公開日:
最終更新日:
第1回 日本クロアチア映画祭が開幕しました!~オープニング作品のレビューもあります~
みなさんはクロアチアの映画を観たことはありますか??(私はありません..。)日本で観る機会はなかなかないですよね。。。
そもそも、クロアチアを訪れたことがある方も、まだまだ少ないと思います。(私もありません..。)
そんなみなさんに朗報です!!
2021年12月17日、第1回 日本クロアチア映画祭が開幕しました。12月17日~19日の3日間、クロアチアの映画が上映されます。映画作品を通してクロアチアを知ることができますよ。
今回の記事では、日本クロアチア映画祭のオープニングセレモニーの様子とオープニング作品についてご紹介します。
※第1回 日本クロアチア映画祭は終了しました。
目次
日本クロアチア映画祭とは?
「クロアチアを映画で感じる3日間」と題し、一般社団法人日本クロアチア協会が主催して開催される映画祭。今回がその第1回で、クロアチアの映画が日本で上映されます。今後は、日本とクロアチアで毎年開催される予定になっています。
オープニングセレモニーの様子
いよいよオープニングセレモニーが始まりました!まずは、来賓のみなさんの挨拶から。※挨拶の一部を抜粋してお伝えします。
<外務省 欧州局の大森さん>
「クロアチアと日本は非常に友好的な国で、コロナ禍前は毎年15万人以上の日本人がクロアチアを訪問していました。今は人的な交流が止まっていますが、また多くの日本人がクロアチアの美しさを求めて旅に出るのではないかと大いに期待しています。クロアチアは文化的にも非常に豊かな国です。この映画祭が日本とクロアチアの架け橋になることを期待しています。」
<日本クロアチア協会理事、女優・歌手の山口いづみさん>
「クロアチアとの出会いは、10年ほど前に『チェティリ・スタジューナ』というクロアチアの名曲を歌ったことがきっかけです。それまでは名前を聞いたこ知れば知るほど、クロアチアの魅力を皆さんにお伝えする機会がないかと思っていましたら、この度映画祭を開催することができるようになりました。この芸術を通して、少しでも多くの日本の方に知っていただき、好きになっていただけたらと心から願っています。」
>>「日本版の《チェティリ・スタジューナ》」の詳細はこちらから
続いて、お二人の方からのビデオメッセージです。
<駐クロアチア日本大使 嘉治美佐子さん>
「在任して2年半になりますが、クロアチアは本当に魅力的な国です。今回の映画祭の映画はどれも新しいものばかりです。特に『釣りと漁師の対話』は、有名な詩人の原作に基づいており、ユネスコ世界遺産になったフヴァル島が舞台になっています。クロアチアは日本の大切な友人です。いつかクロアチアに来ていただいて、クロアチアを体験されることを願っています。」
<クロアチア映像協会CEO クリス・マルチッチさん>
「日本でクロアチア映画が上映されることを大変うれしく誇りに思います。4年前に日本に訪れたときは息子とアニメを楽しみました。また日本に行かれることを楽しみにしています。どうぞ映画祭を楽しんでください。」
そして、主催者からの挨拶。
<日本クロアチア協会代表理事 エドワード 片山トゥリプコヴィッチさん>
「日本クロアチア映画祭は、映画を通じてお互いの文化と伝統を発見し、理解しながら身近な存在であるのが私の願いです。両国の遺伝を持っている私としては人生のミッションでもあります。次回はクロアチアで日本の映画祭を開催したいと思います。毎年両国の映画祭を開催しながら、友好関係を深めて行きたいと思っています。本日ご参加いただいているみなさんの温かい支援をお願いします。」
<駐在クロアチア共和国大使館 大使ドラジェン・フラスティッチさん>
「クロアチアは世界で一番美しい国の一つとして知られています。美しい自然、豊かな文化、美味しいグルメ、色々ありますが、クロアチアでは興味深い映画が作られていることをご存知の方は少ないと思います。本日はどうぞ映画を楽しんでください。」
みなさんの挨拶から、熱い熱い「クロアチア愛」がひしひしと伝わってきて、なんだかジーンとしてしまいました。。。
第1回 日本クロアチア映画祭 上映作品の紹介
今回の上映作品は、2018~2020年に公開された新しい映画ばかりです。簡単にご紹介します。【パンフレット、HPより引用】
1. 釣りと漁師の対話(Fishing and Fishermen's conversations)
- 監督 : ミラン・トレンツ
- 主演 : ラデ・シェルベジヤ、レオン・ルツェフ
- 制作年 : 2020年
- 上映時間 : 97分
- ジャンル : フィクション(ドラマ)
- 映倫区分 : PG-12(12歳未満の方は、保護者の助言・指導が必要です)
16世紀のクロアチアのフヴァル島が舞台。67歳の貴族詩人が地元の漁師2人と共に3日間の船旅に出ます。アドリア海で撮影された本作は、現実、記憶、夢、幻が複雑に絡み合います。
2. 半透明の水っぽいレバスの偶然の贅沢(Accidental Luxuriance of the Translucent Watery Rebus)
- 監督 : ダリボル バリッチ
- 主演 : ラカン・ルシャイダト、アナ・ヴィレニツァ
- 制作年 : 2020年
- 上映時間 : 81分
- ジャンル : アニメ
- 映倫区分 : G(年齢を問わず、どなたでもご覧いただけます)
クロアチアで注目されているだりぼる・バリッチ監督の最新作。人類の歴史における混沌とした時代に、独特な精神世界を表現しています。この叙情的、哲学的、妄想的な投機的メタフィクションは、バリッチ監督独特な美学の弁証法的で刺激的な作品です。
3. タンブリツァを響かせて(Tune up)
- 監督 : スタニスラフ・トミッチ
- 主演 : モムチロ・オタシェヴィッチ、ティヤナ・ペチェンチッチ
- 制作年 : 2021年
- 上映時間 : 80分
- ジャンル : アクション・コメディ
- 映倫区分 : G
有名なラジオ番組の伝説的なアナウンサーであるブランコ・ウヴォディッチは、タンブリツァ・バンドに呼びかけ、ポジェガ市で開催される50周年記念ゴールデンワイヤー音楽祭で、タンブリツァ大会を行うことに。
4. ラダ・カメンスキの本当の姿(Lada Kamenski)
- 監督 : マルコ・シャンティッチ、サラ・フリバル
- 主演 : フラノ・マスコヴィッチ、ナタシャ・ドルチッチ、クセニヤ・マリンコヴィッチ
- 制作年 : 2018年
- 上映時間 : 75分
- ジャンル : フィクション(コメディ)
- 映倫区分 : G
主人公の若い映画監督が、繊維産業の崩壊をテーマにした作品を作るために、3人の女優を自分のアパートに招いて非公式のオーディションを行います。3人が主役ノザを求めて競争するうちに、事態は予想外の方向に進んでいきます。
※全作品日本語字幕付き
オープニング作品のレビュー
そして・・・私もオープニング作品『釣りと漁師の対話』を観ました。クロアチア映画を観たのは初めてです!
舞台はクロアチアのフヴァル島。主人公は、漁師2人と男の子と船に乗り、旅に出ます。釣りしながら、美しい景色の中、旅を続けていきます。その間に・・・。(ネタバレになりますので、ここまでにしておきます。)
見終わった後の感想は、ズバリ「感動した...(涙)」でした。
この映画のジャンルは、フィクション(ドラマ)。まさに「ドラマ」でした。登場人物たちの気持ちがリアルに表現されていました。そして、現実と過去の記憶、夢とが絡み合っている描写も素敵でした。とにかく色んな感情がこみ上げてきて、エンドロール中は涙が流れ続けていました・・・。(たぶん私だけではなかったハズ。)
ぜひみなさんに観ていただきたい作品です。
第1回 日本クロアチア映画祭の概要
- 期間:2021年12月17日(金)~19(日)
- 会場:東京都写真美術館
- TEL:03-6319-6055
- HP:日本クロアチア映画祭
※第1回 日本クロアチア映画祭は終了しました。
東京写真美術館の情報
- 住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
- TEL:03-3280-0099
- アクセス:JR恵比寿駅東口より徒歩約7分
- HP:東京写真美術
おまけ&まとめ
今の期間、恵比寿ガーデンプレイスではバカラのシャンデリアを楽しめます。
現地を訪れた方は「CHANDELIER LIGHT UP AR」というInstagramのARフィルターも体験できますよ!行けない方には「Trip to YGP 360°AR」で体験できますので、ぜひBaccarat ETERNAL LIGHTSのサイトをご覧ください。
Baccarat ETERNAL LIGHTS-歓びのかたち- 概要
- 開催期間:11月13日(土)~2022年1月10日(月・祝)まで
- 点灯時間:11:00〜23:00 ※状況により変更になる場合があります
- 開催場所:恵比寿ガーデンプレイス センター広場
- HP:Baccarat ETERNAL LIGHTS
第1回 日本クロアチア映画祭は12月19日までですが、来年も再来年も開催されます。今回観られない方は、次の機会にぜひご参加ください。きっと、クロアチアを訪れたくなりますよ!!
※「第1回 日本クロアチア映画祭」と「Baccarat ETERNAL LIGHTS-歓びのかたち-」は終了しました。
Ranking東京記事ランキング
-
よしだようこ
- たびこふれ編集員兼ライター。ライターとしては発展途上中ですが、編集はお任せあれ♪
東京生まれの東京育ち。旅好きの原点は両親の実家(長野&岐阜)への帰省。美味しい食事とワインがあれば幸せです。