興奮と感動よりも「ニヤニヤが止まらない」。初挑戦で初的中!?笑いあり冷や汗ありの「平塚競輪」をオモシロ解説【PR】

平塚競輪

ときに非日常のお仕事が降ってくるライターというお仕事。今回は、後にも先にも(いや、あるかも?)自分が踏み込むことはないだろう「競輪」の世界を体験させていただきました。

正直なところ、競輪にはまったく興味関心がなかった私。ですが思いもよらぬ展開ばかりで、終始ニヤニヤが止まらず(笑)。そんな「ABEMA湘南バンク(平塚競輪場)」での1日を "女性目線" でお伝えします!

>>ABEMA湘南バンク(平塚競輪場)のサイトはこちら

目次

熱い男と冷めた女(取材前の打ち合わせ)

取材当日、レース開始1時間前に編集長&校正担当のMさんとJR平塚駅構内で待ち合わせ。「予備知識はなくても楽しめるから大丈夫!」と言われていた私は、本当に予備知識なしで参加しました。

しかし...

競輪の歴史からレース展開まで、かなり入念に下準備をしてきた男性陣。競輪について熱く語る二人を前に「あー、コレコレ。女子には理解できない男性脳」とハハハな態度で聞く私。苦笑(そんなことよりも、美味しいモノとか 珍しいものとか、そっちを楽しみたいんだけどなぁ...)なんて思いながら競輪場へ向かったのでした。

バス乗り場

平塚競輪場に行くには、平塚駅南口から出ている直通の「無料ファンバス」に乗車するのが便利(時刻表などは、都度ホームページに掲示されます)。約5分で競輪場に到着です。小田急線本厚木駅からもシャトルバスが運行されています。

>>平塚競輪場へのアクセスはこちら

事前に思い描いていたイメージは「荒廃」だったが、実際は...?(いざ平塚競輪場内へ)

平塚競輪場

ここは正面のエントランス。あいにくの雨でひと気は少なめでしたが、大きなレースやイベントの時はたくさんの人であふれます。大きなレースの時はキッチンカーが並ぶこともあり、女子が好きなクレープのお店なんかもあるのだとか。それ目的で競輪場に遊びに行くのも楽しそうですよね♪

そしてこちらが場内への入り口です。

平塚競輪場

なんか、遊園地みたいな・・・笑。平塚競輪の観戦は「入場料/本場開催大人100円(場外開催時は無料)、15歳未満無料」がかかります。デートや接待にふさわしい特別観覧席(有料)もあり、さらにグレードの高いロイヤル席(有料)もあり、チケットは入り口で販売していますよ。

入場券券売機

まずはバンク(走行するコースのこと)目指して進みます。その途中、公園のような大型の遊具を発見。競輪場に遊具...?

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実はキッズエリア&キッズルームはもちろん、授乳室も整っている平塚競輪場。ちょっとしたショッピングモールよりも、子連れには優しいつくりですよね。ついでに「湘南一大きな駄菓子屋」とかもあったら親子連れの新名所になりそう。笑

そうそう、場内を歩いていると、あちこちにこんなかわいい壁画もありました。

壁画

なんだか気持ちがほっこりするイラストです。

平塚市出身のオノルイーゼさんによるイラストなのだそうです。こちらのイラストもオノさんのデザインです。

>>Luise Ono(オノルイーゼ)公式サイトはこちら

壁画

かわいいと言えば...

平塚競輪場の2022年度イメージキャラクターを務める渡辺美優紀(みるきー)さん。競輪場内の至る所にポスターが貼られています。担当者さん曰く、本物は可愛さが半端ないのだとか(さすが元NMB48)。本物に会ってみたい...。

イメージキャラクター

▼平塚競輪場で撮影されたPVが公開されていますので、ぜひご覧ください。

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こうしてキョロキョロする私をよそに、案内されてグイグイ進んでいく2人。背中からヤル気がにじみ出ていますよねぇ...(男性陣も競輪初体験です)。

平塚競輪

そうこうしているうちにバンクに到着。レース開始前&雨のせいもあり、ほぼ一番乗り。

でもこの状況は、初心者にはありがたかったです。ゆっくり場内を見渡せましたし、最初からヤジを飛ばしまくるオジサンでごった返していたら、まちがいなく帰りたくなりましたからね。笑

そういえば...

この日はそんなに激しいヤジを飛ばす人は見かけませんでした。プロ野球の方がヤジは多いかも?(レースが荒れるとまた違うのかな)。

平塚競輪

ここまでの施設紹介でお気づきかと思いますが、競輪場ってびっくりするほど広くてきれいなのです。行く前のイメージは「荒廃」だっただけに(すみません...)、これはかなり想定外。トイレに至っては、駅や公園のトイレよりピカピカに磨かれています。先ほどの担当者さん曰く、日本一キレイな競輪場みたいですよ。

こうして施設内を見学したあと「競輪初心者がまず向かえ!」といわれている"とある場所"へ向かいました。

冷や汗にじむ、男気競輪講座(「ガイダンスコーナー」とは)

そもそも競輪とはどういう自転車競走で、どう楽しめばよいのか。そんな基本的なことから教えてくれるブースが「ガイダンスコーナー」です。

ガイダンスコーナー

ここに行けば「競輪」について優しく教えてもらえると聞いていたのですが...。

迎えてくれたのは、Vシネ俳優のような(笑)元競輪選手の担当者たち(のちにその人たちは、私にとって競輪の神となります)。ドギマギしながら「今日...、は...初めて競輪場にきまして...(汗)」と声をかける編集長。マスクの下でニヤニヤ笑う私(笑)。見た目はコワモテなお兄さんですが、私たちの疑問&質問に対し、一から丁寧に答えてくれました。

ここで学んだことなどを要約すると...

1948年11月に、北九州でスタートした日本の自転車競技「競輪」。カタカナであらわされる「ケイリン」は日本発祥のプロスポーツで、シドニーオリンピック(2000年)から正式種目として採用されています。

1日あたり10~12レース行われる競輪は、選手(1レース7人~9人くらい)が列をなして走行。しかしここには隠されたルールがあり、レースをひっぱるペースメーカー「先頭誘導員」を先頭に「ライン」と呼ばれる"協力隊列"を作り走行しているのです。

平塚競輪

レース前半は一時的な団体戦、レース後半は誰もが1位を狙うという、実はとても複雑な心理戦。そこには男同士の人間模様もあるのだとか。余談ですが、この「ライン」を組む流れは「ガールズケイリン」にはないルールだそうですよ。

平塚競輪

では一体どうレース展開を予想して、どの選手に賭けたらいいのか。その参考になるものが「競輪出走表(出場選手一覧)」などの予想紙。

予想紙

データを理解することで的中率をあげる表なのですが、はっきり言って競輪初体験の女子にはさっぱりわかりません(断言)。男性陣は「これを買って賭ければ楽しめる」と言いますが、初めての時は不要かな?と思います。1~2レース体験してみて、興味関心が湧いてから買った方が役立ちそう(着順予想は、過去データや実力のほか、選手の性格や心理まで関わってきますからね)。

そしてこちらが夢の投票カード。上が「通常投票カード」下が「投票カード(フォーメーション/ボックス)」です。1レース100円から購入できるので、ダイナミックなゲーセン感覚ですよ。(車券の購入は20歳になってからです)

投票カード

続いて賭け方ですが、競輪には単勝(数字を1つだけ選ぶ買い方)が存在しません。ですので着順を予想する買い方「2連単」や、着順は考えない買い方「2連複」など、数字を組み合わせて買います。賭式は全部で7種類あるそうです。

経験豊富なお兄さんに200円(車券初購入)

こうしてガイダンスコーナーのお兄さんに競輪のいろはを教えてもらい、わずかに競輪を理解した私たち。男性陣はさっそく予想紙を購入し賭け始めました。

予想中

しかし、数百円かけては「あ~...!!!」と残念な感じ。そしてぶつぶつ言いながら、紙面とにらめっこの繰り返しです。

このヤキモキする状況に、自分も賭けたくなってきました。笑

予想中

(当たらないのは"予想に必要な情報と経験"かな...。ここは経験豊富なお兄さんを頼ろう)と思い、データ派の男性陣を残し、再びガイダンスコーナーへ向かいました。

「何もわからないけど賭けてみたい!」という無謀な私を前に、お兄さんは「次のレースは、この選手が途中から抜けるんだよね...性格的に」「たぶんこれが1着2着だな。2-7と...5-7!」と選手の人柄やレース展開をわかりやすく分析。鉛筆でピピピッと書き込んで予想するお兄さんが、数学の得意な男子学生に見えました(笑)。車券を一緒に買いに行ってくれました(なんて優しい!)

コワモテだけど、超絶優しいお兄さん...。

私は紙面のデータよりお兄さんに賭けてみるわ♡(競輪場で初めて賭けた相手は、実は「選手」じゃなかったという...笑)。

さて、どうなるかしら。

車券

元競輪選手も通う人気のお店はどこ?(平塚競輪場のB級グルメ)

平塚競輪場には、たくさんの飲食売店があります。そこで提供されるメニューは、どれもが超ディープなB級グルメ。ビール片手にお腹を満たしたい「オジサン達のために用意された料理」です。場所は大テント下エリアに集中しています。

飲食売店

実は取材前日、平塚競輪出身の元選手・石井雅史さんから「平塚競輪場のおすすめグルメ」を教えてもらった私(競輪初心者女子は、そういう楽しみ方から入りたいですよね)。石井さんが「家族ぐるみのお付き合い」と話す売店「大黒相」へ向かいました。

大黒相

元串焼き屋さんだったという「大黒相」。カレーやラーメンなどのお食事系から「もつ煮」や「アジフライ」のような酒の肴まで一通りそろいます。美味しいと聞いていただけあり、とにかく客足が絶えないお店でした。

そんな「大黒相」で、まずいただいたのは「もつ煮(写真はハーフ250円/1人前は400円)」。

もつ煮

編集長も「これハーフだよね?一人前じゃないよね!!」を連呼するほど、器からあふれ気味の「もつ煮」。しかも感動級の美味しさなのです。もう"妙味"としか言いようのない深~い味わい。車券はハズしても、これは絶対外しちゃダメ!笑

続いて「アジフライ(250円)」。フワフワサクサクでとっても優しい口当たり。このアジフライ、なんとお刺身用のアジを揚げているのだとか。揚げたてが食べられるので、ビールのあてにぜひ。

アジフライ

そして大黒相の麺類で一番人気がタンメン。

タンメン
<タンメン 700円>

ナイター競輪の時や秋冬シーズンは、きっと飛ぶように売れるんだろうなぁ...。夢破れて放心状態の時も、優しく慰めてくれるだろう、味わい深い一杯です。

また大黒相ではお刺身もイチオシです。正直フードコートのようなお店でお刺身はあまり期待できないことが多いと思いますが、大黒相では毎朝、須賀の魚屋から仕入れた新鮮な刺身を出しているそうです。

マグロ刺身
<まぐろの刺身 800円(単品)>

生しらす

なんと!生しらす(450円単品)まで!新鮮じゃないと出せませんよ。しかもこのお値段。そこいらの居酒屋とは違いました。。。これを味わうために平塚競輪場に来る、というのもありですね。

因みに「大黒相」というユニークな店名の由来を伺ったところ、昔は「大黒矢(だいこくや)」という名前だったそうですが、平塚競輪場に入る時に、お客さま相手だから、という意味を込めて「大黒相」に改名されたそうです。

>>「大黒相」Twitterアカウントはこちら

そういえば...

場内には「ドリンクサービス設備」が3か所設けられており、無料で飲み物が飲めますよ(お茶やコーヒー、お水など)。これもなにげに嬉しいサービスでした。

ドリンクサービス

選手も客も、終始興奮、前のめり(賭けたレースとその結果)

B級グルメを楽しんでいる間に、購入したレースが始まりました。外が雨だったため、実際はメインスタンドの大型スクリーンで見ましたが、事前に撮っておいた別のレースを当てはめて雰囲気を実況しますね。

選手が入場しスタート位置につくと、前のめりになってくる観客。元競輪選手の石井さんから聞いていた通り「100円でも投票すると、その人を応援したい気持ちになる」から不思議です。

平塚競輪

競馬と違って選手との距離が近いので、表情もよく見えます。

平塚競輪

この「紺色」×「オレンジ色」の目立つユニフォームを着た人が「先頭誘導員」。レース前半は先頭を走ります。

平塚競輪

そしてスタートを切りました!

平塚競輪

写真のレースはA級チャレンジレースという階級のレースで、約1600mを走ります。平塚競輪場は1周が400mのバンクなので4周します。

「先頭誘導員」が先頭を走行し、レースをリード。

平塚競輪

最高時速は70キロにも到達するようです。

そして最初は「ライン」を組んでいた列が、徐々に崩れ始め...

平塚競輪

「先頭誘導員」が抜けました!

平塚競輪

ついにレースは一時的な団体戦から、1位争いの個人戦へ...!

特に最後の1周半はハラハラドキドキ。最終コーナーを曲がってからも、常に入れ替わり続ける順位に手に汗握ります...!!!

平塚競輪

4周回ったところで...

ゴォォォーーーール!!!!!

平塚競輪

レース中、立ち上がってモニターを食い入るように見つめる男性陣。私は大黒相のもつ煮にはげしく夢中(本当に美味しくて、正直レースはチラ見程度。笑)!!

気づいたらレースが終わり、またもや「あ~...残念!」と悔しさをにじませている編集長とMさん。もつ煮を食べ終わったころ、自分の車券を見てみたら...

...2-7?...2-7??

当たってるじゃん。。。

お兄さん!!!!キタ━━━━o(≧▽≦o)━━━━!!!!!!!!!!

ヤバイ、ニヤニヤが止まらない!!!!!マスクをしていてよかったーーーーー!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwww(※ライターらしからぬ取り乱し...。申し訳ありません...。)

「・・・は?!?(°д°)」という二人を残し、ガイダンスコーナーのお兄さんの元に報告へ...!!

「当たりました?!!初めてなのによかったじゃないスカ~~!!」と一緒に喜んでくれたガイダンスコーナーのお兄さん。間違いなく、競輪初心者の神ですね、神!!!

200円の車券を購入し、310円の配当金。初めての競輪は110円の儲けにて終了です。返金方法を教わり(車券を券売機に入れて清算ボタンを押すだけ)、310円が戻ってきました。

310円.jpg

いやぁ...

競輪って超絶楽しいですね!!!!!!(爆笑)

平塚競輪

勝っても負けても未来につながる(総括と次回予告)

3時間程度あれば、B級グルメを楽しみながら数レース遊べる競輪。

私は1レースのみ賭け、110円の儲け。数レース賭けた男性陣は、編集長が約1,000円のマイナス、Mさんが約2,500円のマイナスでした。ま、そんなもんですね!(110円儲けた余裕。笑)それでも楽しかったと話す男性陣。「予想が外れても楽しめる金額」で投票することが大事ですね。

競輪では一位になった選手が他の選手にポカリスエット(昔はリポビタン)を奢る伝統があるのだとか。。。そのフレンドリーさもなんかいい感じですね。

補足ですが、競輪は売上金の一部で「ものづくり」「スポーツ」「社会福祉の増進」など、社会に役立つさまざまな活動を支援しているのだそうですよ。

決勝レース終了後には花火も打ちあがった平塚競輪場(この日は終始雨で打ち上げが危ぶまれましたが、やってくれました!)。今後は、平塚競輪ナイター開催最終日には、毎開催打ちあがるみたいですよ。

夕暮れ時は、選手リクエストの音楽と共に、バンク内の照明が点灯するショーも開催。場内入り口付近のイルミネーションも見ごたえがあり、人気テーマパーク並みのサービスでした。笑

取材前、ゴリゴリのギャンブルイメージで好感度は低めの競輪でしたが、施設がきれいな点とガイダンスコーナーのお兄さんのおかげで、少しだけ親近感が湧きました。そんな非日常体験の1日は、興奮と感動に終わったというよりも、思わず勝ってしまいニヤニヤが止まらなかったのでした。笑

次の大きなレースは、ガールズケイリン10周年記念事業として、女子選手のみが出場する開催「ALL GIRL'S 10th Anniversary(2022年6月29日~7月1日)」。84名の選手が競い合う、華やかで迫力あるレースが見られるのは楽しみですね。

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>>>ガールズケイリン10周年記念特設サイトはこちら

年末にはその年の競輪界最高のレースである「KEIRINグランプリ2022(2022年12月28日~30日開催)」も控えていますよ。

グランプリ写真
<過去のKEIRINグランプリの様子>

ちょっぴり血が騒ぐ感覚と、教わった知識を忘れないうちに、ぜひまた足を運びたいと思います!

最後に...

あまりにもニヤニヤし過ぎると職務質問を受けますので、競輪の賭けは計画的に。笑

平塚競輪場 ABEMA 湘南バンク

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ころんころ

だいぶ長いこと湘南暮らし。好きなことはお散歩、嫌いなものは空腹です。

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