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【ギリシャ】2021年、ハイシーズンのアテネの様子
夏はギリシャ旅行のハイシーズン。
まだまだ続いているパンデミックの中、この夏もギリシャは国外からの旅行者に対し門戸を開いています。今年の観光シーズンは6月に始まり、8月初めまでには230万人もの旅行者がギリシャを訪れたそう。
今回は、ハイシーズンのアテネの街の様子をお届けします。
目次
8月のアテネはどんな感じ?
観光国であるギリシャは、特に春から秋のはじめまでに多くの旅行者が訪れます。観光シーズンの初めと終わり頃は、遺跡巡りをしたり観光にぴったりの季節。ハイシーズンとされる真夏は、島のビーチでのんびり過ごすスタイルのバカンスに人気です。
観光にかかわる仕事をしている人にとって、夏は一年で一番忙しく働き詰めの日々。それ以外のギリシャ人にとって夏にバカンスは欠かせないので、毎年7月終わりから8月終わりごろまでのアテネは人が減り、都心の繁華街や観光エリア以外は少し閑散とした雰囲気になります。
ある日のシンタグマ広場国会議事堂前。午後の1番暑い時間帯だったのもあり、人は少なめでした。
シンタグマ広場からまっすぐ延びるショッピングストリート、エルムー通り。夕方からはもっと賑わいそうです。
アテネ随一の観光エリア「プラカ地区」の様子
土産物店などが多く集まるプラカ地区の方へも行ってみました。
今年はかなり観光客が戻ってきたとは言え、やはり少なめかもしれませんね。時間帯のせいもあるでしょうが。
どんなものが売られているのか、ちょっと見てみましょう。
ギリシャの風景などの、ミニサイズの絵画。小さいのはマグネットでしょうか?
ベタですが結構人気の、民族衣装風ルームシューズ。
ギリシャの衛兵「エヴゾネス」が履いているポンポン付きの靴を模したデザインのルームシューズは、暖かいので冬にぴったりです。
ギリシャの男性がよく手に持っている「コボロイ」。一時期日本でも流行ったハンドスピナーのように使うフィジェットトイの一種ですが、デザイン性も高いのでオブジェとして飾るのにも人気です。ギリシャではよく車のミラーに下げてあったりもします。
お洒落なファッションアイテムや雑貨のお土産も、最近はかなり増えました。マティ(邪視よけの、目の形のお守り)をモチーフにしたものなどよく見かけますよ。
左側に掛かっているショートパンツ(水着?)、2段目のパイナップル以外はギリシャ柄なんです。上から、エヴゾネス(衛兵)、マティ、ギリシャ料理。ギリシャ柄のソックスなんかも売っていました。
飲食店も活気を取り戻しています
観光再開と時を同じくして飲食店の規制も緩和されました。ロックダウンで閉まっていた期間が長かったので、現地の人々もカフェやレストランを満喫しています。
写真はランチとディナーの間の空いてる時間帯ですが、それでも結構お客さんが入っていました。
こちらは以前ご紹介した「ト・カフェニオン」というレストラン。冬の暖炉もよかったけど、夏はやっぱりテラス席ですね。
実は連日最高気温が約40℃という猛暑の最中でしたが、夏のギリシャは空気が乾燥しているので日陰にいるとなかなか快適です。
まとめ
今回の記事では、アテネの様子をお届けしましたが、サントリーニ島やミコノス島をはじめとする人気の島は、国内外からの旅行者でコロナ前と変わらないほどの賑わいだそうです。観光再開と同時にコロナ関連の規制もかなり緩められたので、一時期かなり減っていた感染者数もやはり再び上昇傾向にありますが、ギリシャではワクチンの接種を進めたり無料のラピッドテストを提供したりして乗り切る努力をしています。
現在のところ、EU・シェンゲン協定加盟国以外からの入国も一部認めていて、日本もその中に入っていますのでギリシャへの渡航は可能です。
一方日本政府は、ギリシャに対しては「感染症危険情報レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」を発出しています。渡航については慎重にご検討ください。
出入国に関する措置や必要事項はかなり流動的ですので、もし渡航を考えている方は最新の情報をご確認ください。
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アナグノストゥ直子
- アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。