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【タイ】バンコク女子旅におすすめのパワースポット!伝説の幽霊が味方になります

記事投稿日:2021/08/23最終更新日:2021/10/14

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「タイの人が教えてくれました」

タイ映画の興行記録を更新した映画「愛しのゴースト」。その舞台となったのがバンコクにあるお寺、「ワット・マハーブット」です。映画の主人公となった女性は、今や"愛の伝説"と言われるほどタイで最も有名な幽霊となり、女性の恋愛の絶対的な味方となっているのです。

厳格で知られるタイのお坊さんが意外な一面と共に教えてくれた、せつない"悲恋物語"。日本ではあまり知られていませんが、タイの女性が絶えまなく訪れるお寺。女子旅におすすめの最強パワースポットをご紹介します。

目次

青空に光り輝くヨーロッパ調の美しいお寺

ワットマハープット
<黄金の屋根と白の柱が美しいワットマハープット本堂>

タイの首都バンコク。多くの日本人がビジネスや滞在の拠点とするBTS(スカイトレイン)のアソーク駅から10分(5駅)のオンヌット駅。このエリアに映画の主人公となった幽霊が祀られているワット・マハーブットというお寺があります。駅からはタクシーがおすすめ。「パイ ワット・マハーブット」と言うか、この写真を見せれば10分で着くでしょう。

この映画は1999年に国の興行記録を更新するという空前のヒットとなりました。それまではどこにでもある普通のお寺でしたが、この映画のヒットを機にパワースポットとして参拝者が急増。今では、10人以上のお坊さんが勤める大きなお寺となったのです。

ワットマハープット
<重厚な四重の屋根と色とりどりの装飾はヨーロッパのお城のよう>

タイのお寺を象徴するオレンジ色の重厚な屋根は四層にも重なり、高い尖塔が青空を突き抜けます。金色の壁と支柱には繊細な彫刻と色とりどりの石が組み込まれ、ヨーロッパのお城のような美しさが訪れる人々を魅了します。

ワットマハープット
<宝石を散りばめたような屋根と、青空に突き抜ける尖塔の数々>

ワットマハープット
<お堂の中は信仰の深いタイの人々でいっぱい>

お堂の中は平日にも関わらず、お坊さんのご法話を聞く人々であふれています。タイの人はとても信仰心が強いので、こうして時間があるとお寺に訪れるのです。タイの人に「好感が持てる日本人は?」と聞いたら、「仏様やお坊さんを見たら直ぐに手を合わせる人」と言っていました。

知っておくとお参りが奥深くなる、ヒンドゥー教の神々

ガネーシャ
<日本でも人気の高いヒンドゥー教の神ガネーシャ>

ガネーシャ
<ガネーシャへのお願いごとは近くにいるネズミにこっそりと>

境内には涼しげな池と噴水。その周りにはインドの神々。頭は象、体は人間の神様は日本でも見たことがあるでしょう。富や学問にご利益あることから、商人や学生に人気のあるガネーシャです。ただし、お願い事はガネーシャに直接しないで下さい。必ず近くにネズミがいますので、そのネズミに内緒話で伝えて下さい。ネズミからガネーシャに伝えてもらうのが作法です。おもしろいですね。

ラーフ
<日食・月食を司る不滅の魔人ラーフ>

そして大きな口でオレンジの球体にかじりついているのが、不滅の魔人ラーフ。インド神話に出てくる魔族で、太陽や月を飲み込み、日食、月食を引き起こすとも言われている、大変な力強さがあります。

ナーガ
<生まれ変わりと不死の象徴、蛇神ナーガ>

こちらは蛇の神様ナーガ。あらゆるお寺で見かける重要な存在です。蛇は脱皮をすることから生まれ変わりや不死の象徴であり、猛毒で神や人を助けることもあれば、この世を滅ぼすこともできるほどの力を持っているのです。

仏様
<日本の仏様とは異なる特徴的なお姿の神々>

このようにタイのお寺には、ヒンドゥー教の神々が祀られているのですが、その姿や表情は仏教の仏様と比べてとても特徴的で、背景のストーリーや能力も様々。ちょっと下調べをしていくととても奥深いお参りができて楽しいです。

ウェスタンハットにサングラスをかけた謎のガイコツ

ガイコツ
<ウェスタンハットにサングラスの謎のガイコツ>

私はこのお寺を訪問したのは2回目なのですが、前回とても気になったのがこの"洋服を着たガイコツ"。等身大でとてもリアル。ウエスタンハットにサングラス、チェック柄のシャツを腰に巻いている姿はカウボーイのよう。それでいてしっかりと手を合わせて合掌する姿はとても不思議です。

ガイコツ
<手を合わせて真っすぐ先を見つめる不思議なガイコツ>

このガイコツが何を意味するのか、インターネットにもガイドブックにも情報が見当たりません。そこでお坊さんに直接聞いてみることにしました。しかしタイのお坊さんと言えば、非常に地位が高く、「話しかけたらいけない」、「写真を撮ったらいけない」等と注意されることもあります。

これは、日本もタイも同じ仏教国ではあるのですが、日本は「全ての人が救われる」大乗仏教。一方、タイは「修業をしたものだけが救われる」上座部仏教。厳しい修行をしているお坊さんは別世界の方という見方があるからです。

では、実際にはどうなのでしょう?不安半分にお坊さんに質問してみました。

厳格な中でも、実はとても気さくなタイのお坊さん

お坊さん
<丁寧に答えてくれた優しいお坊さん>

「このガイコツはやはり映画の幽霊と関係あるのでしょうか?」

すると、このお坊さんが丁寧に答えてくれるのです。

「このガイコツは映画とは関係ありません。人間は死ぬときは何も持っていけない、骨だけってことを表してます。元々は骨だけだったんですがね。近所の人が帽子や洋服を持ってきてくれて、日差しが強いからサングラスをかけてくれました。せっかくだからそのままにしています。前はドラえもんも置いてありましたよ」と意外なお答え。

お坊さん
<話しをしていると次々と他のお坊さんが寄ってきます>

そしてガイコツの謎に聞き入っていると、他のお坊さんも「なに?なに?」と寄ってきて、お寺の1日のスケジュールや歴史、ご近所様が食料を寄付してくれることへの感謝などたくさんのお話をニコニコと話してくれました。若いお坊さんは「私は日本の方に説明できる自信はないですよ~」と照れ笑いする姿もあり、意外にもとても気さくで親しみやすさを感じました。

空前の大ヒット映画。タイ全土が涙した"悲恋物語"

ナークさん
<長い髪と民族衣装から肩を出した美しいナークさん>

さて、お坊さんのお話しによると、映画の主人公になった幽霊の名は「メー・ナーク」、訳すと「ナークお母さん」と言う、若くて美しい、長い黒髪の女性です。

村長の娘だったナークさんは庭師の男性と恋に落ちてしまいます。由緒正しき家柄の男性と結婚させたかった父親は大反対。それでもナークさんは父親の反対を押し切り、駆け落ちまでしてこの庭師と結婚したのです。

ナークさんはほどなく子供を身ごもりましたが、その喜びも束の間、夫は徴兵に呼ばれてしまうのです。そして夫が戦場に行っている間に、難産によってナークさんもお腹の子供も亡くなってしまったのです。

ナークさん
<お堂の中に飾られたナークさんのたくさんの肖像画>

死んでも夫に会いたいナークさんは幽霊になって家で帰りを待ちました。無事に戦場から戻った夫は、幽霊と知らずに幸せな生活を送ります。しかし母子の葬儀をあげた村人たちは「あれは幽霊だ。呪われるから逃げなさい」と忠告します。それを知ったナークさんは悪霊となり次々と村人を呪い、やっと気付いた夫もお寺に避難、ナークさんは僧侶の法力によってこの寺に封じられたというお話です。

幽霊となったナークさんへ、絶え間なく訪れるタイ女性

ナークさん
<絶え間なく訪れる女性参拝者>

お寺の奥のお堂にナークさんは祀られています。周囲には幾つもの肖像画があり、艶のあるまっすぐな黒髪、民族衣装から右肩を出してほほ笑む姿は妖艶です。

幽霊になってしまったとはいえ、それは夫への一途な想いがあったからこそ。今やナークさんは"愛の伝説"となり、タイで知らない人はいないと言わるほど有名な女性なのです。そして、ここは女性の参拝者が途切れることなく訪れるパワースポットとなり、恋愛の成就や、夫や恋人の無事を祈っているのです。

ナークさん
<どの女性も真剣な表情です>

ナークさん
<女性の最強の味方になっているナークさんの像>

駆け落ちまでして結婚、そして死んでも夫に会いに来たというナークさんの一途な心は真っ直ぐでとても美しいですね。恋に悩む女性のとても強い見方になってくれているのでしょう。片想いの恋愛成就に、愛する人の心願成就に、ぜひお出かけ下さい。

ワット・マハーブット(วัดมหาบุศย์)

  • 住所:747/1 Soi On Nut 7, Sukhumvit 77, Bangkok

まとめ

今回は、タイ・バンコクのお寺「ワット・マハーブット」をご紹介しました。タイの映画興行記録を更新した舞台。ヨーロッパ調の美しいお寺には、ユーモラスなお姿のヒンドゥー教の神々や、ウエスタンハットとサングラスの謎のガイコツと、見どころ満載です。そしてタイの女性に絶大な人気のある"愛の伝説"と呼ばれるナークさんに、恋愛のお願いをしてみてはいかがでしょうか。女子旅におすすめです。

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KOJI SAITO
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