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コロナ禍で発展する、タンザニアのデリバリサービス事情
日本ではウーバイーツなどのデリバリサービスが充実していますね。実はここタンザニアでも、コロナ流行以来デリバリサービスが新たな市場として確立されました。
本日はこちらのデリバリー事情をご紹介したいと思います。
目次
タンザニアのデリバリーサービス
タンザニア一の大都市、ダルエスサラームでは、コロナ以前にもひっそりとデリバリーサービスが存在していました。ですが、外食に出かける人の方が圧倒的に多くあまり有名ではありませんでした。
しかし、2020年3月、コロナがタンザニアにも到来します。厳戒態勢だった当初は出歩く人が少なくなり、ステイホームも推奨されました。そこで注目されるようになったのが、このデリバリーサービスです。現在ではいくつものデリバリー会社が立ち上げられ、競い合っています。モソソエクスプレス、ゴーゲットフード、フードササなどなど、色んなレストランのあるダルエスサラーム市は特にたくさんの会社が凌ぎを削っています。
そんな中で、筆者がお気に入りのデリバリー会社は「Piki(ピキ)」です!2019年に立ち上げられており、300以上ものお店と提携しています。可愛らしい名前の由来はスワヒリ語の「ピキピキ(バイク)」からで、バイクドライバーが荷物を家まで届けてくれます。その提携店の多さと、アプリの使いやすさがピカイチです!!
<可愛いロゴ>
実際に注文してみた
百聞は一見に如かず...実際に注文した様子をレポートいたします。アプリをダウンロードして使うもよし、ウェブサイトを使うもよし。まずは最初に出てくる画面で、自分のいる地域を入力します。そうすると自宅まで配達可能なお店が絞られてきます。
<まずは大体のエリアを入力>
エリアが決まると、現在時刻で配達可能なお店の名前がズラリと出てきます。ひと目でお店の名前、配達費用、距離、配達にかかる時間、レビュー評価が分かるようになっています。ちなみにタンザニアでもここ数年でKFC、Pizza Hutが出現するようになりました。マクドナルドはまだ上陸しておらず、残念です...。
<利用可能なお店がリストアップ!>
お好きな所が見つかったら、お店の名前をタップします。今度はそのお店で取り扱っているメニューがズラリ。お店によっては「スペシャルオファー」なんて言う項目で、お安い商品を扱っていることもありますので、入念にチェックしてみましょう。
注文するものが決まったら、そのメニューをタップするとオーダー画面へ移ります。大抵のレストランはテイクアウトの容器代を払わなければ注文できませんので、容器代をチェックするのも忘れずに。「ピクルス抜き」などのリクエストを書く欄もあります。
<容器代をチェックして、個数も選択します>
全ての商品を注文し終わったら、最終画面で内容をチェックします。商品名、商品の値段、容器代、配達費用を合わせた最終プライスが出てきます。これで良ければ「注文する」のボタンを押します。支払いはドライバーに直接現金を渡します。
一番大事なのが最後に出てくる個人情報の入力です。氏名は正確でなくて大丈夫ですが、電話番号がとても大事です。ドライバーが道に迷ったり、到着した時にかけてきてくれます。住所を説明する欄もありますので、自宅の場所を英語かスワヒリ語で入力します。近所の地元の人に、説明の仕方を聞いておくと良いかもしれません。
<電話番号は正確に!>
アプリでは注文後のドライバーの動向を、チャットの形で確認することができます。ドライバーが商品を持って出発した時も確認できるので、余裕を持って受け取る準備ができるのも嬉しいポイントです!
<チャットで質問することもでき、安心です>
実食
今回私が利用したのはイタリア料理も扱っている、インド料理屋さん。ウチから約3.9km離れた場所にあるレストランで、利用したことはありません。気分とレビュー評価から、このお店をチョイス!初めてのお店ってワクワクしますね。
オーダーしたのはレビューで高評価だったベジタブルラザニア、そしてインド料理の定番バターチキンカレーとエビカレー、そのお供に2種類のナン。容器代と配達費用込みで、日本円にして約2,400円でした。
<こんな容器で届けられました>
注文してから約1時間後に届けられたこちら、配達時間はたったの10分でした。着いた時もまだホカホカで汁漏れもなく、大満足!タンザニアでは基本的にチップは要らないのですが、注文するときにチップをあげるかどうか選択することもできます。こんなに迅速で安全丁寧に運んでもらうと、チップを弾みたくなってしまいますね。
お味はと言うと...こちらも大満足!小さめのラザニアは濃厚なホワイトソースとたっぷりのチーズが満足感を与えてくれます。バターチキンカレーは一口目で「おいしー!!!」と叫んでしまうほどチキンの旨味がたっぷり、エビカレーもエビのプリプリさと甘みがスパイスとマッチ。フカフカのナンと相性が抜群で、思い出しただけでヨダレが垂れてしまいそうです。
<タンザニア在住のインド人も多く、カレーが本格的で美味しい>
終わりに
なかなか遊びにも行けず、ステイホームで憂鬱になりがち...。そんな時は美味しいものを食べると、心が暖かくなりますよね。タンザニアもどんどん便利になってきていて、各国の美食が味わえるようになってきています。
実際に旅行が可能になった際は、タンザニアで地元の料理だけでなく、色んな料理をご堪能ください!
<魚介も美味しいダルエスサラーム、ぜひご賞味を!>
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