきっと食べられます。どこで食べようか迷った時はまず、天文館エリアに行くことを検討してみるのもいいでしょう。

ここでは鹿児島の名物グルメが楽しめる、4つのお店を紹介します!

黒豚料理 あぢもり

「黒豚しゃぶしゃぶ料理」発祥の店として、鹿児島だけでなく全国にファンを持つ黒豚料理専門の名店「黒豚料理 あぢもり」。昭和53年から天文館にお店を構えており、極上の黒豚料理が味わえます。

看板料理は、「黒豚しゃぶしゃぶ」。一般的なしゃぶしゃぶと異なり、こちらのお店では薄くスライスされた黒豚を銅製の鍋のスープにくぐらせて、生卵に絡めて食べるスタイルが特徴的。「黒豚料理 あぢもり」オリジナルの食べ方であり、つけダレと呼ばれるポン酢やゴマだれはなく、すき焼きとしゃぶしゃぶの融合型のようなイメージです。

黒豚特有の甘くて柔らかい肉が和風ベースの秘伝のスープと絡まり、一度食べると虜になるほどの絶品。 なお、このお店では特上ランクの上質な黒豚肉だけを厳選して使用しているそうで、素材へのこだわりが強く感じられます。

「黒豚しゃぶしゃぶ」はディナーだけでなくランチでもいただける上、お一人様の注文も可能なので、一人旅の方にもうれしいです。

また、ランチではお得な「とんかつ」メニューもあり、単品メニューやテイクアウトメニューも充実しています。

ラーメン小金太

1990年に創業した、鹿児島ラーメンの人気店「ラーメン小金太」。豚骨と鶏ガラ、魚介類、フルーツや野菜などを煮込んだ、創業当時から変わらないスープを味わうことができます。

鹿児島ラーメンらしい、やさしい甘みが感じられるだけでなく、豚骨と鶏ガラのパンチの効いた出汁も同時に楽しめるスープは、一度飲むと病みつきに。ラーメンにはチャーシュー、キクラゲ、煮卵など具材も盛りだくさん入っているので食べ応え十分です。 お腹が減っている方はラーメンと一緒に人気のチャーハンも注文してみましょう。

なお、通常サイズより小さなSサイズやSSサイズのラーメンも用意されているので、夕食後の〆のラーメンとして少し食べたい方や、子どもや女性など少食の方にもうれしいメニュー展開が魅力的です。深夜営業もしていますよ。

  • 住所:鹿児島県鹿児島市樋之口町11-5
  • 関連サイト:ラーメン 小金太(食べログ)

うなぎの末よし

1932年創業、老舗のうなぎ屋「うなぎの末よし」は、鹿児島のうなぎ料理を代表する名店です。

創業以来守り継がれている秘伝のタレは継ぎ足しされており、当時と変わらない味が楽しめると、連日多くの方が足を運んでいる人気店。

「うなぎの末よし」では、鹿児島県が誇る大隅産の養殖うなぎを使用しています。 大隈産のうなぎは、質の高い水と安定した水温に恵まれて育つため良質であり絶品です。質の良いうなぎを職人が捌き、備長炭でふっくらと焼き上げるうなぎは、風味豊かで白米との相性も良く、何度でも食べたくなる味。

うな重、うな丼、蒲焼きをはじめ、白焼、肝串焼きなどお酒のおつまみにも合うメニューが豊富で、比較的リーズナブルな価格設定なので気軽に美味しい老舗のうなぎ料理が楽しめます。

天文館むじゃき

鹿児島のかき氷「白熊」と言えば、やはり誰もが思い浮かべるのが「天文館むじゃき」ではないでしょうか。

昭和21年創業の「天文館むじゃき」の白熊は、器の底に季節のフルーツや白豆を敷き、その上からふわふわの氷がたっぷり注がれ、上から秘伝の自家製ミルクや蜜と飾り用のフルーツがたっぷりとトッピングされています。

柔らかな氷は口溶けがよく、ふんわりとした食感と秘伝の自家製ミルクが口の中いっぱいに広がる白熊は、お子さまから大人まで誰からも愛される鹿児島スイーツの代名詞といっても過言ではありません。

「天文館むじゃき」には定番の白熊以外にも、「チョコレート白熊」「プリン白熊」「コーヒー白熊」、焼酎からシロップを作った「焼酎みぞれ」などバリエーション豊富なメニューが揃っており、常時10種以上の白熊が楽しめます。

また、店頭ではカップに入ったテイクアウト用のミニサイズがうれしい「ハンディ白熊」も購入できるので、旅行中でイートインする時間が無い方にもおすすめです。

3. 鹿児島で買いたいお土産

最後に、鹿児島でおすすめのお土産を紹介します。今回ご紹介するお土産はどれも定番の人気商品なので、幅広い方々に喜んでもらえるでしょう。

かるかん(明石屋)

数ある「かるかん」屋の中でも老舗の伝統を守り続けている「明石屋」は、島津家の御用菓子司であったことが古い文献に残されており、長い歴史の中で鹿児島の人々に支持されている銘菓です。

「明石屋」では選び抜いた「自然薯」「米粉」「砂糖」だけの自然由来の原料だけを使用しており、素材の味をしっかり堪能できます。また、希少価値の高い自然薯を生地に加えることでかるかんの味に広がりが出るため、シンプルなお菓子でありながら深い味わいが感じられます。

かるかんの形は元々、棹状だけでしたが、後に餡入りの「かるかん饅頭」が登場し、丸い饅頭の形をしたかるかんも大人気です。 より手軽に頂ける「かるかん饅頭」はちょっとした手土産にも向いているので、和菓子好きな方はもちろん、かるかんを食べたことない方への贈り物にもおすすめです。

まずは伝統的な棹状の「かるかん」を召し上がり、餡入りの「かるかん饅頭」を食べ比べるのも良いでしょう。

薩摩芋タルト(山福製菓)

鹿児島を代表する食材「さつまいも」をふんだんに使用した「山福製菓」の「薩摩芋タルト」は、さつまいもをスイートポテトに練り上げ、クッキーの上に絞り洋風タルトに仕上げたお菓子です。

見た目も可愛らしくひと口サイズの小さなお菓子なので、コーヒーや紅茶などと一緒におやつタイムにピッタリ。また、日本茶や牛乳、豆乳などどんな飲み物とも相性抜群です。

なお、薩摩芋タルトは賞味期限が40日と長いので、遠方に住むご家族やご友人へ渡すときにも便利です。

さつまあげ(さつまあげの揚立屋)

鹿児島グルメでも不動の人気を誇る「さつまあげ」は、魚のすり身に味をつけて菜種油で揚げたもので、お惣菜やおつまみ、おやつと幅広いシーンで楽します。

「さつまあげの揚立屋」では、素材選びにこだわっており、無リンのすり身を使用している他、鹿児島さんのお酒、塩、菜種油、備長炭の活性水などを用いたさつま揚げづくりを行なっています。

常温や冷めても美味しい「さつまあげ」ですが、旅先ではぜひ揚げたてのアツアツの状態を一度食べて頂き、いくつかお好みの味をお土産に選ぶことをおすすめします。単品購入はもちろん、定番の詰め合わせから季節限定商品、個包装セット、少量セット、日持ちする真空パックセットまで幅広いので、お土産を贈る相手やシーンに合わせて選べるのもうれしいポイント。

どれも甘すぎず、塩味も控えめなので大人だけでなくお子さまもご一緒に楽しめます。

知覧茶

高級茶葉として知られる「知覧茶(ちらんちゃ)」は、鹿児島県南九州地方の頴娃町(えいちょう)、知覧町、川辺町で栽培されており、透き通った若緑色のお茶はさわやかな香りが特徴です。また、全国茶品評会で農林水産大臣賞を何度も受賞しています。

南九州地方は一年を通して温暖な気候と日照条件に恵まれていて、桜島の火山灰により肥沃に育った土地柄、茶の栽培に適しているといわれます。知覧茶の新茶は、日本一早い新茶としても有名です。

知覧茶の特徴は「深蒸し」と呼ばれる長蒸し製法のお茶であり、お茶の蒸し工程時間を長くすることで、まろやかなコクとかうま味がより一層引き立てられるそう。

自宅用だけでなく、幅広い世代に喜ばれる「知覧茶」をぜひお土産選びのリストに入れておくと便利です。

4. まとめ

今回は鹿児島の名物を幅広くご紹介しました。こちらで紹介した鹿児島の名物を思う存分味わって、素敵な旅をお楽しみください。

鹿児島は魅力的な離島も多く、地域によって異なる食文化が根付いています。お気に入りの場所に出かけて、豊富なグルメを味わって、お土産選びも満喫しましょう。

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