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【ギリシャ・アテネ】キクラデス博物館のカフェ
早いもので、もう8月。ここアテネは例年通り暑い日が続いていて、郊外のビーチも賑わっています。気候のせいもあってコロナのことはすっかり忘れそうな感じですが、先月かなり規制が緩められたことで、また感染者数が少し増えています。この記事を書いている時点では、引き続き国外からの観光客は条件付きで受け入れているものの、屋内でのマスク着用が義務付けられたり、また少し規制が強められています。
私は3月からずっと必要最低限の買い物など以外では外出していなかったのですが、先日は新型コロナウイルス流行後初めて外で友人と会ってきました。現在は飲食店も多くはほぼ以前と同じような賑わいを見せていますが、まずは軽くお茶ということでカフェへ行くことに。
今回行ってきたのは、キクラデス博物館(キクラデス・アート博物館)のミュージアムカフェ。アテネにはいたるところにカフェがあるので選択肢には困りませんが、博物館のカフェは静かでお洒落なところも多くおすすめです。カフェ利用だけなら入場料は必要ないので、街歩きで疲れた時の球形にもいいですよ。
目次
キクラデス博物館とは
キクラデス博物館は、リカヴィトスの丘の南側に広がるコロナキ地区にあります。ギリシャの富豪グランドリ夫妻が集めたコレクションを元に、1986年に設立されました。中心となる展示品は、新石器時代から青銅器時代初期にエーゲ海のキクラデス諸島で栄えたキクラデス文明の出土品。モダンアートを思わせるような独特なスタイルの大理石像は、どこかで目にしたことがあるという人も多いでしょう。
アクセスと基本情報
キクラデス博物館のメトロ最寄り駅はLine3のEvangelismos(エヴァンゲリズモス)。シンタグマの次の駅なので、シンタグマ広場からは徒歩でも結構近いです。
- 住所:Neofitou Douka 4, Athina 106 74
- 電話番号: 21 0722 8321
- 営業時間:月・水~土曜10:00-17:00、日曜11:00-17:00、火曜休館
- URL:https://cycladic.gr/en
ミュージアムカフェの利用法
ガイドブックなどにはよくネオクラシック様式の美しい建物の写真が載っていますが、入口は上記住所にも書いてあるように、Neofitou Douka通りにあります。
入口脇の受付で料金を払いますが、カフェやショップのみ利用したい場合はその旨伝えればチケットは購入せず入れます。
<ミュージアムショップには展示品のレプリカほか、アクセサリーなども>
現在は新型コロナウイルス対策で、入館時のマスク着用は必須(カフェで飲食する時は取っても大丈夫)。受付で検温もありました。
エントランスホールにはショップがあり、そのすぐ奥がカフェになっています。吹き抜けの開放的な造りで、緑も多くゆったりとした空間。
メニューはテーブルに置かれたQRコードをスマホで読み取る方式になっていました。スマホを持ってない場合などは頼むと普通のメニューも持ってきてもらえるようです。私はホームメイドレモネードだけ注文しましたが、フードメニューもなかなか充実していて、食事にもよさそうです。
近くの見どころ
<リカヴィトスの丘からの眺め。夜景スポットとしても人気です>
せっかくコロナキ地区まで来たら、周辺の博物館などまとめて回るといいでしょう。すぐ近くにはベナキ博物館、ビザンチン博物館、戦争博物館などがあります。ちなみに、ミュージアムカフェはビザンチン博物館やベナキ博物館もおすすめ。
コロナキ地区はショッピングを楽しむのにもいいし、アテネが見渡せるリカヴィトスの丘にも、時間があればぜひ登ってみて下さいね。
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アナグノストゥ直子
- アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。