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金メダルへ名アシストした女性ボランティアスタッフを、ジャマイカ旅行へ招待!
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東京オリンピックの陸上男子110m障害で金メダルを獲得したハンスル・パーチメント選手を窮地から救った大会女性スタッフに対し、ジャマイカ政府のバートレット観光大臣が感謝の気持ちとして彼女をジャマイカ旅行へ招待すると発表し、8月19日10時より駐日ジャマイカ大使館に於いて式典が行われた。
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<東京港区にある駐日ジャマイカ大使館>
ハンスル・パーチメント選手は、8月4日同種目の準決勝に出場するため、国立競技場へ向かったが、誤って臨海部会場行きのバスに乗ってしまった。時間に間に合わないと慌てたパーチメント選手は、臨海部会場の女性スタッフに助けを求めた。その女性スタッフがストイコビッチ河島ティヤナさん(25歳)。彼女は自身の手持ちのお金を渡し、パーチメント選手はタクシーで国立競技場に向かうことができた。そして彼は見事準決勝を突破し、5日の決勝では今季自己ベストの13秒04をマークして金メダルを獲得。決勝の後、パーチメント選手はティヤナさんに会いに行き、金メダルを差し出して「あなたのおかげで決勝に進むことができ、金メダルを獲ることができた」と感謝を伝え、タクシー代を返してジャマイカのシャツをプレゼントした。この時の様子をパーチメント選手が自身のSNSに投稿し、世界中に知れ渡り、ジャマイカ政府も「ティアナさんの素晴らしい親切に感謝し、お礼としてジャマイカに公式に招待する」と発表した。
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<パーチメント選手(左)とティアナさん(右)>
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駐日ジャマイカ大使館では、ティアナさんとジャマイカ本国の観光大臣がオンラインでつながった。
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<ティアナさん(左)とショーナケイ・リチャーズ駐日ジャマイカ大使(右)>
ティアナさんが来ているシャツは、パーチメント選手がプレゼントしたもの。
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パーチメント選手もビデオメッセージで改めてティアナさんに感謝の気持ちを伝えた。
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ティヤナさんは「こんなに注目されることになるなんて今でも夢を見ているよう。私は自分にできることをしただけ。彼に後悔してほしくなかったから。」とコメントした。
式典は、ティヤナさんがもたらした素敵なエピソードにより、和やかで温かい笑顔に包まれていた。
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駐日ジャマイカ大使館内部の展示物。さすが、熱き陸上王国、ジャマイカ!
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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。




























