公開日:
最終更新日:
ハノイから行く世界遺産都市「ニンビン省」の旅の見どころを公開
ベトナム最大の世界遺産と言えば、ハロン湾をイメージする人が多いですが、ここ数年で注目を浴びているのが、ニンビン省の世界遺産「チャンアン複合景観」です。ハロン湾と同じくハノイから行くことができる観光地です。今回はハロン湾と比較しながら、ニンビン省旅行の見どころをご紹介します。
目次
- 日帰りで行ける世界遺産都市「ニンビン省」
- 個人で行けば、見どころ満載の観光スポット巡りが可能
- ボートツアーの見どころは圧倒的大自然!
- 古都ホアルーで歴史情緒に浸る
- ニンビン省を観光する際のポイント
- 次のハノイ旅行ではニンビンツアーに参加しよう!
日帰りで行ける世界遺産都市「ニンビン省」
ニンビン省はハノイから日帰りのツアーが催行していて、時間にしておよそ2時間ほどで行くことができます。朝早くに行って、夕方17時~19時頃(渋滞による)にハノイ着がおおよその旅程。昨今はハロン湾と同じくらい人気が上がってきているので、どの旅行会社も必ずニンビン省行きの現地ツアーを催行しています。ただし、基本的にツアーの内容はほぼ同じで、
- タムコックのボートツアー+ホアルー
- チャンアンのボートツアー+ホアルー
のいずれかとなります。
個人で行けば、見どころ満載の観光スポット巡りが可能
ニンビン省観光のメインスポットは、もちろん世界遺産のチャンアン複合景観におけるボートツアーです。しかし、ニンビン省はそれ以外にもエリア内にたくさんの観光スポットがあります。例えば貴重な動植物を鑑賞できる自然公園や、山奥にある寺院、祠など。
ツアーではホアルー以外のスポットへ行く機会はほとんどないので、もし「もっとニンビン省の大自然に触れてみたい」と言うのであれば、いっそのことツアーではなく自力でいくのもいいかもしれません。しかし、自力で行くと何かと不安がつきものなので、おすすめはオリジナルでカスタマイズして作るプライベートツアーです。どこの旅行会社もやっていますので、興味がある方は一度相談してみるといいかもしれません。
ボートツアーの見どころは圧倒的大自然!
ニンビン省の歴史は実はハロン湾とほぼ同じ。石灰岩でできた台地が沈没して海水が入り込んだのがハロン湾で、隆起したのがニンビン省です。チャンアンのボートツアーでは、手漕ぎボートに乗っておよそ2時間の遊覧を楽しむことができます。
道中には複数の仏教寺院を見学できますが、見どころはやはり圧倒的なスケールを誇る大自然。遡ること2億4000年以上前に形成されたとされ、何と恐竜時代とほぼ同年代というから驚きです。また、3万年前には人が住んでいた痕跡も見つかっています。
古都ホアルーで歴史情緒に浸る
ツアーではチャンアンとセットになっているホアルーは、古都と呼ばれていて、こちらもニンビン省の大きな見どころの一つとなります。ハノイに首都が置かれる前の968年から1010年までの42年間は、実はここがベトナムの首都でした。いまでは初代皇帝とその夫人の廟と、小さな庭があるだけですが、庭園では水牛が草を食み、現地人が散歩するのどかな風景を見ることができます。
ニンビン省を観光する際のポイント
ニンビン省観光をする上でのポイントは下記の通りです。
① 歩きやすい服装、靴で臨む
観光スポットによっては山を登りますし、ボートは不安定なのでヒールのある靴はおすすめできません。また、途中で雨が降ってきてもいいようにポンチョを持っていくのがおすすめです。
② 虫よけスプレーと紫外線対策は万全にする
山岳地帯となりますので、虫よけスプレーは必須です。また、ボートトリップは2時間もかかるため、UVカットクリーム(日焼け止め)や上着は持っていきましょう。
③ 子供は熱中症に注意する
4月から9月頃までのニンビン省は非常に蒸し暑く、体感気温で35度以上がざらです。大人は我慢できても、子供は熱中症になる可能性もあります。水分補給は怠らないようにしてください。
④ 夜のスケジュールは空けておく
帰りのハノイに戻る道中には高速道路を通りますが、場合によっては渋滞します。ディナーを予約する方は、十分時間に余裕を持って予約するといいでしょう。
次のハノイ旅行ではニンビンツアーに参加しよう!
2021年にベトナムのハノイ旅行を計画している方は、ハロン湾もしくはニンビン省のいずれかを選ぶことになるでしょう。ハロン湾とチャンアンでは見る自然風景にそれほどの違いはありませんので、次のハノイ旅行では「陸のハロン湾」と称されるニンビン省ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
Rankingベトナム記事ランキング
-
古川悠紀
- ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!