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インドのB級グルメ9選!カレーだけじゃないインドご飯の魅力
「インド人ってカレーばっかり食べてるんでしょ?」「インド料理と言えばカレーとナンだよね!」と思っていませんか?
実は、インド料理は非常にバラエティ豊かで、地域によっても様々な特色があります。その中でも、今回はインドの「B級グルメ」にスポットを当ててみました。筆者が愛して止まないインドB級グルメ。日本ではなかなかお目にかかる機会は少ないですが、ぜひインドの香りを感じながら、楽しんでください。
目次
- 1. インドで大人気のスナック「ゴルガッパ(パニプリ)」
- 2. チベット・ネパールの餃子「モモ」
- 3. 冬に登場「さつまいも」
- 4. 朝ごはんの定番「ポハ」
- 5. 朝から揚げ物⁉これも朝ごはんの定番「プーリー」
- 6. ムンバイ名物「パオバジ」
- 7. 南インド定番の朝ごはん「イドゥリ」
- 8. 贅沢なフルーツ搾りたて「フレッシュジュース」
- 9. 素焼きのコップがおいしい「チャイ」
- インドB級グルメまとめ
1. インドで大人気のスナック「ゴルガッパ(パニプリ)」
北インドでは「ゴルガッパ」、その他の地域では「パニプリ」と呼ばれるインドで大人気のスナック。
「プーリー」と呼ばれるサクサク食感の小麦粉生地の真ん中に穴が開いていて、中にはスパイスで味付けしたじゃがいもやひよこ豆が入っています。ここに甘いソースを入れて、水とタマリンドなどが混ざった酸味のあるスープをすくって食べます。
「甘い・辛い・酸っぱい」が一度に楽しめる日本にはない味で、クセになるおいしさです!
屋台では、写真のようにプーリーがぎっしり詰まっているので、すぐにゴルガッパ屋さんだとわかります。
屋台では5個セットで提供していることが多く、1個ずつ作ってわんこそばのようにドンドン皿に乗せられながら食べます。
2. チベット・ネパールの餃子「モモ」
モモはチベットやネパールで食べられているものですが、インドでは手軽に食べられるスナックとして路上で売っています。
中身はチキンやマトン、ポテトチーズ、ほうれん草などバリエーションは様々。辛いソースをつけて食べます。餃子よりも皮がしっかりしていて、もちもちの食感。
路上で蒸し器を見かけたら、モモ屋さんだとすぐにわかりますよ。
3. 冬に登場「さつまいも」
北インドで、冬になると登場するのがこちら。焼き芋をカットして、レモンと塩、スパイスなどを振りかけて食べます。
日本でも食べているはずの焼き芋が、スパイスやレモンでこんなにおいしくなるのか!と感動した一品。インド人のスパイス使いに脱帽です。
芸術的に積み上げられたさつまいもが目印。
4. 朝ごはんの定番「ポハ」
ポハとは、お米を平たくつぶして乾燥させたもの。それを水で戻し、ターメリックなどのスパイスやたまねぎ、トマト、ナッツ、パクチーなどの食材を入れて炒めたご飯です。
ポハはお米よりも軽い食感なので、朝食にピッタリなのです。辛くなく、レモンも振ってあるのでサッパリしています。朝食メニューの定番なのもうなずける味。
レストランでも食べられますが、写真のように路上で売っていることが多いです。朝食だけではなく、小腹が空いたときの軽食としてもピッタリ。
それにしても、おじさん、お腹がつかえて大変そうですね......
5. 朝から揚げ物⁉これも朝ごはんの定番「プーリー」
プーリーとは、「アタ」と呼ばれる全粒粉の小麦粉を使ったパンをサッと揚げて作ったもの。
パンと同じ役割なので、カレーとセットで食べます。写真に乗っているのはひよこ豆のカレー。驚くことに、このプーリーも北インドでは朝食の定番なのです。朝から揚げ物を食べるインド人、恐るべし......
ペラペラのパンを油で揚げると、ぷく~っと大きく膨らみます。
超特大なべ。周りでは大勢のインド人が食べていたので、人気があることがわかります。
6. ムンバイ名物「パオバジ」
インド第2の都市、ムンバイの「ソウルフード」として、人々に親しまれているパオバジ。ムンバイでは屋台でも、レストランでも、どこに行ってもパオバジだらけです。
じゃがいもをベースにした辛くないカレーに、パオ(パン)をつけて食べます。パンにはバターまたはギー(バターオイル)を塗ってトーストしてあり、表面はカリカリでとってもおいしい!
ムンバイに行ったら、ぜひ食べてほしい一品です。
7. 南インド定番の朝ごはん「イドゥリ」
写真右の白いものがイドゥリ。豆と米から作った生地を発酵させてから蒸したもので、少し酸味があります。やわらかい蒸しパンのような感じです。カレーや付け合わせのチャツネと一緒に食べます。
米が主食である南インドで、イドゥリは定番の朝ごはんです。生地に酸味があるせいか、インド人でも好き嫌いが分かれていましたが、筆者はこれが大好き。毎朝食べたいほどでした。
イドゥリはレストランでも食べられますが、屋台でもたくさん売っていました。
8. 贅沢なフルーツ搾りたて「フレッシュジュース」
インドには、新鮮な果物をその場で搾ってくれるフレッシュジュース屋さんがたくさんあります。搾りたてで、とにかくおいしい!暑い中、歩き疲れたときに飲むと最高です。
しかも、超安い!写真はザクロジュースで、1杯 約100ルピー(約150円)でした。
見事に積みあがったフルーツが目印です。オレンジやマンゴー、パイナップルなど、種類も豊富。
9. 素焼きのコップがおいしい「チャイ」
「インドと言えばチャイ」というイメージは浸透していると思いますが、インド人は本当によくチャイを飲みます。1杯5~10ルピー(約15円)と安く、どこに行ってもチャイ屋さんはあちこちにあります。
しかし、現在チャイは紙コップで提供されることが多くなり、素焼きのコップは今ではあまり見かけなくなってしまいました。素焼きのコップで飲むチャイは、味がやわらかくマイルドになるような気がして、とてもおいしいのです。
ガンジス川で有名なバラナシは、まだ素焼きのコップで提供しているところが多かったように思います。見かけたら、ぜひ飲んでみてくださいね。
インドB級グルメまとめ
「インドと言えば、カレーとナン」と思われていますが、インドのご飯は実にバラエティ豊か。有名な観光地に行くのもいいですが、ローカルマーケットに行って、B級グルメを食べ歩くのも楽しいものです。ローカルのインド人を観察しながら、探検してみてくださいね。
最後に、屋台のご飯を食べてお腹を壊さない保証はありません。本記事で紹介した料理はレストランで食べられるものもありますので、ご自身の判断・責任で行うようにしてください。
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あぬ
- 旅好き、インド好きのフリーライター。インドでの就業経験や、ニュージーランドでのワーキングホリデーを経て、現在は愛知県在住です。地域の魅力を最大限に発信できるライターを目指しています。