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メキシコシティからすぐの文化色濃く残る街【プエブラ】の魅力を徹底解剖!
目次
- はじめに
- カラフルな焼き物のタラベラ焼き
- ダンスと音楽 ハラペ・タパティオが見られる
- チョルーラの遺跡と博物館
- 金の教会・サントドミンゴ教会
- 恋人たちが思いを託す丘と要塞・Mirador La Mantarraya
- 最後に
はじめに
新型コロナウイルスの影響で気軽に旅行するのが難しくなってしまいましたが、この記事を読んで少しでもメキシコの空気を味わっていただけるとうれしいです。
今回紹介するのは、メキシコシティーから南へバスで1時間ほどの場所にある"プエブラ"です。
プエブラはたくさんの独特な文化が残っている街です。しかし、観光客で溢れかえっているわけではなく、のんびりとローカル旅が楽しめるメキシコの中でもかなりオススメの街です。
カラフルな焼き物のタラベラ焼き
まず初めにプエブラで有名なのが、タラベラ焼きと呼ばれる陶器です。
街のあちこちのお土産屋さんには、タラベラ焼きのお土産が数多く並んでいて、さらに歴史ある建物では壁にタラベラ焼のタイルが埋め込まれていたり。このタイルを買いにわざわざ日本からメキシコまでやってくる人もいるんだとか。
ダンスと音楽 ハラペ・タパティオが見られる
メキシコの各地で楽しめるのが、メキシコらしい伝統のダンスや音楽。
プエブラの大きな広場に行くと子供たちがダンスを披露していました。私が見ることができたのは、ハラベ・タパティオ。
ハラベ・タパティオの発祥の地はハリスコ州と言われていますが、メキシコ全土で見ることができます。とにかくかっこいいのが衣装。広げると体の倍のサイズほどにもなるビビットカラーのスカートをひらひらさせて踊ります。そしてダンスに合わせてマリアッチが演奏されると、周りにいる人も一緒に踊りだします。
チョルーラの遺跡と博物館
プエブラからすぐ隣の小さな村"チョルーラ"に、面積が最大級と言われるピラミッドが残っています。
チョルーラはメキシコのプエブロ・マジコ(毎年メキシコ政府が発表する歴史的文化的に優れた街に贈られる称号のようなもの)にも登録されていて、とても重要な場所でもあります。
チョルーラの遺跡・トラチウアルテペトル遺跡
メキシコにも巨大なピラミッドは数多くありますが、このチョルーラにあるトラチウアルテペトル遺跡のピラミッドは、世界で発見されているピラミッドの中でも一番大きな面積を持つと言われています。
知らなければ一見ただの山にしか見えず、発掘作業がまだ終わっていないのと、このピラミッドの一番上にスペイン人が教会を建ててしまったことがまたユニークで面白い場所です。
さらにこの山のようなピラミッドの内部に入ることができ、内部には地下道がずっと続いています。紀元前300年頃に建てられたと考えられていて、"人工の山"という意味の「トラチウアルテペトル」と名付けられています。
>>>誰も知らない!?世界最大のピラミッドはメキシコ・チョルーラにあった
チョルーラ市博物館・Museo Regional de Cholula
ピラミッドのすぐ横にあるのはチョルーラ市博物館で、ここもかなり見応えがあるのでしっかりと時間を取ってゆっくり見ることをお勧めします。
歴史的な出土品が飾られていたり、現代アートの企画展があったりと様々な展示物がありとても面白い内容でした。
金の教会・サントドミンゴ教会
プエブラ観光で外せないのがこの教会。1650年から1690年に建てられた大きな大きな教会で、内装に驚くことでしょう。私も数多くの教会を見てきましたが、こんなに装飾の素晴らしい教会はなかなかありません。
この辺り一帯は昔はとてもたくさん金が取れた場所で、その金が教会の内装にふんだんに使われています。価値のある金が採掘できたからこそ、スペイン人が占領したという負の歴史もあります。
神聖な場所なので、いくら暑くてもミニスカートやタンクトップで入るのはやめましょう。
恋人たちが思いを託す丘と要塞・Mirador La Mantarraya
有名な建築家のEnrique Nortenによってデザインされた展望台で、ここから眺めるプエブラシティの景色がとても綺麗でした。
そこで見つけたのがたくさんの錠前。これは私の予想ですが、二人の名前が書いてあったものが多かったので、カップルたちが"これからもずっと一緒にいようね"という気持ちを込めて記念に錠前をつけて行ったのかなと思います。
ものすごい数の錠前があるので、びっくりしました。
近くには昔の要塞がそのまま博物館になっているFort of Guadalupe Museumがあり、歴史について学ぶことができます。
最後に
<チョルーラで紹介した教会の上からの夕焼けと、その奥に見える日本の富士山にも似ている火山・ポポカテペトル山>
メキシコの中でも様々な都市を見てきましたが、プエブラは他の都市に比べても文化的・歴史的にとても面白い土地です。今回の記事では書きませんでしたが、プエブラはユニークな伝統料理があることでも有名です。また機会があればプエブラの伝統料理特集の記事なども書いてみようと思っています!
プエブラもとってもおススメの町ですが、他にもたくさんメキシコらしい素敵な場所があるので、そちらをまとめた記事もあります。
>>「メキシコって治安はどうなの?」私がおすすめしたいメキシコの町7選【2020年版】
今はコロナウイルスの影響で何処に行くにも大変ですが、今のうちに情報収集をしておいて行きたいところをピックアップしておくのもいいかもしれません。コロナウイルスが収まった時には、ぜひメキシコに遊びに来てください!
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Ai Nishino
- メキシコ大好きな旅するフォトブロガー。25歳の時に、青年海外協力隊としてタンザニアで2年間職業訓練校にて活動。そして、バックパッカーに。英語、スワヒリ語を話し、スペイン語を習得中です。ライター、デザイン、翻訳などをして海外ノマド旅中。AiWorld Exploreというサイトを運営。