公開日:
最終更新日:
【アルゼンチン】観光地サンテルモで見るべきスポット6選
今回は、ブエノスアイレスの庶民の街、観光地としても人気があるサンテルモ地区の見どころを紹介します。
目次
- サンテルモはどこにある?
- サンテルモの歴史
- サンテルモの見どころ
- 1. サンテルモ市場(mercado de san Telmo)
- 2. エル・フェデラル(El Federal)
- 3. ドレーゴ広場(Plaza Dorrego)
- 4. エル・ビエホ・アルマセン(El Viejo Almasen)
- 5. ファルマシア・デ・ラ・エストレージャ(Farmacia de la Estrella)
- 6. エル・ザホン・デ・グラナドス(El Zanjon de Granados)
- 気になる治安
サンテルモはどこにある?
ブエノスアイレスの街を上から見て、ラ・プラタ河の河口・ボカ地区にもほど近いバリオ(地区)のサンテルモ地区。
スペイン植民地の時代に建てられた建物も多く、石畳やバルドッサ(格子模様)の床のパティオ(中庭)が残る、ノスタルジックな街並みです。
ブエノスアイレスの市街地から見るとこの位置にあります。
サンテルモ地区の中でも、人通りが多く観光地として栄えているのは、サンテルモ地区の中央を南北に貫くディフェンサ通りです。
サンテルモの歴史
サンテルモ地区には、17世紀に労働階級の人々が生活していました。そして今なお残るディフェンサ通りは、当時、港へ続く道。サンテルモ地区に住んでいたのは、主に湾岸労働者や漁師達の庶民でした。
19世紀になる頃には、下水道などの整備が行われてガス街頭もつくようになり、裕福な人々が暮らすようになって美しい建物が建てられたと言われています。
アルゼンチンタンゴ発祥の地として、隣のボカ地区と共に常に名前の上がるサンテルモ地区。ドレーゴ広場では、カフェを飲みながらタンゴパフォーマンスを見ることができ、道にはタンゴの曲が流れています。
サンテルモの見どころ
1.サンテルモ市場(mercado de san Telmo)
庶民の台所サンテルモ市場は近年改装されて、サンテルモ地区の中でも観光者がもっとも集まる場所になりました。1987年から130年続く、歴史ある市場です。
野菜、肉、乾物、チーズなどの食品はもちろん、レストランやカフェ、アンティーク品、骨董品や古着、雑貨店も立ち並び、休日の昼時には人々が溢れています。
- 住所:Carlos Calvo 430
- 営業時間:夜20時にはほぼ閉店
- 定休日:店舗による(土曜・日曜日は開催が多い)
2. エル・フェデラル(El Federal)
19世紀の広告や写真が飾られた内装がおしゃれなカフェバーです。オススメは、自家製のパンを使ったハンバーガー。オープンカフェでの飲食もできますが、夜は店内利用の方が安心して時間を過ごせると思います。
- 住所:Carlos Calvo 599
- 営業時間:10:00〜0:00
>>以前の記事でも紹介しています:ブエノスアイレスの楽しみ、カフェ巡りのススメ ~おすすめカフェ5選~
3. ドレーゴ広場(Plaza Dorrego)
毎週日曜日の午前10時から午後5時まで、ドレーゴ広場とその周辺ではフェリア・デ・サンテルモ(蚤の市)が開催されています。
アンティーク品や工芸品、手作り商品などが並ぶフェリアは、多くの観光客を魅了しています。
ドレーゴ広場では、広場に用意されたテーブルと椅子でカフェはもちろん、ストリートパフォーマンスで行われるタンゴも楽しめます。
- 住所:Humberto400
- 開催時間:毎週日曜10:00〜17:00
4. エル・ビエホ・アルマセン(El Viejo Almasen)
アルゼンチンのタンゴ歌手エドムンド・リベロが開いたタンゲリア(タンゴを生演奏するお店)。
大通りを横目に路地にひっそりとたたずむ、小さな入り口の建物で、タンゴの音楽家として歴史に名を残すアニバル・トロイロ、オズバルト・プクリエーゼ、ロベルト・ゴシェネシェなどが活躍していました。ブエノスアイレスの数あるタンゲリアの中でも歴史もある有名な場所です。
- 住所:independencia AV.303
- ホームページ:https://www.viejoalmacen.com.ar
5.ファルマシア・デ・ラ・エストレージャ(Farmacia de la Estrella)
1895年に建てられたブエノスアイレス市の最古の薬局です。
木製の美しく装飾された天井と古い建物をそのまま使った薬局は、一見の価値があります。薬局は、ブエノスアイレス市博物館の入り口としても使用されており、今も普通の薬局としても営業を行なっています。
2階の博物館は、1968年に建設されて、市の文化遺産と慣習などが保存されています。
- 住所:Defensa 201
- ブエノスアイレス市博物館(Museo de la ciudad) のホームページ:http://www.museodelaciudad.buenosaires.gob.ar/
6. エル・ザホン・デ・グラナドス(El Zanjon de Granados)
植民地時代の排水路の遺跡が、裕福なスペイン人の別宅やワインの貯蔵庫になったり改造したりを繰り返しながら、現代に残る貴重な文化遺産として、今はブエノスアイレス市のもと中を見学できる博物館になっています。
- 住所:Defensa 755
- ホームページ:http://www.elzanjon.com.ar
この他、サンテルモには観光客を対象としたホテルや、カフェ・レストランが多く立ち並びます。また、お土産屋さんがディフエンサ通り沿いに出店しているので、お土産はここでまとめて選ぶと良いでしょう。
気になる治安
昼間の人通りの多い時間帯であれば、ディフェンサ通りはだいぶ安心して過ごせます。ただ、ディフエンサ通りから外れた人通りの少ない道は気をつけた方がいいでしょう。
また、スリ・ひったくりが大変多い地域です。ディフェンサ通りのフェリアや人混みはスリに遭いやすいので、貴重品は衣類の下もしくは前で持つなど気をつけた方が良いでしょう。
夜はなるべく出歩かず、もし外出が必要な場合は21時過ぎはタクシーで移動が賢明です。
Rankingアルゼンチン記事ランキング
-
AKANE
- アルゼンチンのブエノス・アイレス在住のタンゴダンサー、講師。タンゴやブエノス・アイレスの文化・情報について、日本から見て地球の反対側の本場ブエノス・アイレスから情報を発信中。