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沖縄の離島観光・交流促進事業「島あっちぃ」に参加して渡嘉敷島に行きました。
沖縄の離島観光・交流促進事業「島あっちぃ」とは、沖縄県外に住所を持つ方が対象のモニターツアーです。「人と人がつながる島旅」をテーマに、島の歴史や文化、自然、離島の人との交流と体験ができる内容になっており、実際のツアー料金から70%オフという非常にお得な価格で体験できます。
この島あっちぃツアーに申し込み、沖縄本島の西に浮かぶ渡嘉敷(とかしき)島のツアーに参加してきました。今回はその魅力を紹介します。
目次
- 島あっちぃの魅力1 那覇泊港から往復の乗船券つき
- 島あっちぃの魅力2 ガイド付きの車で島を観光
- 島あっちぃの魅力3 オリエンテーション
- 島あっちぃの魅力4 自由時間
- 島あっちぃの魅力5 料理作りとゆんたく
- 島あっちぃの魅力6 早朝のビーチ散歩
- 島あっちぃの魅力7 クラフトコーラ作り
- 島あっちぃの魅力8 お見送り
- 島あっちぃを利用すると1泊で島のことが見えてくる
島あっちぃの魅力1 那覇泊港から往復の乗船券つき
島あっちぃツアーは、滞在する離島までの往復乗船券付きです。今回は渡嘉敷島のツアーで、那覇泊港からスタートします。
泊港の指定された場所に集合時間まで行くと、往復のフェリーチケットが手渡されます。ガイドは島に常駐されている方で、港で出迎えてくださいます。今回は行きが9:00発の高速船で、帰りが16:00発のフェリーという組み合わせでした。
那覇の泊港は非常に大きな港で、ターミナルから高速船乗り場まで10分近くかかりました。海がきれいなことで有名な島らしく欧米人の姿も目立ちました。
30分前に乗船し、船が動き出しました。港湾内は穏やかでしたが、灯台を越えて外洋に入ると多少揺れました。
やがて遠くに島々が見えてきました。前島(まえしま)の前を通りすぎると渡嘉敷島に到着です。
島あっちぃの魅力2 ガイド付きの車で島を観光
島の港に着くと多くのお出迎えがありましたが、その中に島あっちぃのガイドさんがおられました。荷物を車に置いてからいったん、ターミナルに行きました。ターミナルには立体の島の地図があり、島の概要についての説明がありました。
そのあと移動をしますが、この時には他の出迎えの車は見事にいなくなっていました。
滞在する集落は、港のある集落から見て島の反対側なのですが、ここでガイドさんは寄り道をして島の名所を案内してくれます。
かつては米軍の施設で現在は国立沖縄青少年交流の家になっているところや、高台から見える絶景、特に渡嘉敷の西に広がっているほかの慶良間諸島の島々、座間味島や阿嘉島などの説明を聞いてから、宿のある集落・阿波連(あはれん)を目指しました。
島あっちぃの魅力3 オリエンテーション
民宿に到着してとりあえず荷物を置いてから、オリエンターションが始まります。お茶を飲みながらのリラックスタイムです。
オリエンテーションでは、島あっちぃ事業についての説明を聞きました。注意しないといけないのは、途中で離脱すると割引が適用されなくなるとのこと。那覇港との往復という全行程を遂行し、かつアンケートに答える必要があります。
そのあと自己紹介タイムがありました。単なるツアーではなく自己紹介をすることで親しみが持てるようになっています。
この後は自由時間ですが、まずビーチまで案内してくださいました。途中、おすすめのレストランや売店などを案内してくださったので、この後の自由時間が有意義に過ごせました。
島あっちぃの魅力4 自由時間
ツアーや島によって違いはありますが、私が参加したツアーには初日に十分な自由時間がありました。おすすめの食堂で沖縄そばをいただいた後、ビーチで海に入りました。
集落そのものが小さく、民宿からビーチまで歩いて5分程度と近いため、食事をゆっくりとってから水着に着替えて入水しても、十分な時間が取れました。
島あっちぃの魅力5 料理作りとゆんたく
夕方に集合して、料理を作りました。青いブダイなど沖縄にしか生息していないような魚を使った調理で、実際に包丁を使って魚を切ったりしました。
珍しい青パパイヤを使った料理もあり、それらも自分たちで実際に作業をします。ただ作業をするだけでなく、サンゴを食べる魚が美味しいなど作業をしながら島に関するエピソードなども聞けました。
この時の料理のメインは豆腐でした。水に十分につけられた大豆を撹拌して、豆乳を搾り取るところからスタートし、豆腐を作りました。驚いたのは、海水をにがりとして使ったことです。海水がにがり代わりと聞いて本当に固まるのか半信半疑でしたが、見事に豆腐になったのには驚きました。
もちろん、自分たちで作ったものだけでなく、ゴーヤチャンプルーやジューシーなど民宿で作られた料理も登場します。自分で実際に作ったということもありますが、やはり島で味わう料理は最高でした。
そのままゆんたく(お喋り)の時間になりました。ここでは米軍統治時代のことなど地元の人しか知りえないような情報を聴くことができます。けっこう長い間ゆったりと過ごしました。そのあとは夜のビーチを歩きましたが、満天の星空に息をのみました。
島あっちぃの魅力6 早朝のビーチ散歩
ツアーでは朝が早く、6時30分の集合です。これはビーチで朝食をとるためで、まだ誰もいないようなビーチに向かって歩きながら集落の説明を聞きました。
集落をゆったりと歩きながら早朝のビーチに到着しました。ここではサンダルを脱いで裸足でビーチを歩くアーシングを体験しました。十分に水を吸い取ったビーチはとても固くて歩きやすかったです。また塩水が足についてちょうどよい冷たさでした。
キャンプ用の椅子を用意して、浜辺に座りながら、ガイドさんが用意したサンドイッチをいただきました。お茶を飲みながら、定期的に打ち寄せてくる波の音を聞きながら味わう朝食は最高でした。日も照りだしてきましたが、まだ早朝だったこともあり、そんなに暑くはありませんでした。
島あっちぃの魅力7 クラフトコーラ作り
民宿に戻って、次はクラフトコーラ作りを体験しました。クラフトコーラのことはこれまでも耳にしていましたが、実際に作ろうとは考えたことが無かったのです。ところが意外と簡単に作れることがわかりました。
ベースになるのはスパイスやハーブ類で、市販されている物です。それに沖縄独自のものを自由に入れて作ります。基本のレシピはありますが、自由に色々なハーブやスパイスを追加できるのが良かったです。
こうして完成したクラフトコーラは、参加者によって全部違います。自分で作ったペーストは持ち帰りができます。そして一杯だけ味見をしました。オリジナルコーラはやっぱりおいしかったです。
島あっちぃの魅力8 お見送り
クラフトコーラーづくりの後、3時間ほど2回目の自由時間がありました。昼食を食べた後、民宿で休憩してから最後に集まりアンケートに答えます。
そのあとひとりずつ今回のツアーの感想を言い合い、私は「1泊しかしていないのに島のことが詳しくわかり、島の集落のことも知ることができたことはすごかった」といいました。
船の時間に合わせて民宿を出ましたが、ここでも時間が少しあったので寄り道しながら港に向かいました。そして港で最後の見送りを受けて、帰りはフェリーで那覇に戻りました。
島あっちぃを利用すると1泊で島のことが見えてくる
1泊2日だけのツアーでしたが、参加者や地元の人と本当に親しくなれるツアーでした。そのためか本来なら意識することの無い島の集落の話なども聞けます。
渡嘉敷島は那覇から片道1時間で行ける島なので日帰りの人も多いですし、宿泊してもなかなか島の集落の話などは聞くことはできません。そういう意味でも、島あっちぃは沖縄の離島のことが良くわかるツアーなので、沖縄のことを詳しく知りたい人、地元の雰囲気をより味わいたい人におすすめです。
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万代正平
- 旅行が好きな旅人。日本国内は、北海道の網走、道東周辺から沖縄の八重山諸島・与那国島まで47都道府県すべて行ったことがあります。2020年2月までは毎年東南アジアに渡航しており、東南アジア10か国すべて訪問しました。海外では他にヨーロッパ(英国、ベルギー、アイルランド)アメリカ、中国、香港、マカオ、台湾、韓国への渡航経験があります。2020年春以降は、主に国内の旅行を中心に活動しています。