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【イタリア】5月からどう変わった?旅行への影響は?【新型コロナウイルス】(2022年5月7日現在)
世界各国でどんどん新型コロナウイルスに関わる規制が緩和されてきていますね。「鎖国」も終わりが見えてきた、というところでしょうか。
イタリアでも2022年5月からルールがかなり変更されました。実際に生活はどういう風に変わったのでしょうか?日本から旅行はしやすくなったのでしょうか?イタリア・シチリア島在住の筆者の視点からご案内いたします。
※2022年5月時点での情報です
目次
5月から変更されたこと
5月1日からの変更点について、皆さまのご旅行の際に関わってくるような項目をピックアップしてお伝えします。
グリーンパス
5月1日をもって、グリーンパスの提示は必要なくなりました(高齢者施設を除く)。ただし、50歳以上のワクチン接種義務は6月15日まで続くようです。ペナルティーはなんと100ユーロ(≒14,000円)。6月16日以降に50歳の誕生日を迎える人はラッキーですね。
マスク
6月15日までは、公共交通機関、病院、高齢者施設、映画館、劇場、屋内スポーツイベント等ではFFP2マスク必須です。学校でも、学年末(夏前)まではマスクの着用は必須(6歳以下の子ども除く)。
職場(特に食堂やエレベーター)や教会、店舗内ではマスクの着用推奨となっています。ちなみに筆者はイタリア語学校勤務ですが、念のため勤務中はずっとマスクをし続けています。公立の学校には含まれないものの、学生の皆さんにも教室内ではマスクの着用必須と案内しています。
旅行
5月1日以降、イタリア入国時に必要だったEU digital Passenger Locator Form(dPLF)の提示はなくなりました。
また、ワクチン接種証明書があれば、PCR検査などの陰性結果を提示しなくてもよくなりました。この事前の検査がなかなかいいお値段なので、なくなるのは有難いですね。
日本からの旅行は?イタリア入国は?
日本からイタリアへ行く場合、ワクチン接種証明書を取得している人であれば、かなり行きやすくなったと言えます。
ただ、やはりイタリアから日本へ帰るときにまだまだ問題があるようですね。4月末にビジネス目的で日本に入国したイタリア人の話では、かなり入国に時間がかかったとのこと。6月以降、どのように水際対策を緩めていくのでしょうか。今後に期待ですね。
町の様子は?
筆者が住むシチリアは、夏を目前に活気を取り戻しつつあります。
例えばシチリア屈指のリゾート地タオルミーナでは、コロナ前と比較するとスタートは遅かったものの、観光シーズンが本格的に始まり、ホテルやお土産屋さん等はほぼ全てオープンしました。
<賑わいを見せる、タオルミーナで最も有名なバールの一つ>
イタリア人やEU諸国からの観光客だけでなく、北米やアジアからの観光客の姿も少しずつ増えてきました。
また、5月1日以降、屋外ではマスクをしない人がほとんど。雰囲気も明るくなり、ようやく町にコロナ前を思わせるような活気が戻ってきたなと、何だか嬉しくなります。
<タオルミーナの4月9日広場>
ちなみに下の写真はちょうど1年前、2021年5月初旬に、上の写真と同じ角度から撮影したタオルミーナの広場です。全く人がいませんね。
<2021年5月に撮影した写真>
さいごに
約2年、自由に海外旅行できない状態が続いてきました。イタリアの地を踏みしめたくてうずうずしている方も多いはず。前述のように、観光シーズンもスタートしていますので、皆さまもそろそろイタリア・シチリア旅行の準備や情報収集を始められてはいかがでしょうか。
なお、本記事でご紹介したのは、2022年5月時点での情報です。6月15日までを期限としている規制もありますので、今後の変更にもご注意ください。今より厳しい規制になることは考えにくいですが、旅行の際には最新の情報をご確認ください。
ロックダウンをしていた2020年5月、徐々に規制緩和されてきた2021年5月に、新型コロナウイルスに関する記事を書いております。当初はヨーロッパの震源地とまで言われたイタリアがどのように変わってきたのか、気になる方はぜひご覧ください。
▼イタリアの新型コロナウイルス対応の変遷はこちらから
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サエコ
- シチリア島に魅せられて移住。目標は地元民に間違えられるようになること。ガイドブックに載っていないような、ローカルな情報をお伝えします。