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青森の名物はこれ! 行って食べたいグルメ&買いたいお土産
本州の1番北に位置する青森県。日本海と太平洋に面した広大な土地を持っていることから、新鮮な海の幸と山の恵みが豊富です。
青森県を訪れたら、絶対に味わって欲しいのが、食の楽しみ。エリアによって特徴が分かれるため、どこに行っても魅力的な名物やグルメが数多く存在しています。
本記事では、青森の名物やグルメ、買うべきお土産を紹介します。
青森県を旅行する予定の人は、この記事を読むだけで、旅中の食べたいものが決まり、買いたいお土産が見つかるはず。青森旅行の際はぜひ参考にしてください。
目次
1. 青森の名物はこれ!
青森の名物としては、何が思い浮かびますか?
「青森=りんご」というイメージがついていますが、りんご以外にも名物はたくさんあるんです。
今回は、青森の名物を7個紹介します。
名物を知っておくだけで、旅の途中に食べたくなるメニューやお土産に買って帰りたくなるものが変わってきます。
りんご
<出典元:写真AC>
青森の名物といえば、やっぱりまずは「りんご」です。青森県はりんごの生産量が全国1位です。
産地のひとつである弘前市ではアップルパイも人気です。スーパーには数十種類以上のリンゴジュースが並び、りんごへの愛があふれている県といえるでしょう。
青森を旅行するなら、一度はりんごを使ったデザートやジュースを味わってみてください。
にんにく
<出典元:写真AC>
青森はニンニクの生産量も全国1位です。
青森のニンニクの特徴は、一片が大きく、身が引き締まっていること。スーパーや市場でも、ネットに入ったニンニクが大量に売られています。
いろんな料理にニンニクが入っているのも青森県の魅力のひとつ。ニンニク好きの人にはたまらないのではないでしょうか。
意外と知られていない青森の名物を、ぜひ食べてみてください。
いちご煮
<出典元:写真AC>
いちご煮とは、ウニとアワビが入った汁物のこと。青森県南部地方の郷土料理として有名です。
いちごという名前がついた理由は、いちご煮を盛り付けたとき、アワビのエキスによってスープが乳白色に濁り、ウニが朝露にかすむ野いちごに見えたからだそうです。
ウニとアワビをひとつのお椀で食べれるなんて、リッチな気分を味わえますね。魚市場の食堂などで食べられることが多いので、ぜひ試してみてください。
せんべい汁
<出典元:写真AC>
せんべい汁とは、肉や野菜などでダシをとったスープの中に、キノコや糸こんにゃく、せんべいを割り入れて作る鍋のこと。八戸市をはじめとした、青森県南東部から岩手県北部で昔から食べられている伝統料理のひとつです。
東北地方では、冷害が原因で米ができない時期があり、米の代わりの保存食としてせんべいが作られていました。
せんべいが汁を吸って柔らかくなり、独特の食感を出しており、旨みが詰まった一品です。
青森県の多くのお店で提供されているので、ぜひ食べてみてください。
イカメンチ
<出典元:写真AC>
イカメンチとは、イカの足(ゲソ)を叩いてミンチにし、細かく切った野菜とまとめて揚げた食べ物です。
津軽弁では「イガメンチ」とも呼ばれ、津軽の伝統料理として愛されています。
イカメンチに使われるイカの足は普段は捨てる部位で、まとめて揚げる野菜も野菜くずを使うそうです。食べ物を余すことなく使っており、戦後直後の食べ物を大切にする食文化が受け継がれているといえるでしょう。
十和田バラ焼き
<出典元:写真AC>
十和田のバラ焼きは、青森県十和田市のB級グルメです。
バラ焼きとは、その名のとおり、牛や豚のバラ肉を鉄板で焼いた料理のこと。
発祥は、青森県にある三沢米軍基地の前にあった屋台といわれています。その後十和田のバラ焼きは、十和田市の各地に広まり、B級グルメ、青森の名物として全国的に有名になりました。
醤油ベースの甘辛いタレにバラ肉と大量のタマネギが絡み、ご飯が進みます。
南部せんべい
<出典元:写真AC>
南部せんべいの「南部」は、江戸時代の南部氏が統治していた地域を指します。
つまり南部せんべいとは、青森県八戸地方から岩手県北地方にかけて食べられるせんべいのこと。
小麦粉と塩、水だけで作られたシンプルな味付けが特徴です。青森名物のせんべい汁に使われているのも、この南部せんべいのひとつで、米の少ない地域の保存食として重宝されていました。
青森の歴史を感じられる南部せんべいを、ぜひ食べてみてください。
2. 青森のグルメならまずはこのお店をチェック!
山と海に囲まれた青森県では、海の幸と山の幸の両方が味わえます。ここでは、青森の名物グルメが味わえるスポットを4つ紹介しましょう。
その日の雰囲気や一緒に旅する人に合わせて、お店を選んでみてください。
お食事処おさない
青森の新鮮なホタテを味わいたい人は、青森県の青森市にある「お食事処おさない」に行ってみましょう。
実は青森県はホタテの生産量が北海道に次ぐ2位にランクインしています。
「お食事処おさない」で食べられる名物グルメはホタテの貝焼き味噌! ふわふわ卵とたくさんのホタテが優しい味を作り、中心のウニの味を際立たせています。ホタテ料理以外にも、新鮮なお刺身やおいしい定食を多数取り揃えているため、青森県の海の幸を存分に味わえるでしょう。
- 住所:青森県青森市新町1丁目1-17 1F
- 関連サイト:お食事処おさない(食べログ)
みなと食堂
「みなと食堂」は、青森県の八戸市にある、行列のできる人気店です。
趣のある店構えや、店内の手書きのメニューは、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
営業時間は早朝から午後まで。開店前に行ってもお客さんがすでに待っているほどで、ランチタイムには長蛇の列も覚悟しておきましょう。
みなと食堂で食べておきたい名物グルメは平目漬け丼。ニンニクの効いたタレが新鮮な平目に絡み、ご飯が進みます。青森の名物「せんべい汁」もセットで頼めるので、青森グルメを味わいたい人は、ぜひ食べてみてください。
- 住所:青森県八戸市大字湊町字久保45-1
- 関連サイト:みなと食堂(食べログ)
司 バラ焼き大衆食堂
「司 バラ焼き大衆食堂」は、青森名物の十和田バラ焼きを自分で焼いて食べられるお店です。
十和田市内の店舗の中でも「バラ焼き」専門店はここだけ。ランチで食べるのも良いですし、お酒と一緒に夜ごはんとして楽しむのもおすすめです。
バラ焼きを注文すると、中心に豚バラ肉が積まれ玉ねぎが並べられた大きな鉄板が登場します。鉄板の上でどんどんおいしそうに焼き上がる様子を見るだけでお腹が空いてきます。青森のB級グルメを楽しみたい人は、「司 バラ焼き大衆食堂」に行ってみてください。
- 住所:青森県十和田市稲生町15-41
- 公式サイト:司 バラ焼き大衆食堂
ル・ショコラ
青森県弘前市にある「ル・ショコラ」には、レベルの高いアップルパイが。店内に入ると、ショーケースにはおいしそうなケーキが並びます。その中でも特に目を引くのがアップルパイです。
「ル・ショコラ」のアップルパイはりんごの酸味とふんわり感じるシナモンの風味、サクサクのパイ生地の相性が抜群です。
店内にはイートインがあり、お店でゆったり過ごすこともできます。天気の良い日は、近くにある弘前公園でピクニックするのもおすすめです。
アップルパイの激戦区といわれる弘前市でも人気の絶えない「ル・ショコラ」のアップルパイはぜひ食べてみてください。
- 住所:青森県弘前市徒町17-1
- 公式サイト:ル・ショコラ
3. 青森で買いたいお土産
最後に、青森で買っておきたい定番のお土産を紹介します。
青森県はりんご以外の名物がたくさんあるため、地域ごとの特徴的な文化を伝えられるお土産を買ってみるのもおすすめです。
青森ならではのソウルフードや、伝統的なお菓子、インパクトを与えられそうな特徴的な食べ物など、渡す相手に合わせて選んでみると良いでしょう。
気になるリンゴ(ラグノオ)
「気になるリンゴ」は、青森のお土産としてトップレベルに人気の商品です。
人気の秘密は、インパクトのある見た目。
気になるリンゴは、青森県産のりんごの品種のひとつ「ふじ」丸ごと1個使っています。りんごの食感を残すために、りんごを煮詰めずにそのままパイ生地に包んでおり、フルーツのりんごとアップルパイのおいしさをまとめて味わえる一品です。
お土産として相手を驚かせることもできるので、相手の反応を見たい人はラグノオの気になるリンゴをぜひ選んでみてください。
いちご煮缶(味の加久の屋)
ウニとアワビが入ったスープ「いちご煮」を、お土産として持ち帰ることも可能です。味の加久の屋では、いちご煮を缶に詰めて販売しています。
缶を開けると、海の香りがあふれてきて、青森を思い出すことができますよ。いちご煮缶は、そのままスープとしても飲めますが、炊き込みご飯にしたりアレンジを加えた別料理を作ったりといろんな楽しみ方ができます。
ただ、高級食材を使ったいちご煮缶は、いちごという可愛い名前にもかかわらず、あまり可愛くない価格をしているのが特徴的。
ちょっと豪華なお土産を探している人・お土産で相手をびっくりさせたい人は、味の加久の屋で販売している元祖いちご煮缶を購入してみてください。
たわわ(おきな屋)
「たわわ」とは、青森が発祥の和風アップルパイです。バターがたっぷり染み込んだパイ生地に、りんごをサンドしたお菓子は、りんごの旨みを凝縮しています。
平成9年に行われた第21回全国育樹祭では、皇太子殿下への献上品として選ばれ、青森を代表する高級菓子として有名です。
たわわを購入したい人は、青森県内にある「おきな屋」に行ってみてください。おきな屋は大正7年に青森で創業開始した老舗の店舗。たわわはもちろん、青森のお土産が多数揃っているので、まとめてお土産を選んでみるのもおすすめです。
味噌カレー牛乳ラーメン(高砂食品)
「味噌カレー牛乳ラーメン」とは、味噌がベースになったカレー粉と牛乳が入ったスープに、バターともやし、メンマとわかめがトッピングされたラーメンです。
味噌カレー牛乳ラーメンは2回に分けて青森の生活に溶け込んでいます。
1回目の普及は昭和43年ごろ。札幌でラーメン店を営業していた佐藤清氏(故人)が、青森でラーメン店を開いた際に味噌カレー牛乳ラーメンがヒットしたといわれています。
2回目は昭和50年ごろ。ラーメンにいろいろな具材を組み合わせる方法が中高生の間で流行し、その中で生まれました。
味噌に牛乳のコクが加わり、カレー粉のアレンジが入ったラーメンは、青森のソウルフードとして浸透しました。
青森の町中でも食べれますし、お土産として家族に作ってあげるのも良いでしょう。
お土産に買いたい人は、高砂食品の味噌カレー牛乳ラーメンがおすすめです。
4. まとめ
今回は、青森県の名物にはどんなものがあるか、グルメ、お店やお土産なども交えて紹介しました。
りんごだけでなく、いちご煮、せんべい汁、イカメンチ、十和田バラ焼きなど魅力的な名物がたくさんあります。青森に行ったらぜひ食べてみてください。いいお土産もきっと見つかるはずです。
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