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【北海道】危険の先にある絶景!太田山神社に参拝してきました

記事投稿日:2020/11/16最終更新日:2020/11/16

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みなさんは「参道」と聞くとどのようなイメージを思い浮かべますか?

一般的に参道とは、神社や寺院に参拝する際に通る道のことで、鳥居を潜って本殿に通じる道を指します。

ほら。新年の初詣などで良く行くでしょう。鳥居を抜けて神社の敷地内に入り、本殿にお参りをして、一年の運勢を占うおみくじなんかを引いて、帰りは屋台で焼きそばを買って帰る。そうです。アレです。

しかしこの日本には、私たちがイメージする参道とは裏腹に、想像を絶するような過酷な参道が存在します。それが、北海道のせたな町にある太田山神社です。

太田山神社だなんて、どこにでもありそうな可愛い名前をしていますが、この太田「山」の部分が非常に凄いのです。どのくらい凄いのかってことを、これからみなさんにお伝えしていこうと思います。申し遅れました。旅するphotographerのひさみつです。今回もどうぞ最後までお付き合いください。

目次

太田山神社って一体どんな神社なの?

太田山神社は、北海道せたな町にある神社で、創立は1441〜1443年と言われています(諸説あり)。標高483mの太田山の中腹、標高330mの場所に祭壇があり、参拝するためには非常に勾配の厳しい山道を登らなければならないことから、「日本一危険な神社」と言われています。

※道中ではヒグマやマムシに出会う可能性もあります。

それではいってみましょう。と、その前に、太田山神社がある北海道せたな町について少しだけ。

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せたな町は2005年に瀬棚郡瀬棚町・瀬棚郡北檜山町・久遠郡大成町が合併してできました。海と山の魅力が溢れるこの町では、海の美しさや自然の魅力を存分に楽しむことができます。

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せたな町の海岸沿いから撮影してみました。北海道の美しい海と自然が最高です。7〜8月の季節は涼しくて過ごしやすいため、本州から避暑で訪れる方も多いそうですよ。

実際に訪れてみたら...

海岸線沿いの道をひたすら住んでいくと、今回の目的地、太田山神社が見えてきました。

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一見すると普通の神社の入り口のように見えます。

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鳥居の反対側は道路を挟んで海になっていて、神社前だけ少しだけ車が止められるようになっています。

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少し離れたところからみるとこんな感じ。

どこに鳥居があるかわかりますか?正解は画面左下。小さな鳥居があるのがわかるでしょうか?カンの良い方ならもうお分かりでしょうか?そうです。この山を登ります。

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これは僕です。アホなのでよく調べずに訪れたところ、本殿まで登って帰ってくるまでに3時間かかると知って、ゲンナリしているところです。

とはいえ、いつまでも入り口に立っていても進まないので、登っていきましょう。 

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...えっと。

平均で45°の斜度だそうです。入り口から早速、太田山神社の洗礼が襲いかかります。

階段に垂れ下がったロープは、転落防止のため。ロープをつたって懸命に登っていきます。

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しかもこの階段、上にいくに連れて段差の面積がどんどん小さくなっていきます。階段を全て登り終えるころには足もプルプル...。ふと足元を見るとガクガク...。

とにかく、最初の関門を超えてホッと一安心していると...

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...なんだこれ。

ほぼ90°の斜面に、梯子が立てかけられています。もはや登山道ですらありません。道なき道を、強引に人が通れるようにしたみたい。

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道中も気の根や岩などがごろごろ転がっている道を、細いロープを頼りに登っていきます。

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スタートから1時間ほど登ったところで、ようやく鳥居や社殿が見えてきました。

「ホッ。これが本殿かな?」なんて一息ついたところ、その希望はすぐに潰えます。

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...まだまだ先は長いようです。ただ調べたところ、先ほどの社殿がちょうど真ん中くらいみたい。本殿までちょうど折り返し。気合を入れていきましょう。

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その後も、草木が生えていないだけの、剥き出しの獣道を、ロープを頼りにひたすら登っていきます。

「俺は何をしているんだろう?」「あれ?俺は参道を進んでいるはずでは?」そんな思いが頭を過りますが、必死で振り払い、登っていきます。

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そして開始から1時間半。ようやく終点の鳥居まできました。荒れた山道を歩いてきたので足はボロボロです。

でもあともう少し...。最後の力を振り絞り、鳥居を潜っていきます。

日本一危険な神社。太田山神社は、ここからが本番なのです。

「足元に注意」と書かれた看板。「いやこんなの書かれなくても足元気をつけますわ!」と心の中でツッコミをいれながら進んでいくと。

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ミシッミシッ...!

思わずそんな効果音が聞こえてきそうな(実際聞こえてきた)吊り橋が目の前に立ちはだかります。

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おおおおおおおっ!!!

これは絶景です!足元は断崖絶壁。落ちたら大怪我では済まないでしょう。ただその恐怖を忘れてしまうほどの絶景が広がっていました。

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遠くにぼんやりと見えているのは、北海道の離島。奥尻島です。内地から見えるのは珍しいみたい。

北海道の海は本当に美しいですよね。蒼く深く。厳しくも優しい蒼です。

ただ冒頭で述べたように、ここは参道です。山道じゃないですよ。

参道ということは、そうです。本殿があるんです。ここ、太田山神社にももちろんあります。

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...この上に笑

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ここが太田山神社、最後の難所。本殿前の崖を、鉄の鎖を頼りに登っていきます。

下は断崖絶壁なので、怖くて足元を見ることもできません。

しかもこの鉄の鎖、上下で固定されているわけではなく、ただぶらぶらと垂れ下がっているだけなので、ゆらゆらと揺れるんです。

新しい場所に足をかけようとしバランスを崩して...なんてことになりかねません。慎重に、ゆっくりと登っていきます。

流石にカメラを持ったままでは登れないので、スマホだけズボンのポケットに入れて、体一つで登りました。

なんとか登り切ると、そこは畳2畳くらいの狭い空間で、、、

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小さな本殿が、空洞の穴にスポッっと収まっていました。

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...ということで、何とか登頂~~!

本殿にしっかりとお参りをしてから、落ちないように気をつけて下山しました。

終わりに

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本殿付近から海岸を眺めた時に、海岸線沿いに小さな社殿が見えました。

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どうやらここに拝殿があるようです。ちなみに拝殿というのは、神社を拝むために本殿の前に建てられる建物のことを指すみたいです。本殿の前っていうか、だいぶ下まで降りてきましたが笑 
太田山神社を登るのが大変な方は、こちらに挨拶をしてもいいかもしれません。

なぜ太田山神社がこんなに厳しい山の中に建てられたかについては諸説ありますが、修道場(山に籠り厳しい修行をすることで力を得ようとする信仰)として使われていたというのが一番根強い説だそうです。

参拝する時は細心の注意を!!

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もしこの記事を読んで太田山神社にいってみよう!という酔狂な方がいたら、少しだけお待ちください。

記事中にもある通り、参道内では野生のヒグマやマムシが出現する可能性があります。

北海道ではくまよけの鈴も販売しております。Amazonなどでも扱っているので、できれば購入してから臨みましょう。マムシが出る可能性もあるので、参道街の草が繁っているところに入ることも控えた方が良さそうです。長袖長ズボンに、水分をしっかり持ち、登山のような心構えで登ることが良さそうだなと感じました。

そして何よりも、後半の本殿までの道のり、写真でも伝わるかと思いますが、かなり危ないです。自信がないのであれば、本当に無理せずに途中で引き返すことをお勧めします。

行かれる際は、本当に自己責任で。ただ、危険を犯して進んだ分、絶景と、達成感は味わうことができるでしょう。

それでは今回はこの辺で!ここまで読んでくださりありがとうございます。ひさみつでした。

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