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アメ人を虜にするあの味が、スナック売り場を埋め尽くす!
アメリカに最初に来た時(25年以上も前)、その辺にある普通のスーパーマーケットがとてつもなく大きくて、さらに見たことのない商品がキレイにいーっぱい並んでいるものだから、まるで遊園地に来た子どものように気持ちがはしゃいでしまったのを今でもよく覚えています。特にスナック菓子はアメリカらしい派手なパッケージ、特大サイズ、食べたことのないフレーバーなど、見ているだけでなんだか興奮、どれもこれも魅力的で抱え切れないほど買い込んでしまった記憶もあります。そんなスーパーのスナック売り場が最近、「ある味」で埋め尽くされています。それが「チリライム」フレーバー。
目次
実はお馴染みのフレーバー
このフレーバーのチップス類は特に最近登場したわけではなく、「塩味」「BBQ味」「チェダーチーズ味」「サワークリームオニオン味」などと並んで定番の一つ。でもそう、数あるフレーバーの中の一つとしてあっただけの印象だったのですが、それがなぜかこのところ、じわりじわりとその領域を広げてきているように感じます。しかも、辛さの度合いがエスカレートしているのです。とにかく見た目のインパクトがすごく、チリスパイスで真っ赤っか、まるで調味料をそのまま食べているくらい、パウダーがたっぷりついています。もう見ただけで、口の中がうるおってしまいそうです。
「チリライム」調味料の使い方
もともとこの「チリライム」のスパイスは、メキシコ料理によく使われています。サルサやワカモレ(アボガドのサルサ)に使われていたり、メキシコ人の大好物バターたっぷりの焼きとうもろこしにかかっていたり、さらにはソルティードックの塩のようにグラスの周りにつけてドリンクやカクテルと一緒に飲んでいるのもよく目にします。「Tajin(タヒン)」というメーカーのものがとても有名で、トレダージョーからも出ているので、比較的簡単に手に入ります。ステーキに、サラダに、何にかけても合うので、私も大好きな味。メキシコ人の人たちは、アップルやマンゴなどのフルーツに振りかけて食べたりもします。
スナックの食べ比べ
私も大好きなので、この「チリライム」フレーバーのスナックをいくつか、食べ比べをしてみることにしました。
ドリトス DINAMITA
「DINAMITA」というのはスペイン語で、ダイナマイト(爆薬)のこと。もう名前からして恐ろしい響きです。トルティアベースのチップスをくるんとロールに丸めてあるのが特徴で、硬い食べ応えと食べやすさが気に入りました。
- 辛さ:★★★★★
- 酸味:★★★★
ドリトス FLAMAS
こちらもスペイン語が出てきました。「FLAMAS」というのは、「燃えている」という意味なのだそう。チップスに真っ赤にパウダーが敷き詰められていて、口にしてみると本当に口から火を吹くほどの辛さ。「DINAMITA」のはるか上をいきます。
- 辛さ:★★★★★★
- 酸味:★★★★★
サブリトーンズ
メキシコでとってもポピュラーなスナック菓子のチリライム味。YouTubeにもどなたかが「これまで食べた中で一番最低のスナック」というレビュー動画を上げていましたが、正直同感。辛さも酸味も薄く、味にコクも感じられず、残念なお味でした。
- 辛さ:★
- 酸味:★
プリングルス
いろんな味が楽しめるプリングルスにも、このフレーバーが登場。見た目のインパクトはドリトスのシリーズに比べるとなかったものの、食してみると、思ったよりもピリッと辛さが際立つ驚きが。プリングルスの外さない、安定した美味しさが◯。
- 辛さ:★★★★★
- 酸味:★★★
日本でも食べられる!
調べたら日本でもカルビーから「チリライム」味のチップスが登場していますね。でもきっと日本人の舌に合わせて少し上品な味わいで、アメリカのパンチの利いた味とはちょっと違うのかもしれません(次回帰国の際に、ぜひ食べてみたいです)。
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SOLO
- ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて20年前に単身渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、新しいレストラン巡り、パーティー好き。最近の趣味は30年ぶりに始めたサクソフォーン。