【簡単&再現可能!】自宅で海外旅行気分!インドの家庭料理・絶品ポークカレーのレシピを紹介

みんな大好き!と言っても過言ではないインド料理。インドを旅行する醍醐味の一つですが、定期便が飛んでいないコロナの状況下ではなかなか旅に出かけられません。

そこで、今回はインドでしか食べられない!本場の絶品家庭料理のレシピを紹介します。インド料理店でも出てこない本当の家庭の味で、スパイスさえ揃えば日本でも再現可能です。

ぜひインドのポークカレーを味わってみてください!

目次

インドの家庭料理!作ってくれるのは料理上手なアッサムの若者

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大きなナン、バターチキン、ビリヤニ...。インド料理と聞くと、そんなイメージがありますよね。もちろんこれらもインド料理の主役なのですが、インドでは結婚式などのお祝いの席やレストランで食べる、非日常的な食べ物といった位置付けです。

家庭料理は油や塩分、辛さが控えめなものが多く、日本人にとっても食べやすくなっています。今回、普段からよく食べる「おうちのおいしいカレー」をインド人に作ってもらいました!

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彼は15歳から自炊をしているアッサム出身の若者で、「鶏肉を買ってきたから料理をしてくれ」と友達からよく頼まれるほどの腕だそうです。

正式に料理を習っているわけではないので、「本物のレシピと違う!」「スパイスは後入れでしょ」という点もあるかもしれません。ですが、そこらへんの「ざっくり感」も、インド人らしさ、家庭料理らしさだと思って楽しんでもらえたらと思います!

今回は、彼が一番おいしいと主張する豚肉を使います。イスラム教徒だけでなくヒンドゥー教徒の中にも豚肉を嫌う方たちもいますが、アッサムなどの北東インドでは豚肉が好まれているそうです。アッサムには肉食の制限がないキリスト教徒が多いことも関係してそうですね。

では、さっそくレシピに移りましょう!

材料とスパイス一覧!スパイスと塩、油はためらわないのが成功のコツ

今回使用する材料は以下のとおりです。

材料 4人前

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  • 豚ブロック 250g
  • トマト 小2個
  • 玉ねぎ 小2個(日本のものなら中1個)
  • じゃがいも 大2個
  • 冬瓜 1/2個
  • パクチー 200g
  • 青唐辛子 2個
  • にんにく 小丸ごと1個
  • 生姜 1片
  • 塩 大さじ3〜4(お好みで)
  • 油 大さじ5
  • 水 200ml

スパイス

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  • ターメリックパウダー 大さじ3
  • チリパウダー 大さじ3
  • クミンパウダー 大さじ2
  • コリアンダーパウダー 大さじ2
  • ガラムマサラ 大さじ2
  • マスタードシード 小さじ1
  • クミンシード 小さじ1
  • マトンマサラ 大さじ3

今回サンフラワーオイルを利用しましたが、マスタードオイルで仕上げるとより香り高く、おいしくなるそうです。

また、「マトンマサラ」はクミンやターメリックなどのスパイスミックスです。豚肉を料理する時も、ポークマサラではなくマトンマサラを使うのがコツとのこと。

日本で入手が難しい場合はマトンマサラの代わりにガラムマサラを利用し、シード系は入れなくても大丈夫とアドバイスをいただきました。

調理時間は約2時間!煮込んで煮込んで、煮込みまくる!

それでは調理に移りましょう。

まずは材料を切っていきます。

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彼は「具材の形が残らないのがいい」派なので、できるだけ小さく切っていきます。それにしても、にんにくの量に驚きます...。にんにくも生姜も、細かくしておきましょう。

「わかりやすいように」と使うスパイスを大さじ1ずつ出してくれました。サービス精神旺盛です!(チキンマサラとジンジャーパウダーは今回使いません)

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豚肉は小さく切りすぎると柔らかくなりすぎてしまうので、大きめにして食感を残すべきとのことです。インドでは肉屋さんで買うときに「カット大きめ?小さめ?」とカットしてくれるので、自分で肉を切る機会がめっきり減りました。

豚肉にスパイスを大さじ1ずつ投入していきます。

  • ターメリックパウダー
  • チリパウダー
  • クミンパウダー
  • コリアンダーパウダー
  • ガラムマサラ
  • マトンマサラ(あれば)

塩を小さじ1、油を大さじ1、ボウルに追加して豚肉と油、スパイスをなじませます。

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豚肉にしっかりとスパイスが行き渡ったら、じゃがいもを入れてマトンマサラを大さじ1追加(なければガラムマサラで代用)し、再びよくまぜます。

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香りづけスパイスを用意します。

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クミンシード、マスタードシード、にんにく5〜10欠片、生姜半欠片、パクチー1つまみを乳鉢やすり鉢に入れて潰します。

シェフ曰く、乳鉢は北インドの家庭に欠かせないそうで、カレーをおいしく作るためにこの行程は必須とのことです。

いよいよ具材に火を通していきます。

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大さじ4〜5のたっぷりの油と、大さじ1の塩で、たまねぎ、残りのにんにくと生姜、青唐辛子を弱火で煮ていきます。

たまねぎに火が通ってきたらトマトを入れます。

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そして、ターメリックパウダー大さじ1、チリパウダー大さじ1、マトンマサラもしくはガラムマサラを大さじ1、そして塩を大さじ1追加します。

トマトがとろーっとしてきたら、さきほど混ぜておいた豚肉とじゃがいもを鍋に投入します。ここからはほぼ、煮込むのみです!

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30分程度煮込んだら、水を200mlほど追加します。「まずは水なしでよく炒め、油を具材に行き渡らせなければならない」とシェフは言っています。

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さらに30分ほど中火で煮立て、香りづけのスパイスを入れます。このタイミングで火の通りやすい冬瓜も入れてしまいましょう。

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さらに20分ほど煮てから豚肉を押してやわらかさを確認し、もし塩味が足りなければここで塩を足しておきましょう。パクチーを追加して、強火で10秒ほど加熱すればできあがり!

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パクチーの香りが効いた、日本人も大好きなマイルドな味に

カレーの食べ方にもいろいろありますが、彼はごはんとスプーンで食べるスタイルとのことです。日本人向けに辛さを減らしてくれた分、唐辛子をかじって調整します!

「インドにきたら連絡ください。僕が肉料理を振る舞いますよ!」とシェフからメッセージをいただきました。

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インドの豚肉は「獣臭い」「かたい」と言われがちですが、スパイスと一緒にしっかりと煮込んでいるので臭みがなく、ちょうどいい歯応えでどんどん食べられます。

パクチーをカレーに入れるって日本人にはなかなかない発想ですが、いい匂いが鼻に抜けて意外と合います!

バターやスパイスがしっかりと効いたレストランで食べるインドカレーと、日本のカレーのちょうど中間のような感じで、とてもおいしかったです。

まとめ

今回は家庭料理のポークカレーレシピを紹介しました。

スパイスを使うのは難しいイメージがありますが、案外ちゃんとカレーの色になることがわかって驚きです!

インドは新型コロナの感染者が日に日に増え、2020年10月時点では感染者数の総計が700万人を超え、死者も10万人にのぼっています。予断を許さない状況で、残念ながら気軽にインドに旅行できるタイミングはまだまだ訪れそうにありません。

しかし、インド料理をご自身で楽しむことは可能です!ぜひ、自宅で調理してインドの家庭の素朴でしっかりおいしい味を楽しんでみてください。

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やまもと

インドのバンガロール・ムンバイの2拠点で活動している翻訳者・ライターです。インドの野良犬とヨガが大好きです!

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