暑い日にも涼しい日にも、タンザニアのビールはいかが?

今年の日本の夏は、本当に暑かったそうですね。残暑の厳しさを乗り越えるのに必要だったのは、アイスとビール!と言う方も多いのではないでしょうか?これから秋の味覚が増えて、これまたビールがすすんでしまう...素敵な季節がやってきますね!

悩める日本のビール好きの方にも、タンザニアの良さをぜひ知っていただきたい。今回はそんな思いを胸に、タンザニアビールの魅力をお伝えします!

目次

タンザニアのお酒事情 

素敵なディナーに美味しいお酒...大人の楽しみですよね。ここタンザニアにも色んなお酒があります。南アフリカやヨーロッパが近いので、とっても美味しいワインが安く手に入ります。また観光地ではおしゃれなお店が増えていて、素敵なカクテルもいただけます。その中でも市民に親しまれている、ビールの事情を簡単にご紹介します!

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<種類豊富なワインたち>

地元の人も大好きなのが、格安の瓶ビールです。バーや売店で気軽に買うことができます。基本的には2020年9月10日現在で、1本500mlが2,000シリング(約100円)です。

夕方になるとバーやレストランで、ビール瓶片手に陽気に仲間とおしゃべりするタンザニア人男性を見かけ始めます。サッカーが大好きで、サッカーの試合を見にバーへ繰り出す人も少なくありません。

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<みんな大好きなビール>

タンザニアにはTBL(タンザニア醸造有限会社)とSBL(セレンゲティ醸造有限会社)という2大ビール会社があり、どちらも高い人気を誇るビールを発売しています。新商品が出ることはあまりなく、ロングセラーの商品を扱っています。

TBLは1932年に立ち上げられましたが、その後ケニア醸造会社に買収されたり、東アフリカ醸造会社に吸収されたりしました。1976年には国営化されますが経営がうまくいかず、1993年に南アフリカの有名なSABミラー社に買収されます。

紆余曲折を経たTBLですが、今はタンザニアのビール市場約80%を占めるトップ企業です。

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<TBLはSABミラー社の南アフリカビールも扱っています>

対するSBLは1988年に設立された、ちょっと若い会社です。砂糖やイーストを配合しているTBLのビールとは違い、混じりっけなしの純粋ビールを強みとしています。世界最高レベルの品質を競うドイツ農業協会(DLG)コンテストで、自社製品が金賞をとったこともあります。タンザニアビール市場では約15%を占めています。

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<左がTBL、右がSBLのビール>

タンザニアビールのお味

それではここで、人気のタンザニアビールをご紹介しましょう!どこのお店にも必ずあると言って過言ではない、3つの大人気銘柄をピックアップします。

サファリラガー(Safari LAGER)

TBLの看板商品、「旅」を意味するスワヒリ語の名前をつけられたビールです。苦いビールがお好きな方なら、これ一択!砂糖が配合されているのでものすごく苦い...という訳ではありませんが、タンザニアビールの中では一番苦味が強いと思われます。地元では特に男性が好んで飲んでいるようです。アルコール度は5.5%です

ちなみに筆者の夫は、このサファリをスプライトで割って飲むのが好きです。

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<苦味の強いサファリ>

キリマンジャロプレミアムラガー(KILIMANJARO PREMIUM LAGER)

こちらもTBLの商品です。タンザニアが誇る東アフリカ1高い山、キリマンジャロの名前が付けられています。軽い口当たりで、苦味も抑えられています。苦味が苦手な人は、こちらをチョイスする傾向が。アルコール度は4.5%です。

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<苦味が弱いキリマンジャロ>

セレンゲティプレミアムラガー(SERENGETI PREMIUM LAGER)

こちらがSBLイチ押し商品、セレンゲティビールです!世界に誇るセレンゲティ自然公園の名を、勇猛なヒョウが背負った堂々たるビール。ドイツのコンテストで金賞を取った逸品です。私的にはキリマンジャロより軽くて飲みやすく、素材の味をダイレクトに楽しむことができると感じています。筆者のおすすめはこちら。アルコール度は4.8%。

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<素材の味が生かされたセレンゲティ>

ビールのお供レシピ

ビールと言えば、どんなおつまみが思いつくでしょうか?タンザニアにもビールと美味しくいただけるお料理があります。簡単なレシピを載せておきますので、ぜひお試しください。

チプスィ(chipsi)

いわゆるフライドポテトです。熱々ホクホクのポテトにビールなんて...最高ですよね!タンザニア人の夫が作るチプスィの作り方をご紹介します。外はカリッ、中はホクホクですごく美味しいので、ぜひ作っていただきたい一品です。

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1.じゃがいもを洗って皮をむき、厚めに切ります。塩をひとつまみ全体になじませ、下味を付けます。

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2.鍋底から1cmほどの油を温め、鍋底いっぱいにじゃがいもを入れます。

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3.蓋をして10分蒸し揚げたら、蓋を外して3分ほどカラッとさせて出来上がり!

チプスィマヤイ(chipsi mayai)

フライドポテトが残ったらぜひこちらを!フライドポテト入りオムレツです。冷蔵庫の残り野菜を入れると、さらに栄養価アップ!!

こちらは以前の記事に作り方を載せていますので、ぜひご覧ください。

>>>【タンザニア】小さい頃からみんな大好き、フライドポテトオムレツ!

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ムシカキ(mshkaki)

たれに漬け込んだ牛肉の串を炭火で焼く、ムシカキ。タンザニアの牛はあまり脂肪がなく引き締まっているため、一番硬くて安いお肉です。どのお店にも必ずあるメニューですが、場所によって下味のソースが違うので食べ比べても楽しいと思います!

あまり決まりがないみたいなのですが、それらしいレシピをご紹介します。日本では牛肉は高いので、鶏肉で作るといいと思います。

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<ファストフード屋さん。串しか見えませんが、ムシカキも扱ってます>

1.肉を1口大にカットし、串に刺します。

2.ソースを作って10分ほどマリネします(長いほど良いみたいです)。ソースはニンニクのみじん切り、赤玉ねぎのみじん切り、塩、ヨーグルトもしくはパパイヤのペースト、ターメリック、お好みで唐辛子のみじん切りかパウダー、お好みで生姜のみじん切りを混ぜ合わせます。お手持ちのスパイスを入れてもいいそうです(マサラパウダーやコリアンダーパウダーなどを入れる人もいるようです)。

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<ソースに漬け込まれたお肉たち>

3.薄く油を引いたフライパンで火が通るまで両面を焼きます。汚れが気になる方はクッキングシートを敷いてください。オーブントースターやオーブンでも焼けます。炭火で調理できるなら最高です!

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<炭火焼は本当に美味しいです>

終わりに

タンザニアのビールの魅力をお伝えして来ました。皆様、早速飲みたくなってしまったのでは?ネットではタンザニアのビールを扱っているサイトもあるようですので、日本でもタンザニアの味を楽しめてしまいますね!

コロナが落ち着いたら、ぜひ美味しいビールとお料理、そして素晴らしい景色を堪能しに、タンザニアへお越しください。

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