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【スウェーデン】人懐っこい動物達がお出迎え!夏季限定農園へ
スウェ―デン中部、ダーラナ地方の小さな村Lunån(ルーノン)にある夏季限定の農園カフェ、Stora Lunån Gårdscafeが今年もオープンするというので 初日に行ってみることにしました。
目次
- 夏季限定!農園カフェStora Lunån Gårdscafeが今年もオープン
- ほぼ貸切状態でコロナ禍には安心の牧場カフェ
- 新入りで牧場のアイドル!ミニブタOlivia
- 動物たちはコロナ禍でリラックスモード?の様子
- 餌をあげて動物たちとさらに仲良くなれる
- この時期だからこそ見れる貴重な孔雀の姿
夏季限定!農園カフェStora Lunån Gårdscafeが今年もオープン
昨夏訪問した際に出会った動物たちは元気にしているのか、久しぶりに親戚の家に遊びに行くようなワクワクした気持ちで砂利道をゆっくりと進んで行きます。
農園に到着し、鳥の鳴き声と周辺を流れる小川のせせらぎを聞きながら周辺を散策していると、可愛らしい鳥小屋を発見!
コロナ禍で外出をなるべく控えているため、家での時間を少しでも充実させようと 我が家でも庭に鳥小屋を設置しました。毎日鳥たちが餌を求め庭に遊びに来てくれるので癒されます。
ようやく動物たちと対面!こちらは広い牧場で草を食べるのに夢中になっているミニチュアホース。一度もカメラを向いてくれませんでしたが、小さい子供達が近づいても暴れたりせずとっても優しいお馬さんでした。
ほぼ貸切状態でコロナ禍には安心の牧場カフェ
この日は初日ということもあって、ほぼ貸切!広い敷地内に来園客は数人と、動物の方が多い状態になりました(笑)。牧場や農園は他人との距離を取りやすいので、コロナ禍でも比較的安心して行ける観光スポットではないでしょうか。
人間がいない牧場はとっても静か。動物たちは昨夏訪れた時よりも若干大人しい印象を受けましたが、人懐っこさはどの動物も変わらず。私たちを覚えてくれたのか、撫でて欲しいと自ら近寄ってくる動物達も。遊園地と違って、動物たちの珍行動や反応は本当に面白くて、毎回動物たちの違った一面を見られるのが牧場・農園の醍醐味。
こちらは大きな耳がトレードマークのうさぎ。スウェ―デンでは珍しい品種だそうです。名前はロッタとアウグスティ。
目のまわりの模様がハートマークに見えたのは私だけでしょうか?!
ぬいぐるみのようなフサフサで柔らかい毛並みがとても気持ち良かったです。この園では柵の中に入ってほぼ全ての動物に触ることが出来るのですが「小屋の中に入ったらそっとさせておいて下さい」と注意書きがありました。
新入りで牧場のアイドル!ミニブタOlivia
今年に入ってこの農園を営む家族の元にやってきたミニブタ、Olivia(オリヴィア)。新入りとは思えない貫録で、ひときわ存在感を放っていました!牧場の敷地内を自由に散歩するのが日課だそうで、ブヒブヒ言いながら常に餌を探し歩きまわっている姿が可愛らしかったです。
このオリヴィアちゃんは、まるで犬や猫のように農園を営む家族と同じベッドで寝ているそう!家族の一員として大切に育てられているようです。
動物たちはコロナ禍でリラックスモード?の様子
こちらはロバのベッラちゃん。人間を気にすることなく、のんびりと餌を食べていました。
夏になるとたくさんの来園客が訪れ、ロバのブラッシングもしてくれるのですが、今日は初日のため、誰も毛並みを整えてくれないようで...。背中が痒いのか寝っ転がってゴロゴロ~。
そしてこちらは七面鳥の親子。七面鳥のお父さんは羽を孔雀のように広げ、農園中に響き渡るような大きな鳴き声で何かを訴えていて、子供たちを守っているように見えました。
来園客が座るベンチも乗っ取り~。たまには動物達もこういったのんびりした時間が必要ですね。
コロナ禍も悪いことばかりではありません。
農園の中心部を歩いていると、小屋から穏やかな表情をした羊が微笑みかけてきた(気がしました)。
羊のウッラとトーヴァ。シュロップシャー(Shropshire)というイングランドにルーツを持つ大人しくて協調性のある羊たちだそうです。昨年会った時より毛がとても長く太くなり、弾力性が増していました。とても暖かいセーターが出来そうですね。きっと毛刈りが待ちきれない・・・はず!!
優しそうな瞳が魅力的なこちらのヤギ。リーサとリンという名前で母と子だそうです(どっちが母親かは区別が付きませんでしたー)。園内で1番人懐っこくて、撫でてくれと何度も私たちに寄って来ました。ただ体が痒かったのかも知れませんけどね。
餌をあげて動物たちとさらに仲良くなれる
Gårdscafe内には数か所にこのような餌の販売機があり、来園者は動物たちに自由に餌を与えることができます。動物たちは人間慣れしているので、柵の中に入って餌を与えるもよし、牧場で与えるのもよし。係員はいないので、全て自己責任です。
ロバに餌をあげようとしても、お腹が空いてなかったのか食べてくれませんでした。
たくさん食べてくれたのがこのウサギたち。今年から農園にやってきた新しい仲間たちです。
ウサギ小屋に入って餌を与える人間を柵の外から見つめる猫...。
なんだか私達がウサギの一員になったような、そんな感覚さえ覚えました。実際に動物達が暮らす柵に入って触れ合うことで、動物たちにとってストレスにならない接し方をしよう、ルールを守ろうと思うようになるものです。
この時期だからこそ見れる貴重な孔雀の姿
さて、最後にお見せするのがこちら、孔雀のポール君。ちなみにスウェーデン語で孔雀は"Påfågel(ポーフォーゲル)"と言います。このポール君、カメラを向けると、終始モデルのようなポーズを取ってくれました。鳥の世界では、より華やかで綺麗な姿をしている方がオスというのは不思議なものですね。
すると、羽を思い切り広げメスのパウリーナちゃんに必死にアピールし始めました(笑)。
吸い込まれるような美しい模様の羽が目の前で広がり大興奮!パウリーナちゃんは圧倒され過ぎてしまったのか、逃げ回っていました。
孔雀の羽の後ろ姿は見たことがなかったので、とても貴重な瞬間でした。
動物たちとの楽しい時間を過ごしていると、あっという間に閉園時間になってしまいました。
この農園ではチーズ作りのワークショップ、チーズの試食会なども行っているとのこと。コロナ禍の影響で今年の開催は未定ですが、次回開催の際は参加してみたいものです。
Stora Lunån Gårdscafe
- 住所:Lunån 113, 791 92 Falun
- 2021年開園日:
5月1日~6月6日(土日のみ開園10時~15時)
6月12日~8月15日(毎日10時~17時)
8月21~8月29日(土日のみ開園10時~15時) - 入場料:子供40kr(7月は50kr)、大人60kr(7月は80kr)
- ホームぺージ:https://storalunan.se/
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KANAE.T
- 宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!