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カップヌードルミュージアム 横浜で創造的思考を学ぶ! 館内完全ガイド(トリビア付き)
今や世界で年間1,000億食以上も食べられている、日本生まれのインスタントラーメン。小腹が空いた時、手軽に食事を済ませたい時、防災用の備えなど、インスタントラーメンはわたしたちの暮らしには欠かせない必需品ですよね。
近年では、NHKの朝ドラ『まんぷく』のモデルとしてその発明者・安藤百福の妻:仁子さんの生涯が描かれ、注目されたのは記憶に新しいところ。
今回は、「チキンラーメン」や「カップヌードル」をはじめとしたインスタントラーメンの歴史、安藤百福の生涯や功績、創造的思考などが学べる「カップヌードルミュージアム 横浜」を、所要時間や予約方法、オリジナルカップヌードル作り体験の細かい過程まで含めてご紹介します。
目次
<2. カップヌードルミュージアム 横浜は予約が必要? 料金は?>
<3. カップヌードルミュージアム 横浜の全体像と所要時間>
<4. まずはインスタントラーメン、そして安藤百福の歴史を学ぼう!>
<5. マイカップヌードルファクトリーで世界に1つだけのカップヌードル作り!>
<6. チキンラーメンファクトリーで瞬間油熱乾燥法を知る!>
<8. NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-で8ヵ国のめんを味わう!>
<9. カップヌードルやひよこちゃんグッズだらけ! ミュージアムショップ>
<10. 屋外の穴場! CUPNOODLES "B-玉"COASTER>
<13. カップヌードルミュージアム 横浜のおすすめ周辺情報>
1. カップヌードルミュージアム 横浜はこんなところ!
横浜みなとみらいの一角にたたずむ、シンプルモダンで洗練された赤レンガ色の建物、「カップヌードルミュージアム 横浜(正式名称:安藤百福発明記念館 横浜)」。
ここは、今やわたしたちの生活に欠かせない食の必需品として世界中から愛されるインスタントラーメンの発明者・安藤百福(あんどうももふく、1910~2007)の功績をたたえ、その生涯やベンチャーマインド、食の大切さなどが学べる体験型食育施設として、2011年9月にオープンした施設です。
1999年にはインスタントラーメン発祥の地である大阪府池田市に「カップヌードルミュージアム 大阪池田(旧:インスタントラーメン発明記念館)」がオープンしていました。しかし、来館者が西日本に偏っているため、関東地方や世界中の人々にも、安藤百福の功績と創造的思考を知ってもらう施設が必要だと考え、世界に開かれた貿易港で、羽田空港にも近く、東日本最大の観光都市である横浜に、「カップヌードルミュージアム 横浜」を開館しました。
池田は誕生の地、すなわち「インスタントラーメンの"メッカ=聖地"」であり、ウォーターフロントに位置する横浜は、インスタントラーメンが日本で生まれ、世界の食文化を革新した一大発明であることを「世界に発信する基地」としています。「カップヌードルミュージアム 横浜」は、安藤百福の「創造的思考=クリエイティブシンキング」が重要なコンセプトとなっています。
「カップヌードルミュージアム 横浜」を総合プロデュースしたのは、クリエイティブディレクター・佐藤可士和(さとうかしわ)氏。
彼がデザインしたロゴマークは、驚きのマーク「!」を3つ連続させたもの。「カップヌードルミュージアム」を訪れる人たちが安藤百福の生涯やクリエイティブシンキングにふれ、さまざまな「!」を通じて、発明や発見の楽しさ、食の大切さ、あきらめずに何かに取り組むことの重要性を気づかせる機会となるよう、設計されているそうです
2. カップヌードルミュージアム 横浜は予約が必要? 料金は?
「カップヌードルミュージアム 横浜」では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館方法の変更や入館者数の制限が実施されています。
<画像提供:カップヌードルミュージアム 横浜>
現在、入館に際しては「マイカップヌードルファクトリー利用券付き入館券」(大人900円、高校生以下400円)を購入する必要があります。
おすすめは事前購入で、ローソンチケット(ローチケ)にて予約販売しています。マイカップヌードルファクトリーの体験は時間指定制のため、希望日時と時間帯を指定して購入しましょう。ちなみに、ミュージアムへの入館自体は、指定の体験開始時間の1時間前から入館可能です。
当日の場合、入館者数上限に達しない限り、空きのある時間帯で当日券を購入できます。その際は、公式サイトにある当日の「アトラクション混雑状況」を目安にすると便利。チケットは当館1階のチケットカウンターにて直接購入しましょう。(先着順)
ちなみに、同館ではそのほか「チキンラーメンファクトリー」や「カップヌードルパーク」の有料施設がありますが、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から当面の間、休止となっています。ご注意ください。(2021年12月現在)
<マイカップヌードルファクトリー利用券付き入館券の基本情報>
- 料金(税込):大人900円、高校生以下400円
- 内容:カップヌードルミュージアム 横浜入館券+マイカップヌードルファクトリー利用券
- 利用時間:10:00、10:30、11:00、11:30、12:00、12:30、13:00、13:30、14:00、14:30、15:00、15:30、16:00、16:30、17:00の全15回
- 販売期間:各日とも前日24時まで
- ローチケHP:https://l-tike.com/leisure/cupnoodles-museum/
※決済後の指定日時以外の利用、変更及び払い戻しは一切不可
※ローチケで予約後、ローソンやミニストップの店頭で発券した購入チケットを持参すること
※一人につきチケット1枚有効
※大人チケットで高校生以下の方も入場可能ですが差額返金は不可
※同館のチケットでカップヌードルミュージアム 大阪池田は利用不可
3. カップヌードルミュージアム 横浜の全体像と所要時間
「カップヌードルミュージアム 横浜」の各施設については以下のフロアマップをご確認ください。
<画像提供:カップヌードルミュージアム 横浜>
以下は一般的に、入口から順に見学する内容で並べています。
※( )は、筆者が実際に回った上で確認した所要時間目安
<1階>
- エントランスホール:受付窓口・チケットカウンター
- ミュージアムショップ【入店無料】
<2階>
- インスタントラーメンヒストリーキューブ(約10分)
- 百福シアター(約15分)
- 百福の研究小屋(約5分)
- クリエイティブシンキング ボックス(約15分)
- 百福ヒストリー(約15分)
<3階>
- マイカップヌードルファクトリー(約45分)【有料】
- チキンラーメンファクトリー(約90分)【有料】※休止中
<4階>
- カップヌードルパーク(約30分)【有料】※休止中
- NOODLES BAZAAR(ヌードル バザール)-ワールド麺ロード-」
展示エリアだけの見学はおおむね1時間ほど、体験や食事、買い物まで含めると2~3時間が目安といったところです。
ちなみに、スマートフォンをお持ちの方は、「CUPNOODLES MUSEUM 音声ガイドアプリ」(無料、会員登録不要)のインストールをおすすめします。
番号の書かれたスポットでアプリを起動すると、音声・画像テキスト付きで、展示物やアトラクションのより詳しい情報を知ることができます。
<アプリのダウンロード>
なお、音声ガイドは「カップヌードルミュージアム 横浜」館内でのみ起動しますのでご注意ください。
4. まずはインスタントラーメン、そして安藤百福の歴史を学ぼう!
それではさっそく、安藤百福の歴史やベンチャーマインドを知る旅へ出かけましょう。
インスタントラーメンヒストリーキューブ
まずは「インスタントラーメンヒストリーキューブ」から。
1958年の「チキンラーメン」誕生からはじまった日清食品のインスタントラーメンの歴史が集結しています。
展示室の入口左手からインスタントラーメンの歴史が始まり、縦の列は商品ブランドごとに配置され、奥に進むほどにパッケージの変遷が分かるようになっています。
そして、展示室の右手には、現在販売中の商品ブランドごとのインスタントラーメンが、積み上げられています。
これらの展示総数はなんと3,000点超え!壮観です!
そして、日清食品では、国内だけでも毎年新商品が300種類以上発売されていると言うから驚きです。
ちなみに、こちらは国別に並べられた商品の陳列。
国ごとに変わる味の嗜好やパッケージの大きさ、デザインなどが世界の食文化を垣間見ているようで面白いですよ。
ここでちょっと気になる商品をご紹介。
こちらは、1999年発売の「カップヌードル スケルトン」。当時のスケルトンブームに乗じて登場した、お湯を注いでから出来上がるまでの様子がひと目でわかるユニークな商品。一部地域のみ発売というレア商品だったため、今でもコアなファンの間では復刻が待たれる商品の一つだそうです。
左は1958年誕生の初代チキンラーメン。当時のパッケージは中が見えるタマゴ型の「窓」が空いていて、これは、当時まだインスタントラーメンを知らない人々へどんなものか見えるよう工夫されたもの。認知が広がるにつれ窓は小さくなり、1983年には窓が完全になくなったそうです。
さらに注目すべきは右の商品。こちらはチキンラーメンの次に登場した「即席冷し 千金蕎麦」。「千金」と書いて「チキン」と呼び、日本人がそばを好んで食べることから開発されました。
パッケージの変化から企業ロゴの変化、アニメなどとのコラボ商品など、時代を反映した商品の変化はなかなか見応えがありますよ。
百福シアター
インスタントラーメンヒストリーキューブのお隣が「百福シアター」です。
安藤百福の波乱に満ちた人生、その成功の鍵を握る不屈の精神と「クリエイティブシンキング」の原点となる6つのキーワードが学べるCGアニメ「MOMOFUKU TV」が上映されます(上映時間約14分)。
この6つのクリエイティブシンキングのキーワードが次の展示室につながっていきます。ぜひ記憶にとどめておきましょう。
百福の研究小屋
この小屋は、安藤百福が1957年、事業に失敗してほぼ全財産を失った際、残された大阪池田の自宅借家の裏庭に作った研究小屋を再現したものです。NHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』を観ていた方なら、萬平さん(=百福がモデル)がこの小屋でチキンラーメンの開発に心血注いでいたシーンが思い出されるのでは。
1年以上の歳月をかけて、完成させたチキンラーメン。この小屋には「特別な設備はなくとも、本人の情熱と執念、そしてひらめきやアイデアで世界的な発明が生み出せる」というメッセージが込められています。
※現在、小屋に入ることはできません。(2021年12月現在)
クリエイティブシンキング ボックス
百福シアターで紹介された、安藤百福の大胆かつ奇抜なアイデアを生み出す原動力となる「クリエイティブシンキング=創造的思考」。
その6つのキーワードとは、
- まだ無いものを見つける
- なんでもヒントにする
- アイデアを育てる
- タテ・ヨコ・ナナメから見る
- 常識にとらわれない
- あきらめない
ここでは、これらのキーワードを体感することができる6つのボックスが用意されています。
まだ無いものを見つける
このボックスでは、世の中にはまだ生み出されてないけれど、「あったらいいな」から実際生まれた発明品の数々が紹介されています。
たとえば、飛行機。自由に空を飛んで、いろんな場所へ手軽に行けるようになった-
たとえば、携帯電話。遠く離れた大切な人へ、すぐに思いを伝えられるようになった-
など。「あったらいいな」は発明の原点ですね。
なんでもヒントにする
アイデアのヒントは、常に身近なところに転がっている。そんなことを気づかせてくれるボックス。
ここでは、壁に掛かっている発明品の絵にふれると、その発明のヒントとなったモノが動くシルエットとなって映し出されます。子どもたちの感性が揺さぶられそうですね。
アイデアを育てる
チキンラーメンの特許を取得した安藤百福は、それを一社で独占する(=一本杉)のではなく、インスタントラーメン産業を大きく育てる(=森)ために、その特許を惜しみなく公開しました。そのようにアイデアを育てるイメージが、このボックスで体感できます。
※当面の間、展示を休止しています。
タテ・ヨコ・ナナメから見る
発明やアイデアは、一つの視点からでは生み出せません。同じものでも、いろんな角度から観察・思考することで、思いがけない発見が生まれてきます。
天井に向かって勢いよくあふれ出す麺のオブジェには、「happy」「global」「creative」「unique」という、日清食品グループが大切にしている4つの思考のキーワードが隠されています。ぜひ、タテ・ヨコ・ナナメからくまなく観察して、キーワードを見つけてくださいね。
常識にとらわれない
<画像提供:カップヌードルミュージアム 横浜>
日常の「アタリマエ」を疑ってみる。それもまた新たな発想やアイデアを生み出す原点であり、安藤百福はそれによってインスタントラーメンを世に生み出し、進化させてきました。
このボックスでは「エイムズの部屋」という視覚トリックが体感できます。のぞき穴から見える世界の常識を疑ってみてくださいね。
あきらめない
歴史に名を刻む偉人とは、単に持って生まれた運や才能だけで成功したわけではありません。成功とは、たゆまぬ努力と計り知れない苦労の上から成り立っています。 「あきらめない=NEVER GIVE UP」、その強い意志こそが発明や成功の源泉です。
ここでは、そうした世界の偉人たちと、彼らの功績と名言が紹介されています。胸に刺さる名言の数々、ぜひお見逃しなく。
安藤百福ヒストリー
ここでは、安藤百福の生涯を単純に振り返るだけではなく、クリエイティブシンキングのあの6つのキーワードとリンクさせながら、百福語録も交えて歴史が語られています。
全長約58mにもわたる百福ヒストリー。
子どもの目線の高さに描かれた、デザイナー・佐藤オオキさんによるユーモラスで味のあるイラストも必見です。
「味に国境はない」、安藤百福の言葉通り、今や世界食とまでなったインスタントラーメン。2020年度の世界のインスタントラーメンの年間総需要は1,166億食に達したそうです。
そしてインスタントラーメンは世界を飛び越え宇宙へ。2005年7月、世界で初めての宇宙食ラーメン「スペース・ラム」が開発され、国際宇宙ステーションで実食した第一号が日本人宇宙飛行士・野口聡一さんです。
百福ヒストリーの最後にあるのは、安藤百福の像と日清食品が大事にしている創業者精神の4つの言葉、「食足世平(食が足りてこそ世の中が平和になる)」「食創為世(世の中のために食を創造する)」「美健賢食(美しく健康な体は賢い食生活から)」「食為聖職(食に関わる仕事は聖職である)」、これらが背後の壁面に刻まれています。
また、その横には、彼が生涯、年初来にその年の目標を毛筆でしたためた「年頭定是」がズラッと掲示されています。
5. マイカップヌードルファクトリーで世界に1つだけのカップヌードル作り!
次はいよいよ、自分だけの「マイカップヌードル」作りを体験します。
指定した時間が近づいたら、当館3階の所定の場所に集合しましょう。スタッフの誘導に従ってください。
次に自動販売機でカップを購入します(1人1カップ400円)。ローソンチケットで事前購入した「マイカップヌードルファクトリー利用券付き入館券」の場合は、半券と引き換えにスタッフからカップを受け取ります。
手はしっかり消毒しましょう。
手の消毒が終わったら、カップをデザインするときの注意事項を確認し、お絵かきペンセットを受け取ります。
色とりどりのお絵かき用のペン。
お絵かきを始める前に、まずは必ず製造年月日のところに本日の日付を記入します。
ちなみに、この「製造年月日」の表示、日本の加工食品では一般的でなかった時にいち早くインスタントラーメンに入れられるようになったことはご存知でしたか?
いよいよお絵かきタイムです。
イラストは上下の赤線の範囲内で描くことができます。世界に一つしかない、自分だけのマイカップヌードルを思いっきり表現してみましょう。
渾身の作が完成! 2022年の寅年にちなんで、虎の被り物をかぶったひよこちゃんと出前坊やの共演です。
描き終わったら、次は麺をカップに装填する工程に進みます。
カップヌードルのめん塊はカップの中に正確に挿入しなければなりません。その工程は、上から麺を落としてカップに入れるのではなく、カップを麺に被せるという製法を編み出した安藤百福の「逆転の発想」。
出来上がったカップをカウンター内のスタッフに手渡し、その「逆転の発想」を見ることができます。
目の前のハンドルをぐるぐる回します。
あっという間に、めん塊がカップにきれいに挿入されます。
次はスープとトッピングする具材を選びます。
スープは「カップヌードル」「カレー」「シーフード」「チリトマト」の4種類の中から1つを選択。
フリーズドライ製法で加工された具材は、「ひよこちゃんナルト」「ガーリックチップ」「インゲン」「チェダーチーズ」「カニ風味カマボコ」「コーン」「キムチ」「エビ」「タマゴ」「ネギ」「謎肉」「白い謎肉」の12種類の中から4つを選択します。同じ具材を選ぶことも可能です。
なお、「謎肉」や「白い謎肉」が何からできているかはぜひ現地で味わって確かめてみてくださいね。
これらの味の組み合わせは、なんと5,460通り! まさに自分だけのマイカップヌードルが完成ですね。
スープと具材を選んだら、今度は専用の機械でフタを貼り付けます。一瞬なのでお見逃しなく。
食品容器全体を透明なフィルムで覆い、熱でピタッと包み込む「シュリンク包装」。これを採用したのもカップヌードルが初めて。気密性が高まり、安全かつ衛生的な包装手段として、今では当たり前になっていますよね。
最後は専用のエアパッケージに入れて、空気を送り込んで膨らませてカップを固定させたら完成です! 持ち帰って自慢しましょう。
<マイカップヌードルファクトリーの基本情報>
- 営業時間:10:00~18:00(最終受付17:30)
- 場所:カップヌードルミュージアム横浜3階
- 料金:1食400円(税込)※小中高等学校の学校教育でのご利用は無料(要事前予約)
- 所要時間:約45分
6. チキンラーメンファクトリーで瞬間油熱乾燥法を知る!
お次は、「チキンラーメンファクトリー」を紹介しましょう。
※2021年12月現在、チキンラーメンファクトリーは休止中です。
<画像提供:カップヌードルミュージアム 横浜>
小麦粉をこねるところから始まり、生地を薄く伸ばして麺状にカットしたら、蒸して味付け、そして最後は「瞬間油熱乾燥法」にて油で揚げて完成。
チキンラーメンができるこの一連の作業工程を楽しめるとともに、パッケージは自分だけのオリジナルデザインを描くことができます。
<画像提供:カップヌードルミュージアム 横浜>
これが、安藤百福が天ぷらを揚げる様子からヒントを得たという「瞬間油熱乾燥法」。
油で揚げることで麺を乾燥させるという画期的なアイデア。常日頃から周囲へ好奇心のアンテナを張っているからこそ得られた成功ですね。
<チキンラーメンファクトリーの基本情報>
- 運営時間:10:15~17:45
- 場所:カップヌードルミュージアム 横浜 3階
- 料金:中学生以上800円、小学生500円(税込、別途入館料)
- 年齢制限:小学生以上 ※未就学児不可、学年の切り替えは4月1日から
- 定員:各回48人
- 所要時間:約90分
- スケジュール:10:15、11:00、11:45、13:15、14:00、14:45、15:30、16:15
>>>「チキンラーメンファクトリー」の詳細は公式サイトをご参照ください。
7. 自分が麺になる?カップヌードルパーク
<画像提供:カップヌードルミュージアム 横浜>
カップヌードルパークは、カップヌードルの製造工程が体感できる子ども向け屋内アスレチック施設。
自分が「麺」となって、巨大な工場の中で製麺から出荷されるまでの流れをからだで体感することができるユニークなアトラクションです。
※2021年12月現在、休止中です。
<カップヌードルパークの基本情報>
- 運営時間:10:30~17:30(最終受付17:00)
- 場所:カップヌードルミュージアム 横浜 4階
- 年齢制限:3歳以上、小学生以下
- 所要時間:約30分(利用時間約25分)
- 身長制限:90cm以上
- 料金:1回400円(税込)
>>>「カップヌードルパーク」の詳細は公式サイトにてご確認ください。
8. NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-で8ヵ国のめんを味わう!
安藤百福が、麺のルーツを求めて世界中を訪ね歩く中で出会った、世界各国のさまざまな"麺"を味わえるフードアトラクションです。現在は、8ヶ国(イタリア、カザフスタン、中国、韓国、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア)の麺料理とデザートがお楽しみいただけます。麺メニューは、国立民族学博物館の石毛直道氏が監修しているそう。
店内はアジアのナイトマーケットをイメージした作りで、素朴なテーブルにプラスチックイスが並べられた光景は、まさに東南アジアのそれ!その再現性の高さに懐かしさすら覚えます。
ちなみに、各国屋台を演出する小道具も現地で調達したホンモノ。BGMで流れる音もまた、現地で実際録音してきたものというから驚きです。
NOODLES BAZAARの麺メニューはいずれもハーフサイズとなっています。これはいろんな国の麺料理を試しやすいよう配慮されたもの。
というわけで、今回はマニアックなところで、カザフスタンのラグマン(400円税込)と、ミニチキンラーメン(200円税込)をチョイス。これにドリンクバー(200円税込)を付けていただきました。
実際筆者はカザフでラグマンを食べたことがありますが、味は日本人の舌に少し寄せている印象を受けたものの、現地のラグマンが再現されていました。
こちらは人気メニューの「カップヌードルソフトクリーム」(400円税込)。
醤油味の甘じょっぱいソフトクリームにカップヌードルの具材がそのままトッピングされ、見た目のインパクトと意外な美味しさに二度ビックリです。ぜひ、お試しあれ。
<画像提供:カップヌードルミュージアム 横浜>
こちらは、土日祝日のみ、1日29食限定で販売される「謎肉丼」。カップヌードルのスープが染み込んだ「謎肉」をこれでもかとトッピングしたインパクト大の丼ぶりアイテム。
タイミングが合えばぜひ試してみては。
<NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-の基本情報>
- 営業時間:11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
- 場所:カップヌードルミュージアム 横浜 4階
- 座席数:80席
- 料金(税込):
各国の料理1食400円(ハーフサイズ)
ミニチキンラーメン1食200円
謎肉丼1食400円(土日祝日のみ、1日29食限定)
各国のデザート1食400円
各国のジュース1本200円
ドリンクバー1カップ200円
※セルフサービス形式
9. カップヌードルやひよこちゃんグッズだらけ! ミュージアムショップ
百福ワールドを堪能したら、最後はやっぱりお買い物を楽しみましょう。
同館1階にある「カップヌードルミュージアムショップ」は、誰でも入店無料です。
多種多彩なチキンラーメンのひよこちゃんグッズやミュージアムロゴの化粧箱に入ったカップヌードル3食入りBOXセット販売、トミカのおもちゃから文房具まで、ミュージアムショップならではのレアなグッズが取り揃っています。
ここでしか買えない限定グッズの中でも抜群の人気を誇る商品はこちら。
- チキンラーメンサブレ(12枚入、900円税込)
- チキンラーメンまんじゅう(6個入、900円税込)
- ひよこちゃんカップヌードルキーホルダー(400円税込)
さっくりした軽い食感のサブレと上品な甘さとしっとり黄身あんのひよこまんじゅうは、食べるのに罪悪感を覚えるほどキュートなビジュアルです。またサブレのパッケージが初代チキンラーメンのパッケージであることにも注目です。どれもお土産に喜ばれるアイテムですね。
10. 屋外の穴場! CUPNOODLES "B-玉"COASTER
「カップヌードルミュージアム 横浜」の屋外に併設された穴場スポットが「CUPNOODLES "B-玉"COASTER(カップヌードルビーだまコースター)」です。
カップヌードルの製造工場をイメージしたコースを4,000個の赤いビー玉が一斉に駆け巡る、躍動感あふれるウィンドウディスプレイです。
回転軸にはひよこちゃんがあしらわれ、高速回転するひよこちゃんはとってもシュールです。
この様子は動画でもお楽しみいただけます。(所要時間2分30秒)
<CUPNOODLES "B-玉"COASTERの基本情報>
- 運営時間:10:00~18:00(休館日除く)
- 場所:カップヌードルミュージアム横浜1階(国際大通り側ショーウィンドウ)
- 見学無料
11. カップヌードルミュージアム 横浜のトリビア
ここでは、知っておいて損はない、「カップヌードルミュージアム 横浜」ならではのトリビアをご紹介。
敷地内に安藤百福の名言ストリートがある!
「カップヌードルミュージアム 横浜」の敷地を埋める赤レンガの地面には、実は安藤百福の名言が刻まれています。
「素人だからこそ、常識を超える発想ができる」
「人生に遅すぎるということはない」
「四六時中、考える習慣をつけなさい」
など。誰もが心に刺さる20の名言、ぜひお見逃しなく。
高い天井のエントランスホールと50周年記念階段
入館してまず驚かされる、真っ白な空間に高い天井。
その意表をついたデザインもまた、ミュージアムのロゴマークに記された「!」を印象づける一コマ。
そして正面の階段には、2021年にカップヌードル誕生50周年を記念したアニバーサリーラッピングが登場。2021年12月15日まで展示されていたレアな風景です。
「京造ねぶた」でつくられた巨大カップヌードルがある
入口のエントランスホールの頭上を飾る巨大な白のカップヌードル。
このオブジェは2013年、当時、京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)の1年生だった学生チームが「グループワークショップ」の一環で制作した「ねぶた」が寄贈されたもの。
青森ねぶたの伝統技法を用いて、その形と和紙の濃淡だけで表現されたカップヌードル。白の空間に美しく調和しています。なお、夕方にはライトアップもされますよ。
12. カップヌードルミュージアム 横浜へのアクセス
次に、「カップヌードルミュージアム 横浜」へのアクセスをご紹介します。
鉄道の場合、最寄り駅はJR桜木町駅か、みなとみらい線馬車道駅となります。桜木町駅からは徒歩で12分、みなとみらい駅からは徒歩で8分ほどの距離。横浜のシンボルの大観覧車「コスモクロック21」を目指して歩けば迷うことはないでしょう。
2021年4月に誕生した、日本初の都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」。桜木町駅-運河パーク駅間を毎日運行中(片道券大人1,000円、子ども(3歳~小学生)500円)。日本ではめったに体験できないビルの合間の空中散歩。ぜひ記念に試してみては。
ちなみに、運河パーク駅からミュージアムまでは徒歩5分です。
>>>「YOKOHAMA AIR CABIN」の詳細は公式サイトをご参照ください。
みなとみらいは平坦な道が多いため、移動手段はシェアサイクルがとても便利。自転車ならJR桜木町駅から約7分です。
横浜コミュニティサイクル「bay bike(ベイバイク)」は電動自転車なので走行は快適ラクラク、料金は30分ごと165円で、みなとみらい地区はポート数も多いため、ちょい乗りにはとても便利です。
>>>横浜コミュニティサイクル「bay bike」に関する詳細は公式サイトをご参照ください。
>>>その他、詳しい交通アクセスは公式サイトをご参照ください。
13. カップヌードルミュージアム 横浜のおすすめ周辺情報
観光スポットが目白押しの横浜みなとみらい。今回は「カップヌードルミュージアム 横浜」の周辺おすすめスポットをご紹介します。
よこはまコスモワールド
「カップヌードルミュージアム 横浜」の目の前にそびえ立つ大観覧車「コスモクロック21」。1989年の横浜博覧会の「コスモワールド」の名残であり、横浜を象徴するランドマークの一つです。
全高112.5mの世界最大級の時計機能付き大観覧車は1周約15分。昼間は港が見える横浜の大パノラマを一望し、夜は宝石箱のような夜景が楽しめます。
また、よこはまコスモワールドの各種アトラクションも子どもたちに大人気です。
>>>「よこはまコスモワールド」の詳細は公式サイトをご参照ください。
横浜赤レンガ倉庫
今や横浜のデートスポットとして定着してきた「横浜赤レンガ倉庫」。「カップヌードルミュージアム 横浜」からも徒歩5分程の距離にあります。
ペリー来航による開国から新時代の幕開けとともに発展した横浜港。時代に翻弄され、一時は取り壊しの危機に遭ったものの、現在は芸術文化の創造・情報を発信する基地としてリニューアルオープン。近代化産業遺産にも認定されています。
季節に応じた多彩なイベントが開催され、イベントホールでは観劇やジャズライブなどが楽しめるほか、おしゃれなカフェ・レストラン、ショップも楽しめます。
隣接する赤レンガパークで海を眺めながらのんびり過ごすこともできますよ。
>>>「横浜赤レンガ倉庫」に関する詳細は公式サイトをご確認ください。
ガンダムファクトリー横浜
「カップヌードルミュージアム 横浜」から約2.2km、山下ふ頭に誕生した「ガンダムファクトリー横浜(GUNDAM FACTORY YOKOHAMA)」。「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」の一環として横浜市協力のもと2020年12月にオープン。ガンダムファンにとっては胸熱となる実物大動くガンダムが見学できます。
コロナ禍にもかかわらず、オープン当初は大人気でチケット入手が困難でしたが、現在では比較的落ち着いて平日なら当日券で入場できることも。
なお、2022年3月31日までの期間限定ですのでお早めに。
>>>「ガンダムファクトリー横浜」に関する詳細は公式サイトをご確認ください。
14. カップヌードルミュージアム 横浜の基本情報
何事も受け身になりがちな今の時代、安藤百福の生涯やそのマインドにインスパイアされたら、次はあなたが、今無いものを世に送り出す成功者になるかもしれません!
そんな期待を胸に、ぜひ今度「カップヌードルミュージアム 横浜」へ遊びに行ってみませんか?
それでは、「カップヌードルミュージアム 横浜」に関する基本情報です。
- 住所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4
- 開館時間:10:00~18:00 (最終入館は17:00)
- 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日が休館日)、年末年始(12月30日~1月1日)および臨時休館あり
- 電話:045-345-0918
- 料金:
<入館料>
大人(大学生以上)500円、高校生以下は無料
※ただし、当面は「マイカップヌードルファクトリー利用券付き入館券」(大人900円、高校生以下400円)の購入が必要
※当日の入館者数上限に達していない場合に限り、受付窓口にて当日分の「マイカップヌードルファクトリー利用券付き入館券」を先着順で販売
<年間パスポート>
大人(大学生以上)1,500円
※年間パスポートの場合、当面の入館は、マイカップヌードルファクトリー利用券分400円が別途必要(ローチケで予約する際は、"高校生以下400円"の券種を選択)
※購入日から1年間有効
※1階チケットカウンターにて購入可
※年間パスポートだけの特典あり(詳細はこちら) - 授乳室(ベビールーム):1階エントランスホール大階段下
- 駐車場:29台(9:00~19:00)
※入館チケット提示で最初の1時間無料、それ以降は30分毎に250円
※19時以降の出庫は不可
※駐車場台数には限りがありますので、公共交通機関または周辺の有料駐車場をご利用ください - アクセス:
<車利用の場合>
・首都高速神奈川1号線横羽線 みなとみらいICより約5分。東神奈川ICからは約7分。
<鉄道利用の場合>
・JR京浜東北・根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」より徒歩約12分
・みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩約8分。「馬車道駅」からは徒歩約8分。
<バス利用の場合>
・JR横浜駅前東口バスターミナル発「ベイサイドブルー」バス「山下ふ頭」行きに乗車、「カップヌードルパーク・ハンマーヘッド入口」下車で徒歩3分。
・JR桜木町駅前4番のりば発「ピアライン」バス「ハンマーヘッド」行きに乗車、「国際橋・カップヌードルミュージアム前」下車で徒歩3分。
<ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」利用の場合>
・JR桜木町駅前より乗車、「運河パーク駅」下車、徒歩約5分。 - 公式ウェブサイト:カップヌードルミュージアム 横浜
※この記事は2021年11月に取材したものです。期間限定の情報もありますので、最新情報は公式ウェブサイトをご確認ください
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かわいまゆみ
- 自称ミステリーハンターで絶景ハンター。訪れた国は80カ国以上。世界中の絶景を求めて地球を駆け回っています。