公開日： 2023.02.09

最終更新日： 2023.02.09

これぞ沖縄の離島だ！久米島の外せない観光・絶景スポットをめぐろう

珊瑚礁の青い海が広がる沖縄は非日常を味わうのにもってこいの一大リゾートアイランド。

とくに近年は観光客に人気が高く、一度は沖縄本島を訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのは沖縄の離島、久米島です。もちろん沖縄本島でも十分過ぎるくらいに海も綺麗ですが、一足伸ばせばさらに美しい海が待っているのです。

絶景スポット目白押しの久米島をご紹介いたしましょう。

絶景のハテの浜

沖縄本島から西へ100km離れた久米島。船なら那覇・泊港から3時間30分、飛行機であれば那覇空港からわずか30分で辿り着ける離島です。沖縄本島からであれば日帰りで遊びに行くことも可能な久米島の海は沖縄の中でも1.2を争う美しさを誇るともいわれています。

その久米島を代表するスポットとして知られるのが「ハテの浜」。東洋一の絶景ともいわれる、エメラルドグリーンの海に囲まれた全長7kmにも及ぶ砂州です。久米島を案内する観光ガイド本には必ずといってもいいほど、ハテの浜の写真が大きく載っています。久米島に来たのなら必ず足を運びたいスポットでもあります。

ハテの浜へは船でしかアクセスできません。渡し船のように送り迎えだけしてくれるような船もあれば、ツアーとしてさまざまなアクティビティ込みで参加できるものもあったりと、ハテの浜の楽しみ方は様々ですので滞在時間なども考慮しながら事前によく確認しておきましょう。

ハテの浜への船は泊フィッシャリーナという船着き場から出航します。わずか20分ほどの乗船ですが、ハテの浜へと向かう海でもその美しさには舌を巻くはず。途中ではウミガメと遭遇することもあるかも・・・。

ハテの浜へ渡ってしまえば、そこはまるで天国のような光景が広がっています。どこまでも続く、真っ白い砂と透き通ったエメラルドグリーンの海。ただただ歩くもよし、泳ぐも良し、思い思いにハテの浜の時間を過ごしてみましょう。ここでの体験は間違いなく久米島のハイライトになりますので、たっぷりと時間を取ることを推奨します！

ハテの浜

住所：沖縄県島尻郡久米島町
アクセス：久米島空港から泊フィッシャリーナまで車で約20分、泊フィッシャリーナから船で約20分

海だけじゃない久米島の自然

久米島の魅力は海だけではありません。久米島は海あり、山ありの自然豊かな島で様々な景観を楽しめます。

「五枝の松」は久米島、そして沖縄を代表する銘木です。樹齢が250年を超えるというリュウキュウマツで、枝が上に伸びずに地を這うように広がっています。上に伸びていないとはいえその高さは6mもあり、幹のまわりは4m、250平方mもの面積に渡って枝が地面を覆っています。波打つように伸びる枝は根元から見ることもできますのでぜひそのスケールの大きさを味わってみましょう。

またこの五枝の松周辺は固有種であるクメジマボタルの生息地でもあり、毎年5月上旬の見頃にはホタルの乱舞が見られます。

五枝の松

住所：沖縄県島尻郡久米島町上江洲
アクセス：久米島空港から車で約10分

「ミーフガー」は久米島のパワースポットともされる景勝地。ちなみにミーフガーとは沖縄の言葉で女岩のこと。勘のいい方ならこの岩の形を見ればその意味がお分かりかもしれませんが、子宝に恵まれない女性がこの岩を拝めばご利益があるとされています。

ミーフガー

住所：沖縄県島尻郡久米島町仲村渠
アクセス：久米島空港から車で約15分

「畳石」は亀の甲羅のように規則的な形をした岩が砂浜にズラリと並ぶ絶景スポット。この石の正体は6500万年前の火山活動で形成された「柱状節理」というから意外。隆起サンゴ礁の島が多い沖縄の島々において、久米島は地質学的には火成岩からなる火山島とされているのです。

畳石

住所：沖縄県島尻郡久米島町奥武170
アクセス：久米島空港から車で約20分

眺めを楽しもう！絶景スポットも多数

標高310m、久米島の最高峰の宇江城岳。ここには沖縄県内でもっとも高い位置に築かれたグスク「宇江城城跡（うえぐすくじょうあと）」があるのです。マチュピチュを彷彿とさせる天空のグスクからはぐるり360度の大パノラマが待っています。その眺めの良さは間違いなく久米島ナンバーワン！

昼間は久米島全域を一望するスポットに、夕方は水平線に沈む太陽を眺めるのにも良し、そして夜は満点の星空を間近に感じる天然のプラネタリウムにと、訪れる時間を変えれば何度も楽しめるスポットです。

宇江城城跡

住所：沖縄県島尻郡久米島町宇江城
アクセス：久米島空港から車で約25分

久米島を周回する道路沿いにも手軽に絶景を楽しめるスポットもあります。それが「比屋定バンタ」です。バンタとは沖縄の言葉で崖を意味し、標高200mの高台にある展望台からは宇江城城跡と負けず劣らずの絶景が楽しめます。ドライブルート沿いということもあり、展望台やトイレに休憩施設もあるのでフラっと立ち寄るのにも最適です。

比屋定バンタ

住所：沖縄県島尻郡久米島町
アクセス：久米島空港から車で約15分

また、比屋定バンタから東へと周回道路を走ればほどなく見えてくるのが「てぃーだ橋・つむぎ橋」というふたつの大きな橋。

かつてはこの橋の下を過酷な峠道が走っていましたが、それを回避するために2013年に開通した新しい道なのです。このてぃーだ橋・つむぎ橋は下りで走ってください。まずは橋へのアプローチはまるで海へ飛び込んで行くかのように感じ、橋の上は海の上を富んでいるかのようにドライブを楽しめるのです。

基本的に久米島のドライブは時計回りで走ればさまざまな絶景スポットを綺麗にまわれますので頭に入れておきましょう。

てぃーだ橋・つむぎ橋

住所：沖縄県島尻郡久米島町真謝
アクセス：久米島空港から車で約20分

現地ガイドと楽しみたいアクティビティ

沖縄県内には観光もできる鍾乳洞がいくつか知られていますが、ここ久米島にも鍾乳洞があります。その名も「ヤジャーガマ」と呼ばれる鍾乳洞は、県内の他の鍾乳洞と違い、手つかずのままの状態なのです。洞内は照明もなく、整備されているのは鍾乳洞入口にいたる歩道くらいなのです。

そのため、地元観光協会では現地ガイドとともに洞内を探検するツアーを設定していますのでこれに参加してヤジャーガマを探検してみてください。神秘的な光景と、いまだに久米島に残る沖縄の風習など印象的な探検になることでしょう。

ヤジャーガマ

住所：沖縄県島尻郡久米島町仲地
アクセス：久米島空港から車で約5分
関連サイト：久米島町観光協会

独自の生態系を持つ久米島の一端を味わいたいなら、「久米島ホタル館」のナイトツアーをおすすめします。固有種のクメジマボタルが発生するタイミングであればホタル観賞ツアーとなりますし、それ以外の時期でも通年で多種多様な生物を観察するナイトツアーが開催されています。名物館長がガイドする夜の久米島の森にはいったいどんな生き物たちが住んでいるのか！？ぜひその目で確かめてみてください。ツアーを通して現代の我々の生活を見つめなおす機会になるかも・・・。