【海外添乗員が教える】本当に美味しい世界の国グルメ3選

世界の美味しい料理

食べるもの食べるもの、美味しすぎてとまらない!!そんな国が存在します^^

126ヶ国訪れた中で、選りすぐりのグルメ3カ国をご紹介!(しかも超メジャーな国を敢えて外す笑)

「次の海外旅行でぜひ行ってみよう!」、そう思っていただけること間違いなし!

「美味しい理由」と共に、添乗員目線で語ります♪

目次

お客様が一言「イギリスは美味しくないから行かない。」え、それ本気?!

こんにちは!126カ国を旅してきた元海外添乗員のNatsukiです!

突然ですが、皆さんは「海外旅行先」をどうやって決めておられますか?

写真で見た絶景が見たいから?

噂に「良いよ!」と聞いたから?

以前にこう仰ったお客様がおられました。

「添乗員さん・・イギリスって食事美味しくないんでしょ?だったら行くの辞めようかと思って・・」

そう聞いた私はびっくり仰天!

訪れる度に「自然を愛する人々が創り上げた国だな」と、自然体な美しさに感嘆を受けるイギリス。

それほどに魅力的で、世界でも必見の一国だと思っています。

そんな国に行かない??しかも「食事」が理由で?!

確かに食事に関しては、イタリアやフランス料理ほど世界的には評価が高くないイギリスですが、その歴史的な歩みはここで語るまでもなく、他にも魅力は満載です!

(イギリスも昨今は美味しい店も増えてきていることは世界のフーディーにも知られていることですし、シンプルな味付けのお料理が多いですが、それもなかなか美味しいと個人的には思っています^^)

ただ、同時に感じたのは、「それほどまでに『お食事』が、旅行の重要なポイントになり得るのだ」という事実でもありました。

きっとそうお考えなのは、このお客様だけではないはず!

そう思い、今回改めてお伝えしようと思います!『世界で本当に美味しい国はここだ!!』

・・ただし、ここで私が、「イタリア!フランス!!スペイン!!!」と言ったら、ガッカリしますでしょ?笑

それはもう皆さん十分にご存知だと思います^^ですので今回は、その3カ国を除いた3選!笑

126カ国訪れてみた私的な結論を、まとめたいと思います!

「美味しい食べ物」は世界に数あれど「何を食べても美味しい」と言う国は希少

世界中を旅してきた方に「海外で美味しかったものは?」と質問すると、本当に沢山のお料理が挙げられます。

しかし、私は思うのです。

「美味しい物」はたくさんあるけれど、「何を食べても美味しい」と言う国は数限られているのではないかと・・。

その中でも、あれを食べてもこれを食べても美味しい!と言う国が存在します。

そう感じる背景には、必ず理由も存在します。(私の勝手な論評ですが・・)

逆に、理由なしに「何もかも美味しい」って有り得ないとも思います。

その理由は何なのか??

何がそう思わせるのか?!

それらも含め、1カ国ずつご紹介していきます。

「同感」との声多数!魅力ありすぎ!『ベトナム料理』

堂々の1カ国目は、ベトナムです!

これには「同感」との声がかなり多く、実際にそう感じた方がかなり多いのだなと思いました。

「美味しい」と感じる理由は、大きく分けて4つあると思います。

まず一つ目は、食のバラエティが豊富であるということ。

日本は国内旅行をしてみると本当によくわかるのですが、食のバラエティが実に豊富です。これは、日本が南北に長く、気候が異なることで食文化もその風土に合ったものが形成されたためではないかと思っています。

海外旅行でよくあるのが、「何だか毎日同じような味で、飽きてきた」ということ・・それだけ私たちは日常的に、非常にバラエティ豊かな食事を楽しんでいます。

食材でいえば、海の幸、山の幸、麺、粉物、乾物。

調理法で言えば、煮る、焼く、蒸す、揚げる、生食、漬物。

汁物一つにしても、塩味、味噌味、醤油味、豚骨味、冷たい物、辛い物、酸っぱい物、煎餅入り、ねばねば、などなど・・・あげればキリがありません。

この点、ベトナムも同様です!

南北に長いベトナムは、縦断すると、移動していく程に違った味に出会うことができます。これは海外の食事に於いて、とても大きなポイントだと思います◎

バインセオ
<バインセオ|Photo from pixabay

ちなみにこちらの写真は、"ベトナム風お好み焼き"とも呼ばれます『バインセオ』。

パリッとしたココナツ風味の生地が、タレとの相性抜群で絶品です♪

エビやもやしなどが挟まれているのですが、ベトナムは沿岸部にある国ということもあり、魚介が多いのも嬉しいポイントですね^^

二つ目に注目したいのは、ベトナムがかつてフランスの統治下に置かれたという歴史です。

私が世界を旅していて大いに思うところは、「フランスの息のかかった国は美味しい」という共通点です。

同じような辺境の地でも、フランス領というだけで途端に美味しかったりします^^(稀に例外も存在します・・)

ベトナムはご存知の通り、フランスの統治を受けた国です。そのため、バケット(パン)やコーヒーなど、多くの食材がフランスからもたらされ、食文化の融合を見せました。

"ベトナム風サンドイッチ"の『バインミー』、その風味が格別な『ベトナムコーヒー』などがその一例です!

バインミー
<バインミー>

アイスコーヒー

ちなみに、日本ではとてもメジャーですが、海外ではなかなかありつけないのが「アイスコーヒー」。

世界で似たようなものをいくつも試しましたが、日本のものと同じくらい、または日本を超えるほどに美味しかったのが、ベトナムのアイスコーヒーです!

元々ベトナムコーヒーは、専用のフィルターで落として頂くのでとても香り高いものなのですが、そこに加えるのがミルクの代わりとなる「コンデンスミルク」。

この鼻に抜けるコーヒーの香りに、濃厚なコンデンスミルクの甘味がマッチして、何とも言えない美味しさなのです!!

ぜひ行かれた際には味わっていただきたい逸品です^^

三つ目は、お米が主食であるということ。

こちらもよく知られるところですが、ベトナムはお米が主食です。お腹が空いたらやっぱりお腹いっぱい食べたくなるお米!

ベトナムには「ご飯がすすむ」お料理も多くあります^^

やはり「食べ慣れたもの」が口にできることほど、お腹と心を満たす物はありません♪

また、お米から作られた麺である『フォー』、"ライス・ペーパー"とも呼ばれる薄く伸ばした『生春巻き』も有名です!あのつるんとした麺の喉越し!ぷるんとした生春巻きの食感!

日本人にとってこの『お米』が登場する点で、ベトナムが他国よりも一歩リードすることは十分に納得できます◎

四つ目は、ヌクマムを料理に使用するということです。

皆様、ヌクマムっておわかりになりますか?

ベトナム料理には欠かせない調味料である、「魚醤(ぎょしょう)」とも呼ばれるお魚から作られた醗酵調味料です。

海外のお料理をいただいて今ひとつ味が満足いかない時は、たいがい「旨味」を感じない時です。(私の経験上・・)

日本食では醗酵調味料が多く用いられ、私たちは日常的に「旨味」のある食事を口にしています。

この点、ベトナム料理は多くの食事にヌクマムを使用していることから、醗酵調味料特有の「旨味」が感じられ、自然と「美味しい」と感じるのではないかと思っています。

以上四点が、ベトナム料理が断然美味しいと感じる理由です\(^o^)/

『世界三大料理』よりランクイン!さすが!トルコ料理

ラフマジュン
<ラフマジュン>

2カ国目に挙げたいのが、トルコ料理です!

トルコはご存知の通り、「文明の十字路」と呼ばれます。

これは料理も同様で、東西の食文化が融合しているのがトルコ料理のように思います。(ちなみに世界三大料理の残りの二つは、アジアを代表する『中華料理』、ヨーロッパを代表する『フランス料理』です。)

トルコ料理でまず驚くことは、料理の種類の豊かさです!

旅行中にはある程度の食事回数がありますので、「おおよその料理は食べたかな」と思える国が多い中、トルコはなかなかそうはいきません。

調理法も含め、本当に東西から寄せ集まった感があり、食べても食べても「まだ食べていない料理」がお目見えします。その背景には、国土面積も大きさも去ることながら、もう一点、歴史的要因も関係しそうです。

トルコといえば、言わずもがな!かつての『オスマントルコ帝国』です。

その最盛期にはウィーン包囲を2回も行い、ヨーロッパ中心部近くまで勢力を伸ばしました。

「トルコの置き土産」として、ウィーンからヨーロッパ中に広まったコーヒー(カフェ文化)のお話も、よく知られていますね♪

また、「トルコ民族」自体は、中央アジアから移動してきた民族だと言われています。

コーカサス方面を通り、現在のアナトリア半島へ。その道中にも多いに他文化との交流がなされ、食文化の融合が進んだことでしょう。

私たちのイメージする「小籠包」のような食べ物(コーカサスの方では「ヒンカリ」と呼びます)も、このような流れからトルコ料理として今も存在するに至っているのではないかと、推測できます。

また、もう一つ付け加えたいのが地中海沿岸は素材が美味しいということ。

特に、強い日差しを浴びて育ったトマト&オリーブ(オイル)のお味は、日本の物とは別格の美味しさです!

日本でも、一口食べて「うん、美味しい!」と思わず口にしてしまうお料理は、必ずと言っていいほど『素材自体が美味しい』ですよね^^

それと同様、スペインも、南仏も、イタリアも、ギリシャも、どこもこの"恵み"のお陰で美味しい!というのが一理あると思いますが、トルコもそれが大いに当てはまります。

ケバブ
<ケバブ>

「やっぱり美味しい!」韓国料理

最後の1カ国は、韓国です。

「なぁーんだ!」と思わないでくださいね!笑

韓国は日本との距離が近い分、本当に馴染みがありますので、「わざわざ紹介されなくてもわかってるよ!」と思われる方も多いかもしれません^^

あえて分析しますと、ベトナム料理の章でもお話しした「お米が主食」「魚介類が多い」という点が、ここでも共通しています。

また「お野菜・山菜を多く使う」という点も、日本食と共通してヘルシーに頂けるお料理でもあります。

さらには、醗酵調味料である「コチュジャン」を使うことから、「旨味」が感じられるお食事が多いという点も、共通している様に思われます。

ちなみに、私は「コチュジャンが名産とされる村」を訪れ、その製造過程を覗かせていただいたことがあります。

かめ

家屋の軒先に置かれた、巨大な甕(かめ)・・その中には、太陽の光をたっぷり受けた唐辛子をふんだんに使ったコチュジャンが入っていました。

見た目は真っ赤だし、「唐辛子を使った」と聞くと尚のこと、とても辛いのかな?と想像しました・・・が、味見をさせていただいてびっくり!

「全然辛くない!むしろ・・・甘い!」

コチュジャン
<コチュジャン>

唐辛子は、醗酵させて寝かせることにより、まろやかに、甘みが増すのだそうです。太陽の恵みを受けて旨味を増したコチュジャンは、どこか懐かしく、優しく、奥深い味がしました。

そんな手作りコチュジャンの魅力に触れて以来、私はコチュジャンの大ファンになりました^^

ピビンバも、サムギョプサルも、コチュジャン抜きには語れません!

コチュジャンの無いそれらのお料理は、「わさびを添えないお刺身」のような、「イチゴを乗せないショートケーキ」のような、もはやそんな感覚です!笑

せっかくですのでもう一点、韓国料理の私のお気に入りをご紹介します^^

ピビン麺

それは、『ピビン麺』です。

皆様、ピビン麺ってご存知ですか?

冷麺は知っているけれど、ピビン麺は知らない・・という方もおられるのではないでしょうか?

イメージとしては、「冷麺の麺を、汁無しにして、辛味噌を和えた麺」です。ラーメンと油そばの関係に似ているような気がします(笑)

お味としては、辛くて、酸っぱくて、甘くて、クセになる♪

私は現地のガイドさんに教えていただいて以来、大のお気に入りです^^

日本の韓国料理店で置いているお店もありますが、まだまだ置いていないお店も多いように思います。私はあったら必ずと言って良いほど、オーダーします♪

ぜひ皆様にも、お試しいただきたい一品です!

最後に

いかがでしたでしょうか?

それぞれの味覚の好みにより、「美味しい」の感じ方は様々だと思いますが、試していただく価値はあると思います!

コロナ禍でまだまだ海外には出にくい昨今、国内の各国料理店を訪れてみるのもいいですし、はたまたご家庭で作ってみるのもいいですね♪(今はレシピ検索も簡単にできるので、私はよく家でも作って楽しんでいます^^)

今回の内容を、動画でもお話しさせていただいております!

ご紹介しきれなかったおすすめ料理、また「3選に入らなかったけど、それに続くおまけの1カ国」のご紹介もしておりますので、宜しければご覧くださいね♪

" frameborder="0" allowfullscreen="">

でも、これらの国にお出かけの際はくれぐれも食べ過ぎには注意してください!海外で体調不良に陥られる方に、食べ過ぎ・・という方も多く目にします^^;

『腹も身の内』でお願いします♪

ではまた!Natsukiでした!

※本内容はあくまでも個人的な趣向からのものであり、各国料理の論評は個人的見解によるものです。
※この記事の画像は全て「pixabay」の素材を使用しています。

ベトナム」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『ベトナム』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

【ベトナム】ホーチミンの中心ドンコイエリアからベンタイン市場までを散策!

Rankingベトナム記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

Natsuki

添乗員として日本全国・120カ国以上を訪れ、身も心も旅行に捧げた旅行好き。歴史系・文化系が得意ですが、自然系のツアーも大好きな信州生まれ。子育て真っ最中の中、お家から皆さんに「役立つ旅行のノウハウ」をお伝えしています!

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!