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【モスクワ】年2回開催!民芸品イベントに行ってみよう!
こんにちは!モスクワ在住のチェブラーシカです。
今回は、モスクワに来たことがある人で、民芸品もマトリョーシカ以外にどんなものがあるかを少し知っていて、ロシア語が少し分かって、現地の人と交流したいなあと思っているような人向けのイベントを紹介します。
目次
イベント開催時期
毎年、冬(12月)と春(3月)に、エキスポセンター(東京でいうビックサイトみたいなところ)で、民芸品の展示販売のイベントが行われます。
2022年は、12月14日から18日までの5日間行われました。そして、イベント会場をうろうろ歩いていると、すでに、次回の3月のイベントと12月のイベントのポスターもありました。気が早いですが、旅行者にとっては、予定が立てやすいかもしれません。
<2023年3月1日から5日まで>
<2023年12月13日から17日まで>
イベント会場
エキスポセンターは地下鉄駅から直結まではいきませんが、地下鉄駅前のものすごく便利なところにあります。しかも、お隣はあのモスクワシティです。
<近すぎて、モスクワシティの全景がおさまりません>
モスクワシティと合わせて、観光を計画してみてもいいかもしれません。
- 住所:Krasnopresnenskaya Naberezhnaya, 14, Moscow, 123100
- TEL:88007073799
- 最寄り駅:Выставочная(ヴィースタヴァチナヤ)駅(4A号線・水色の地下鉄)、Деловой центр(デラヴォーイ・ツェントル)駅(8A号線・黄色の地下鉄、11A号線・青緑色の地下鉄・大環状線)
- 公式サイト:エキスポセンター
初日は、12時にオープンします。私は5分前に着きましたが、この行列でした。
開場は予定通り12時に行われ、5分後には中に入ることができました。中に入る前に必ず荷物検査があります。リュックサックの人は空港の検査のように赤外線で荷物をチェックします。小さいかばんの人は左の入り口から入るように言われ、かばんを開けて見せるだけでした。
次はコートを預けるクロークです。何か所かクロークがあるので、近いところの行列がすごい場合はそのまま歩いて行き、次のクロークに預けるとスムーズです。
12時10分にはコートを預け終えました。中には、コートを預けずに自分で持ってイベント会場に行く人もいました。
イベント会場の内容
6つのホールを利用していて、3つのホールは、全国から集めた民芸品のお店や体験コーナー、2つのホールは、地元の人たちに密着した生活用品や食料品のコーナー、1つのホールは展覧会場となっています。
何も買わず一通りお店を見ると、だいたい1時間半かかりました。黙々とせっせと見て1時間半なので、初めて見るものに興奮したり、店員さんと話したりなどしたらもっと時間がかかると思います。
民芸品コーナー
民芸品コーナーは、モスクワから遠いカレリア共和国、
アルハンゲリスク、タタールスタン共和国、
サハ共和国、カルムイク共和国、ブリヤート共和国、カムチャッカなど、北方やシベリアの方からも出店しています。
なかなか行くのが難しい地域の民芸品をモスクワで買うことができます。しかし、現地で買うからこそ感動するとか愛着がわくなどという考えもあると思うので、万人受けするかどうかは分かりません。
遠い地域だけでなく、グジェリ、ホフロマ、ジョストヴォ、パブロフスキー・パサードのプラトーク、セルギエフ・パサードのマトリョーシカ、ドゥリョーヴォの食器など、モスクワ近郊の民芸品も売られています。
私は展覧会のように各地の民芸品を見て楽しみました。特に印象に残っているものを紹介します。
<蜜蠟>
民族衣装を着て、何かを作っている人もいました。
他の場所では糸車を動かしている人もいました。売り子さんが民族衣装を着ているお店もあります。
フェルトで作られたワーレンキというブーツ、
民族衣装のお店もありました。
また、体験コーナーもあります。
地元民で賑わうコーナー
私が一番楽しかったのは、モスクワに住む人々が毎回楽しみにしていて、とても賑わっている食料品と日用品のコーナーです。
食料品コーナーは、魚の燻製、蜂蜜、ハム、チーズ、ピロシキ、森で採れたキノコやベリー類、お菓子などが売られています。
シベリアの方からこのために運んできたものもあるので、モスクワっ子にとっては日持ちがするものをイベントの度にまとめ買いしています。モスクワっ子にどういうものが人気で、どうやって買っているのかを垣間見られるチャンスです。スーパーとはまた違ったやりとりが繰り広げられています。旅行者の場合は、ハムなど日本に持ち込めない食品もあるので、現地で食べきるつもりで購入するのといいでしょう。
日用品も個人のデザイナーがデザインした洋服やバッグなどが売られています。私の個人的なおすすめは、木の窓枠の写真を撮っているイワンさんのカレンダーや窓枠の模型です。
展覧会コーナー
初日の12時10分過ぎに行きましたが、まだ展示の準備中でした。
準備をしている最中に展示を見ましたが、ここはオープン直後に行くよりも少ししてから行った方がよさそうです。
まとめ
初めてのモスクワでこのイベントに参加するとどこから見たらいいのか途方に暮れると思います。なので、何回かモスクワに来たことがあり、ロシア語が少し分かり、そして現地の人たちと触れ合いたい人におすすめです。
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チェブラーシカ
- 高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。