公開日:
最終更新日:
日本のコンビニが大好きなタイ人のためのタイ版コンビニ・グルメ事情〜セブンイレブン編〜
タイには日本と同じくコンビニがたくさんがあり、主にセブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどがあります。特に首都バンコクではセブンイレブンが多く、日本と変わらない密度で存在しており、いつでも気軽に立ち寄ることができます。もちろんバンコク以外の田舎街にもコンビニは常に存在しているので、コンビニがなくて困るということはありません。
しかも、タイ人は日本へ旅行すると、まずコンビニに行くというほど日本のコンビニが大好き。日本から習ったタイのコンビニも、日本に負けないクオリティの高い充実したコンビニ・グルメを味わうことができ、しかも値段がとても安いので、年々タイ政府により屋台が減少している中、タイ現地の人々の大切な食糧源になっています。
今回はセブンイレブンに重点を置いて、コンビニ内情とおすすめコンビニ・グルメをご紹介します。
目次
- タイのセブンイレブンってどんな商品を取り扱っているの?
- タイのセブンイレブンで買うべきおすすめグルメ〜お弁当&袋タイプの軽食編〜
- タイのセブンイレブンで買うべきおすすめグルメ〜冷凍食品編〜
- タイのセブンイレブンで買うべきおすすめグルメ〜ドリンク&スイーツ編〜
- まとめ
タイのセブンイレブンってどんな商品を取り扱っているの?
まずはタイのセブンイレブンで扱っている商品をずらっとご紹介します。
日本と同じくタイのコンビニにもおにぎりは定番の人気商品。タイ人はサーモンが大好きなので、おにぎりの具材はシャケが多い印象です。価格帯は1個27バーツ前後(約88円前後)。
お弁当も充実しています。タイ料理が主流ですが、他に洋風や中華風などのお弁当も見かけます。シーズンによっては日本の親子丼やカツ丼なども見かけることもあります。価格帯は40バーツ〜70バーツ前後(約131円〜230円前後)。
袋タイプのお惣菜やサンドイッチ、ハンバーガーなどの軽食も種類が豊富。その都度流行っている食べ物や食材にも敏感で、季節に応じて新商品が発売されます。定番以外は商品が頻繁に入れ替わるので、飽きることなく楽しめることができます。価格帯は25バーツ〜50バーツ前後(約62円〜164円前後)。
菓子パンコーナーも充実していて、タイ独特のお惣菜パンや菓子パンがずらっと並んでいます。
日本のランチパック的な商品もありました。具はカニカマやツナマヨなど。価格帯は約10バーツ〜20バーツ前後(約32円〜65円程度)。
スナック菓子も充実していて、タイ限定フレーバーもあるので、お土産で購入する人も多くいます。
タイのかっぱえびせんは日本のかっぱえびせんよりも海老の風味が強く美味しいので、わざわざ日本から購入して持って帰る人も多くいます。ぜひタイに旅行に来たら、日本とタイのかっぱえびせんを食べ比べてみてください。
「7Select(セブン・セレクト)」と呼ばれるセブンイレブン独自のブランドの商品もいくつかあり、こちらはスナック菓子。小さい袋で20バーツ(約65円)。
「7Select(セブン・セレクト)」の商品で袋入りバーガーもありました。こちらはシュリンプ・バーガー(写真左)とポーク・バーガー(写真右)で1個25バーツ(約82円)。
ポーク・バーガーは中にバーベキューソースが挟んであり、パンもフワフワで普通に美味しいです。小ぶりなので、小腹が空いた時にぴったり。
シュリンプ・バーガーはピリ辛なマヨソースが挟んであって、個人的にはこちらの方が好みの味付けでした。100円でお釣りが来るなら大満足のクオリティです。
タイ人は韓国のりが大好きで、コンビニでもいろいろなフレーバーの韓国のりを売っています。
お酒のつまみにぴったりな乾き系のつまみも豊富。
ポッキーやオレオなどのチョコスナック系もいろいろ。
ガムやミント系も種類が豊富です。
チョコレートは輸入品も多く取り扱ってます。
ドリンクコーナーでは水はもちろんソーダ系やビールなどのアルコールも豊富にありますが、日本人には嬉しいお茶も多種扱っています。ただし、注意しないと砂糖が入っているものもありますので、表示を良く見てから購入しましょう。白いキャップが無糖のものと言われていますが、白いキャップでも砂糖が入っているものもあり、注意が必要です。ただ、最近ではタイ人でも無糖のドリンクを好む人が増えており、以前よりも多く出回っています。
冷凍コーナーも枝豆からお弁当系まで種類が豊富にあります。
セルフのドリンクコーナー。
レジ横にはホットフードコーナーもありますが、現在はコロナで多くの商品は取り扱われていないようです。
タイのセブンイレブンで買うべきおすすめグルメ〜お弁当&袋タイプの軽食編〜
ではここからは、著者がおすすめするタイのセブンイレブンで買うべきおすすめグルメをご紹介します。まずは冷蔵コーナーにあるお弁当や袋タイプの軽食編から。
蟹チャーハン(写真左)とポーク・ガパオライス(写真右)。
タイは甲殻類において世界から見てもトップの生産国であり、海老や蟹料理はどれも安くて美味しいですが、特に蟹チャーハンは日本人の舌にもよく合い、通常のタイ料理よりも辛くないので、辛い料理が苦手な人にもおすすめです。
セブンイレブンの蟹チャーハンもちゃんと蟹の身がしっかり入っていて、クオリティが高いです。しかもこれで40バーツ(約131円)。量もそこそこあるので、日本人女性なら一食分には十分な量です。
日本人の中で常に上位トップの人気タイ料理に入るガパオライス。写真はポークのガパオライスですが、他にチキンや白身魚のガパオライスもあります。バジルの風味も豊かでしっかり濃いめの味付け。ご飯がたっぷり入っているので、こちらも満足感が得られます。辛さが強めなので、辛いのが苦手な方はご注意を。こちらも1つ40バーツ(約131円)。
もうひとつご紹介したいお弁当はChef's Cares(シェフズ・ケア) と呼ばれるお弁当。こちらは2020年のコロナ禍の中で発足された、Covid19の医療従事者や、関係者へのサポートをメインとした営利団体。Chef's Cares(シェフズ・ケア) はタイの有名なシェフや企業スポンサーの70人以上とのコラボしており、先日セブンイレブンとコラボしたお弁当が発売されました。 コンセプトは「シェフが作る良質の食材を使ったヘルシーなお弁当」です。
Chef's Cares(シェフズ・ケア)の中でも人気の「Spaghetti Green Curry Sauce with Chicken Breast(グリーンカレーのスパゲティと鶏むね肉)」は390キロカロリーでお値段は69バーツ(約226円)。
他のお弁当と比べると割高ですが、量も十分で味もレストランクオリティを意識し、素材も良いものを使っているので、これなら文句ないお値段です。コロナ禍で生まれた意識高い系のお弁当は、これからも色々なシェフとコラボしてバラエティの幅を広げていくようです。
最後は袋タイプの軽食で特におすすめのCP・海老カツバーガー、49バーツ(約161円)。
冒頭のセブンイレブン独自のブランド「7Select(セブン・セレクト)」にもシュリンプ・バーガーがありましたが、それとそっくりながらも海老感がより多めで味もこちらの方がおすすめ。とても人気の商品なので、売り切れている場合が多いのですが、もしも見つけたらぜひ買って試して欲しいです。
タイのセブンイレブンで買うべきおすすめグルメ〜冷凍食品編〜
次はおすすめの冷凍食品を2品ご紹介します。
CP社から販売されている海老ワンタン。こちらはセブンイレブンの冷凍食品の中でも特に美味しいと評判の品です。
値段は69バーツ(約226円)と他に比べて割高で、量も少なめですが食べてみて納得。ワンタンの中の海老がプリプリで中華料理レストランで出てくるお料理に引けを取らないクオリティの高さ。スープは若干味濃いめですが、お湯を足せばスープとして成立するので、こちらも小腹が空いたときにささっと食べるのに非常におすすめ。海老好きな人には一度食べてもらいたい一品です。
こちらは鯖醤油焼き丼。タイに旅行に来た際タイ料理に飽きてしまい、日本の味が恋しくなったときにぴったりです。
お米はタイ米ですが、フワッと炊かれているので食感もよく、お醤油味の鯖との相性も抜群。お野菜やキノコも入っているので、ヘルシーな一品。バンコク以外のタイ郊外で特に日本食が食べたくなった時、セブンイレブンに駆け込めば、日本食欲が満たされること間違いなしです。
タイのセブンイレブンで買うべきおすすめグルメ〜ドリンク&スイーツ編〜
最後はタイのセブンイレブンで特におすすめのドリンク&スイーツをご紹介。
一時期人気が出過ぎて購入困難になったほど人気の台湾ミルクティー。濃厚な風味と程よい甘さの中に後から来るお茶の香りがクセになります。いまだになかなかお目にかかれない人気ドリンクなので、見つけた時が買い時。1本35バーツ(約115円)。
こちらも人気商品で、発売されてからずいぶん日が経つにも関わらず、いまだに幻の商品となっているチョコレート・ラバ・ケーキ。電子レンジで20秒ほどチンして食べると、中のチョコレートがとろけ出し、非常にクオリティの高いケーキ。お皿に生クリームやフルーツと盛り付けると、レストランのデザートと見違えるほどの美味しさです。1個25バーツ(約82円)は破格の安さ!これも見つけたら即買いの1品です。
最後はアイス部門から2種類ご紹介。
まずはオレオのアイスバージョン。写真のようにクッキー生地にサンドされたサンドイッチバージョンと棒バージョンと2種類ありますが、人気は断然こちらの棒バージョン。
外側のチョコレートコーティングの中にサクサクのクッキー生地が忍ばせてあり、食感も楽しく、まさにオレオを食べているかのようなアイス。こちらは30バーツ(約98円)。
そしてもうひとつは筆者がどハマりしたキットカットのアイスバージョン。こちらもチョコレートコーディングの中にサクサクのウエハース生地が忍ばせてあり、甘さ控えめかつ濃厚なチョコレート味のアイスクリームは甘さが程良く、意外にあっさり食べられるので、1本一気にぺろっと完食してしまいます。こちらも発売当初は人気が出て購入困難になった人気商品。一度食べると必ずハマります。こちらも30バーツ(約98円)です。
まとめ
ということで、今回はタイのセブンイレブンの内情、およびコンビニ・グルメについてご紹介しました。いかがでしたか?
日本のコンビニは世界中でもダントツでクオリティが高いのは誰もが承知の上ですが、タイのコンビニも侮れない商品をたくさん発売しています。特に日本の商品に比べて値段が安いところは、貧富の差が激しいタイで庶民の懐に優しいと言えるでしょう。
日本はコンビニなしでは生活に困ってしまう人がたくさんいると思いますが、タイも同じことが言え、いつもコンビニはたくさんの人で賑わっています。
タイに旅行に来た際は、レストランでの食事も良いですが、たまにはセブンイレブンに立ち寄ってコンビニ・グルメを試してみてはいかがですか?
※1バーツ=3.28円(2021年8月15日現在)
Rankingタイ記事ランキング
-
ゆかりん
- ロサンゼルス在米27年を経て2016年からバンコクに移住。グラフィック・デザイナーの顔も持ちながら、海外在住ライターとして活躍中。趣味は料理と映画鑑賞で過去イタリアとタイで料理学校を卒業した経験があり、世界中の料理学校を制覇するのが夢。自他ともに認める食いしん坊で、常に美味しいものを探して放浪中。バンコクをはじめとする海外のご当地グルメの情報はおまかせあれ。