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【埼玉・飯能エリア】低山なのに圧倒的絶景が望める「日和田山」がおすすめ
こんにちは!たびこふれ編集部、低山クライマーのシンジーノです。
西武池袋線の飯能は、奥武蔵エリアの山登りの玄関口とも言える所です。手軽に登ることができる天覧山、多峯主山(とうのすやま)など、初心者にも優しい山が揃っています。今回私がご紹介したいのは、その飯能エリアにあって、標高332mという低さながら、あっと驚くほどの眺望を楽しむことができる「日和田山(ひわださん)」という山です。(住所は飯能市ではなく、日高市です)
日和田山は、女性で初めてエベレスト登頂を成し遂げた田部井淳子さんが愛した山としても知られており、田部井さんもトレーニングでよく登っておられたそうです。
>>>【低山おすすめ】首都圏から気軽に行ける山登りルート15選の記事はこちら
<日和田山山頂から望める都心の景色。この日は遠く茨城県の筑波山も見えました>
目次
日和田山へのアクセス
日和田山への登山ルートの起点は、西武池袋~秩父線の高麗(こま)駅です。
高麗駅は、西武飯能駅から秩父方面へ向かって2つ目の駅です。(飯能→東飯能→高麗)
山登りというと、駅から登山口までバスやタクシーで向かわなければならないところも多いですが、日和田山は駅から歩いてアプローチできるのも嬉しい点です。高麗駅から鹿台橋・高麗神社方面へ向かって車道を歩くこと約20分。登山口に到着します。
登山ルート・スケジュール
地元ではかなり人気のお手軽ルートで、お子さんでも登ることができる、ファミリーにも人気のコースです。日和田さんのみ往復なら1時間~1時間半もあれば登って下りてこられます。今回は日和田山から物見山へ縦走し、西武線武蔵横手駅へ下るルートを取りました。(所要時間約3時間30分)
登山口には駐車場もあるので、家族連れでマイカーで行くのも良いですね。
ルート
高麗駅~鹿台橋~日和田山登山口~日和田山頂(305m)~駒高の集落~物見山(375m)~北向地蔵~武蔵横手駅(標高差265m)
【記号の説明】~:徒歩
日和田山~物見山への縦走の見どころ
では、登山口から、さっそく出発!
登り口は、公園のように開けた整備された道です。
登り口から10分ほど歩くと、一の鳥居が見えてきます。
さらにぐんぐん歩くと、男坂と女坂に分かれ道が見えてきます。男坂は岩場です。女坂は急斜面ではありませんが、距離が男坂より長くなります。私はもちろん男坂で参ります。もし日和田山のみ往復するとしたら、登りは男坂で下りは女坂がおすすめです。
男坂を選ぶと、途中で「見晴らしの丘」を経由することができます。
だんだん急斜面になってきました。
冬の晴れた日の気持ちよさが伝わるでしょうか。草木も生い茂ることなく、足下では乾いた落ち葉がカサカサと鳴り、空気もひんやりとしていてとっても気持ちいいんです。
こちらが男坂の途中にある「見晴らしの丘」です。木のベンチがあり、ひと休みできます。見晴らしの丘というだけあってここからの眺望もなかなかのものです。
じゃーん!岩場登場です。よじ登る感じですが、距離は短いので、こどもたちは大喜びしそうな壁です。一の鳥居から歩いて30分ほどで日和田山 金刀比羅神社へ到着します。(標高332m)
こちらが金刀比羅神社からの眺めです。
360度ぐるり・・・というわけにはいきませんが、視界が広く開け抜群の眺望を得られます。まるで甲子園球場のアルプススタンドから見下ろしたかのように広く高く、気持ち良い空間です(甲子園球場には行ったことありませんが(笑))。
まだ日和田山山頂ではありませんが、岩場が斜面になっていて、ここに腰を下ろしてぼーっと眺めている人が大勢います。
頭だけですが、富士山も見えます。
これが標高332mの山とは信じられないほど、さえぎるものがない見事な絶景です。
金刀比羅神社からの景色はどことなく筑波山に似ているな、と思いました(岩場が多いところも)。
金刀比羅神社を少し登ったところが日和田山山頂です。
ひと休みした後、本日もうひとつの山「物見山」へ向かいます。
日和田山は手ごろで、景色も良いので多くの人で賑わいますが、そこから物見山への道では、人がぐっと少なくなり、さらに山登りの雰囲気が出て楽しいです。
途中、駒高という山村集落を通ります。こんな立派な公衆トイレがありました。
物見山山頂(375m)へ到着です。
物見山は、山頂は細長く、広くはありません。眺望もさほど望めませんが、ベンチがあり、静かに休むことができます。
下りに入ります。
木立から漏れる陽が柔らかで温かいです。
時代劇に出てきそうな道ですね。
北向地蔵です。こちらも時代劇風の佇まいです。
西武線高麗駅の隣の駅「武蔵横手駅」に下りてきます。
ここから、私は、飯能駅までもどって、本日のひとり打ち上げです。
今回の打ち上げ会場は、そば「竹むら」さんです。飯能といえば「うどん」が有名ですが、ここ竹むらさんは、おそばを献上されていた由緒正しきおそば屋さんなのです。(創業昭和元年で現在三代目)
先ずは、何はさておき、おつかれさん、の一杯です。そばが茹で上がるまでのお供は・・・
じゃーん!もつ煮込み。下処理ががきちんとされているようで、もつ特有の臭みやえぐみのない、とても上品なもつ煮込みです。さすが!献上飯能そば屋!そしていよいよ、本日の真打登場です。
肉せいろ(850円)。なんというボリューム。これ大盛りじゃないんですよ。そばを横から見ると
正に山のように盛られています。正直お腹いっぱいになりました。くれぐれも大盛りになさらぬよう。。。
メニュー書きもシンプルで、余計なものがない正統派。かといってツンとすましたところはなく、お客さんにお腹いっぱい食べてもらいたいという心意気が伝わってきます。お店の場所は飯能駅から徒歩10分弱ですが、少々わかりにくい一本入った筋にありますので場所を確かめてからどうぞ!(金額は取材当時のものです)
献上飯能そば 竹むら
- 電話:0120-03-6366(フリーダイヤル)
- 営業時間:11時~15時/17時~20時
- 定休日:毎週金曜日(年始元旦~3日)
- 公式HP:https://hanno-takemura.com/
日和田山まとめ
「都心(池袋)から1時間程度で、しかも駅からバスなどを使わず、歩いて登ることができて、かつ初心者でも登れる気軽さで、その上、絶好の眺望が得られる、こんな山ってあったんだな~」
これが正直な感想です。朝起きて、「おっ、天気いいな、ちょっといい景色でも見に行くか!」と急に思い立っても行ける、そんなありがたい山です。日和田山は。
個人的には冬がおすすめです。空気が澄んでいて遠くがよく見渡せるからです。次の週末あたり、あなたも気持ちよさを感じに、日和田山、いかがですか?
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。