マナリはインドの軽井沢?真夏に楽しむ絶好のアドベンチャー

マナリ インド

こんにちは、田澤ともきです。

今年は世界各地で異常気象が発生しているそうですが、毎年猛暑の4月から5月のニューデリーでは記録的な暑さでした。120年ぶりに45度を超える熱風が連日続き、水不足と熱中症が起こっていました。

普段はこの季節になると、涼しさを求めて海外に旅行するインド人が、国際線空港の出発ロビーを埋め尽くすのですが、今年はもっぱら国内ですごす家族連れやカップルが多いです。

その中でも、ダントツに人気のある避暑地、インドの軽井沢、マナリという街を紹介します。

目次

マナリってどこにあるの?行き方は?

マナリ

マナリという街は標高2,050mで、ちょうど八ヶ岳のふもと同じぐらいの標高です。ヒマーチャルプラディッシュ州という州に属しています。

マナリは、ダラムサラやシムラーと共に「夏のインド三大リゾート地」になっており、西インド、北インドの猛暑を逃れてインド人が訪れる場所です。

デリー市内からの行き方は、断然バスか、車を借り切って行くのがおすすめです。デリーからは、1時間に1本の高速バスがでています。私達の乗ったバスは「Zingbus」というローカルツアーバスです。

バス

車を借り切っていくときは、そのまま市内観光をお任せすることになるのですが、土地勘のあるドライバーさんが必要です。「誰でも運転できる場所ではない」ほど山道は上級テクニックが必要です。

今回は、車でいくことも検討しましたが、高速バス+現地ドライバーを2日間レンタルというプランにしました。

空港で一番近いのはダラムサラになりますが、ここからマナリへの道路は非常に危険な道もあります。電車も調べましたが乗り換えがある上に、かなり時間がかかるのでこの方法で行くことにしました。

クルマナリ空港という空港もありますが、現在はコロナの影響で便がありません。(2022年7/15日現在)

山道を走りますので、予約の際は前の方の席をおすすめします。

マナリの気温は?インドではどういう所なの?

マナリ

5月の気温をニューデリーと比較すると、最高気温の平均値が40度のデリーに対し、マナリは平均25度!夜は雨、または降雪もある場所もあるのだとか。目の前にはヒマラヤ山脈が広がり、マナリの宿泊場所には川が流れています。

夜は16度ぐらいまで探るため、真夏でも夜はジャケットが必要です。私達はちょうど5月中旬に訪れましたが、夜は雨が降り朝すみきった空気が気持ちいい毎日でした。

山歩きですのでシューズは歩きやすいトレッキング用のものがいいでしょう。

マナリという街はヒンドゥー教の「マヌ法典」と呼ばれる神話にでてくる神様が洪水の後に降り立った場所とされており、また地理的にチベットからの移民も多く街には立派なチベット寺院もあります。

マナリといえば、インドらしくないこんなものもあります!

トラウトサーモン

マナリは、もともと小さな村でパル王朝という王国で、王が1846年まで支配していました。その後イギリスの植民地となったマナリは、イギリス人の避暑地として建物や制度ができました。

1947年に独立後、ヒマーチャルプラディッシュ州は観光に力を入れています。地酒ならぬ地元でとれたフルーツワインやローカルフードなど、きれいな川に生息すると言われているトラウトサーモン(鱒)料理も食べられます。

食べ物は、チベット料理、インド料理の他、意外に多く感じたのは中華料理です。チベット系の旅行者も多いことから中華のお店が豊富にあります。

また、繁華街のモールロードではお土産屋さんと飲食店が立ち並び、そのすぐ隣にはチベタンマーケットがありますので、食べ物や買い物は困ることがありません。

写真はトラウトサーモンと湯で野菜のソテー。ここはお酒も飲めて、日本の方にはおすすめのレストランです。

The Corner House Restaurant & Bar

住所:Model Town Road, Mall Rd, Siyal, Manali, Himachal Pradesh 175131

行き方 

モールロードの一番北側(タクシーロータリーがある方)を背にして、右がわの角にあります。2階に看板が掲げられています。

南側からくると少し奥まっているので、近くで見つけられない場合はお土産屋さんに聞くといいですよ。絶妙な焼き加減のトラウトサーモンが美味しかったです。

メニュー

洋食やインド料理、イタリアンがあります。アルコールもOK。ワインやクラフトビールが楽しめます。平均コストはディナー2人で約2,500~3,000ルピー(2022年5月現在)

おすすめ

トラウトサーモンのソテー

マナリに行ったら、ぜひやってほしいアドベンチャー

マナリ

私達は、マナリの目的は温泉でも山登りでもなく、アドベンチャーを楽しみたいと思っていました。インド人が大はしゃぎをするアドベンチャーの数々が楽しめます。

川下り

冬は氷点下まで下がるマナリの川の水は、5月とはいえ冷たくて気持ちがいいです。リバーラフティングは、リシケシでも可能ですが、グループやカップルでたくさんのルートを楽しめます。

スキー、スノボ、おしり滑り

マナリ

12~2月はウインタースポーツが楽しめるマナリ。スキースノボはもちろん、マナリには立派なスキー場もあります。渓谷がいたるところにあり、夏も冬も楽しめるようなレジャーがそろっています。

6月頃まで雪がのこっていて、山のふもとではレンタルのスキーウェアと長靴を貸してくれます(有料)インドにいるとは思えない雪の回廊も作られており、いつも観光客でにぎわっているのだとか。

また、そんな寒いところで食べるマギー(インドの汁なしインスタントラーメン)は格別に美味しく感じます。

大人も子供もおおはしゃぎですので、おしり滑りでも十分に楽しめます。童心に返って遊んでみてはいかがでしょうか。

ハンググライダー

専門のドライバーが一緒に飛んでくれるので、まったく初心者でも子供でも乗る事ができます。上空50mほど下に降りた渓谷に着地し、乗っている場所までジープで連れていってくれます。

希望すると、ポータブルカメラと自撮り棒をもたされ撮影もできます(1回500ルピー)予約は非常にアナログで、インド人が大勢いるためガイドさんなどに頼みましょう。

ドライバーさんは、言葉の問題であまり説明がないままフライトする可能性があるため、その辺もガイドさんの交渉力のみせどころです。(インドはなんでも交渉術が必要。)

寒いのでスノーウェアを着てフライトすることをおすすめします。

マナリはインドの軽井沢!真夏に楽しむ絶好のアドベンチャー まとめ

マナリ

マナリの観光サービスは、主に国(州)が取りまとめをしているため、観光料金やレジャーの料金がほとんど統一されています。そのため、値引きの交渉などはあまりできないように見受けられます。

そのかわり、どこも良心的な価格で、レジャー費用だけで5,000ルピーあれば大人は十分に楽しめるでしょう。マナリは他にも温泉やチベット寺院など見所も豊富にあります。

レー、ラダックにもアクセスできるため、マナリを経由していってみることもできます。マナリを訪れたら7日以上の滞在でかなり楽しめるはず。ぜひお試しください。

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田澤ともき

アーユルヴェーダがきっかけでインド在住。ハイテクから古代伝統まで、100人100色楽しめますよ。インドならではの出来事や、インド生活についてお届けします。

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