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日本全国約3,500社、えびす神社の総本山!「西宮神社」で福をあやかろう。
みなさんはお正月、一番福を目指し、境内をものすごい勢いで走る人たちを見たことはありませんか?大勢が 競争し参拝をする「福男選び」が行われているのがここ、西宮神社(にしのみやじんじゃ)です。今回はその福がいっぱいの兵庫県西宮市にある西宮神社についてご紹介したいと思います。
いったいどんな場所なのか、みなさん一緒に見ていきましょう!!
目次
西宮神社へのアクセス
- 住所:兵庫県西宮市社家町1-17
- 電話番号:0798‐33‐0321
- 開館時間:5:00~18:00
- 定休日:なし
電車の場合
- 阪神電車・本線「西宮駅」南口より南西へ徒歩約5分
- JR神戸線「さくら夙川駅」より南東へ徒歩約15分
- JR神戸線「西宮駅」より南西へ徒歩約15分
- 阪急電車・神戸線「夙川駅」より南東へ徒歩約15分
駐車場
約100台駐車可ですが、祭事などの関係で使用できない日もあります。
西宮神社とは
西宮神社は、別名「西宮えびす」と呼ばれ親しまれ、全国に約3,500あると言われている福の神「えびす様」の総本山として知られています。ちなみに、日本三大えびすは、ここ「西宮神社」、京都の「京都ゑびす神社」、大阪の「今宮戎神社」と関西に集まっているので、三大えびす巡りもできちゃいますね!
さて、この「西宮神社」、創建された時期は正式には不明ですが、「平安時代」以前ではないかと言われています。毎年お正月に行われる十日えびすには、商売繁盛や家内安全を願う人たちが全国から訪れ、その規模は100万人を超えるそうです!
あの「福男選び」もこの十日えびすで行われます。
さて、西宮神社の起源ですが、公式サイトによると『西宮のえびす様は、古くは茅渟の海(ちぬのうみ)と云われた大阪湾の、神戸・和田岬の沖より出現された御神像を、西宮・鳴尾の漁師がお祀りしていましたが、御神託によりそこから西の方、この西宮にお遷し、祭られたのが起源と伝えられております。』とあります。漁業や商売が盛んだった関西だからこそ、このえびす様を人々は大切にし、そして、大人気になったのかもしれませんね。
西宮神社内を巡ろう
では早速、西宮神社の中へ入ってみましょう。いくつか入場可能な門があるのですが、やはり一番おすすめしたいのは、あの「福男選び」がスタートされるこちらの通称「赤門」と呼ばれる「表大門」です。全体が赤く塗られていることから赤門の名で親しまれています。門は2本の円柱を本柱、4本の角柱を控柱とする「四脚門」で建築されています。
ここからあの大勢の人達が一番福を目指して競争するんです!
そこを抜けると大通りの喧騒がウソのような静けさと木漏れ日に癒される道が続きます。
境内は広いのでマップを確認しておくといいですね
しばらく自然の中を散歩すると、目の前に大きな鳥居が現れます。
しかもこの鳥居、よく見る鳥居と違うんです。そうです、色が赤ではなく、茶色なんです。
珍しさももちろんありますが、どこか細身のシルエットも美しさをより際立たせます。
鳥居を抜けると右手には手水舎があります。
手を清めたら次に見えるのが本殿です。
祭神は「えびす大神」「天照大御神」「大国主大神」「須佐之男大神」。商売繁盛・家内安全・大漁を祈願する神様で、全国から参拝する人々は絶えることがありません。
もちろん各種ご祈祷も受け付けています。
力強い狛犬様も威風堂々です。
本殿以外の末社にもご利益がたくさん
さて、本殿でお参りしたからといってまだ終わりではありません。西宮神社内にはたくさんの末社があります。末社とは、本殿(本社)に深いゆかりや関係を持つ神社のことです。
本殿から近い順に順番にご紹介しますので、祈願が必要な神様には、ぜひ祈りを捧げに向かってみてくださいね。
「炎産霊神社(ほむすびじんじゃ)」は愛宕さまとして親しまれている炎の神様です。火災除けの家内安全の守護神です。
「百太夫神社(ひゃくだゆうじんじゃ)」はえびす人形を操る傀儡子の祖神で、芸能や、人形が厄を祓うことから子どもの守り神として信仰されています。
「六甲山神社」は六甲山の山頂にある石宝殿の分霊社で祭神は菊理姫命です。くくり姫の名から結びの神様として縁結びや商談のご利益があると信仰されています。
「大国主西神社(おおくにぬしにしじんじゃ)」国造りをされた神様をお祀りし、だいこく様は縁結びや農業の神様として信仰されています。
「神明神社(しんめいじんじゃ)」はお稲荷様を祀ることから、五穀豊穣、諸願成就の神様として信仰されています。鳥居が何重も重なる姿で「稲荷神社」を連想される方はきっと多いでしょうね。
「松尾神社」は酒造繁栄を祈願し地元の酒造家により勧請されました。醸造はもちろん航海安全も信仰されています。
末社を巡りながら歩いていると池があります。そしてその池には橋が架かっており、渡ることができます。その中にも末社があります。
「市杵島神社(いちきしまじんじゃ)」は琵琶を持つ七福神の弁天様と親しまれている水の神様をお祀りし、財運、金運、才覚の神として祀られています。
「宇賀魂神社(うかのみたまじんじゃ)」は稲に宿る精霊を神格化した神様で、五穀豊穣、諸願成就の神として信仰されています。
「沖恵美酒神社(おきのえびすじんじゃ)」は荒えびす様と親しまれ、勝負の神、健康の神として信仰されています。
絵馬は、勝負ごとが近くある人には勇気を与えてくれそうな力強さがありますね!
いかがでしたか?こんなにたくさん巡れない!と心配されるかもしれませんが、末社同士は隣接してあるものが多く、所要時間にすると30分ほどですので、ぜひ一つひとつをゆっくりと、じっくりと祈りを捧げてみてくださいね!
そして疲れたら、茶店がありますので、美しい庭と色とりどりの鯉に癒されながら、休憩をしてください。きっとどこか少し日常の喧騒を忘れて、身も心もリフレッシュできますよ。
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まえてぃー
- 元ノリノリ世界史教師。教科書に載ってたり載ってなかったりする世界の歴史ポイントをご紹介。旅のついでにそのロマン溢れた世界をご堪能ください。