【コロンビア】南米屈指のリゾート地 カルタヘナ

カルタヘナのカラフルな街並み

<TOP画像 著作者:vecstock/出典:Freepik>

日本人にはまだまだ遠く感じる南米、コロンビア。そこには日本では決して見られない、感じられない自然や歴史的建造物が数多く存在しています。その中でもカルタヘナ・デ・インディアは、コロニアル調の歴史地区とカリブ海ビーチが混在する、とても魅力的な街。そんなカルタヘナの魅力を紹介していきます。

目次

コロンビア・カルタヘナの基本情報

カルタヘナの前に、コロンビアという国について少し知っておきましょう。

コロンビア共和国は、日本の反対側、南米大陸の北端にあり、日本からは約14,330kmのところにあります。時差は日本の14時間遅れで、公用語はスペイン語。日本の約3倍(1,139,000平方km)の国土を有し、人口は約5,500万人です。アマゾン地帯の広大な密林に多くの固有種が生存し、また北側にはカリブ海もあり、海や山その両方が存分に味わえる自然豊かな国です。

そんなコロンビアで5番目に大きい都市、カルタヘナは首都ボゴタから650㎞ほど北上したカリブ海岸沿いにあり、その港や歴史的建造物は世界遺産に登録されています。カルタヘナ観光に欠かせないのは、17世紀完成のサンフェリペ要塞、カリブ海のビーチ、城塞に囲まれた旧市街のコロニアル歴史地区、そして日本人の口にも合うコロンビア料理に舌鼓と言ったところでしょうか。コロンビアというと、治安を心配される方もいるでしょう。

実際カルタヘナは女性の一人旅も多く、昼間に観光地を歩く分には全く問題はありません。ただ、どこの観光地もそうであるように、貴重品には常に気を付けている必要はあります。また、観光地であるため、外国人には値段を吊り上げたり吹っ掛けたりする物売りたちもいます。英語が通じないところも多いため、基本的なスペイン語が分かれば、値段交渉など、より余裕をもって楽しめるかもしれません。

街中にそびえ立つ世界遺産 サンフェリペ要塞

サンフェリペ要塞

1657年、当時この地を統治していたスペイン人の命令のもと、アフリカから連れて来られた奴隷たちによって造られ、そのころ貿易によって繁栄していたカルタヘナの、豊富な富を狙った敵国(イギリス、フランスのカリブの海賊)の攻撃から強固に守ったとされている要塞。

ここは入場料がかかりますが、歴史地区のすぐ近くにありアクセスは非常にいいですし、地下にある迷路のように入り組んだトンネルまで入ってみることができるので、暑いですが行く価値はあるでしょう。

カルタヘナの港とコロンビア国旗
<要塞から望むカルタヘナの港とコロンビア国旗>

サンフェリペ要塞(Castillo San Felipe)

  • 住所:Barrio Pie del Cerro, Avenida Antonio de Arévalo. Carrera 17., Cl. 32 #17-85, Cartagena de Indias, Provincia de Cartagena, Bolívar
  • 営業時間:7:00~18:00
  • 定休日:不定休
  • 入場料:30,000コロンビアペソ(2023年10月現在、約1,000円)
  • 公式サイト:サン・フェリペ要塞

カルタヘナのカリブ海ビーチ

カルタヘナはカリブ海に面しているため、マリンアクティビティが盛んです。旧市街の裏にあるビーチまでは歩いても行けますが、タクシーでも10,000コロンビアペソ(約360円)ほどで行けます。カルタヘナの気候は日本の夏のように高温多湿なので、タクシーを積極的に使うことをおすすめします。

タクシーはメーター制でなく運転手の言い値ですので、不安な場合は乗る前に確認するのが得策でしょう。(カルタヘナは2023年現在、Uber等のタクシー以外の配車サービスは利用できなくなっています)

Playa Marbella (マルベジャビーチ)
<Playa Marbella (マルベジャビーチ)>

もっときれいなカリブ海に出会いたいなら、旧市街から少し離れたビーチへの日帰りバスツアーもたくさんあります。旧市街を歩いていればそこかしこにツアー代理店を見つけられます。

主な日帰りビーチツアー

日帰りビーチツアー

  • Bocagrante ボカグランデ 
  • Isla Barú (Playa Blanca) バルー島(プラヤブランカ)

これらのビーチへは、市街地から30分~1時間ほどで行けます。日帰りツアーに申し込めば、早朝にホテルまたはその付近まで迎えに来てくれ、大型バスで連れて行ってくれるので安心です。昼過ぎにはビーチを出て、夕方市街に帰ってくる日帰りツアー。ビーチツアーにはお昼御飯が含まれるところがほとんどです。

町全体が世界遺産!コロニアルな街を歩こう

カルタヘナのビーチを内陸に入るとすぐに、要塞に囲まれた旧市街、スペイン統治時代に建てられたコロニアル調の歴史的エリアが見えてきます。おしゃれでハイソな海側と、道路を挟んだ奥側にヒッピーエリアが続きます。

町全体が世界遺産
<著作者:vecstock/出典:Freepik>

ハイソエリアには、観光用の馬車が待機していたり、高級レストラン、ブランド店、スターバックスなどが並び、たくさんの家族連れやカップルなどが散策しています。

<ここは、カルタヘナのシンボルにもなっている時計台広場>

海に面した通りには、ノーベル文学賞を受賞したコロンビア人作家、ガブリエル・ガルシア・マルケスの家が今も残され、観光スポットになっています。


道路を渡って南側に進んでいくとコロニアル調の建物は相変わらず続くものの、雰囲気は少し変わって、壁にペイントがされていたり、路上でダンスしていたり、一気にヒッピー風な雰囲気に変わっていきます。

コロニアルな街

カラフルなペイントと国旗
<カラフルなペイントと国旗ががとてもかわいい>

SONRÍE (笑って!)
<SONRÍE (笑って!)>

夜は遅くまで道端やバーで音楽がかかっていたり、屋台や物売りも多くて活気があります。

特にこのエリアには屋台や安くておいしいレストランや食堂も数多く点在しているので、気軽にコロンビア料理を楽しむことができるでしょう。

おまけ☆コロンビア料理

コロンビア料理

コロンビア料理の主食は、日本と同じようにお米。日本のお米とはちょっと違うパラパラご飯に、特にカリブ海近辺では写真のようにココナッツを混ぜて炊くココナッツライスがよく食べられています。ほんのり甘くココナッツの香りがしておいしい!あとは写真手前にある黄色いもの。パタコンと呼ばれるもので、かたいバナナを潰して揚げたもの。コロンビア全土で食べられている超定番料理です。

コロンビア料理

コロンビアではとにかくお肉とじゃがいもの消費量がすごい!じゃがいもは何種類もあって、どんな料理にも添えられています。(八百屋ならぬ、じゃがいも専門の商店があるくらいです)お肉もお手頃価格でおいしいものが食べられます。

コロンビア料理

サルチパパス

こちらはサルチパパス。ソーセージととうもろこし、チーズにフライドポテトのかかったカロリー爆弾ローカルフード。お酒のおつまみや小腹がすいたときに食べるコロンビア人のソウルフードです。

まとめ

カルタヘナでは、カリブ海ビーチやその他の自然アクティビティと、ヨーロッパ調のおしゃれでカラフルな街並の散策が一気にできるところが最大の魅力です。カリブの人々は陽気で親切で、細かいことを気にしないおおらかな性格。そんな彼らと触れ合ううちに、あなたの心も徐々に解放されていくことでしょう。

まだまだ日本人にはなじみの少ない南米、コロンビア。ぜひ次の休みに思い切って地球の反対側まで行ってみませんか。

関連記事

コロンビア」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『コロンビア』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Rankingコロンビア記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

りかりか

スペイン語が好きでメキシコに移住し、現在はコロンビアで犬2匹と暮らしています。旅行、語学、ファッションが好き!みんなが旅に出たくなるような現地のディープなローカル情報をお届けします☆

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!