たびこふれ

【泉質で選ぶ温泉】飲める温泉でお通じ改善

記事投稿日:2020/07/16最終更新日:2020/07/16

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私の実家は日本秘湯を守る会会員宿で、江戸時代から続く湯宿です。産湯から源泉掛け流しの温泉で育った私は、体に刷り込まれた本物の源泉掛け流しの感覚や知識、様々な温泉に入湯した経験を生かし、源泉や泉質の素晴らしさが一般の方にも分かりやすい内容のサイトを作れないものかと考え「泉質から温泉を考える」をテーマに2019年8月に「湯質泉質ランキングガイド」を立ち上げ、運営しています

今回はその「湯質泉質ランキングガイド」と「飲泉」についてご案内いたします。

目次

「湯質泉質ランキングガイド」とは

「湯質泉質ランキングガイド」では、源泉掛け流しの温泉ごとに「源泉泉質調査表」を掲出しています。「源泉泉質調査表」とは、入浴場などに掲示されている温泉の成分を分析した分析書を、初心者の方でも分かりやすくするため、シンプルに「源泉」「温まり」「美肌」のカテゴリーごとに評価し、その評価数値でランキングを付けたオリジナルの調査表です。

「湯質泉質ランキングガイド」誕生のきっかけ

以前、私は一人で東北の山間部の秘湯の中の秘湯とも言える温泉と出合いました。その源泉の泉質を見てみると、通常では持ちえないはずの「温まり」に必要な2つの成分を両方とも十分に含み、更には「美肌」に効果がある成分をも持ち合わせた奇跡とも言える本当に素晴らしい泉質でした。このような成分量が豊富でバランスの良い泉質には出合ったことがなかったため、入浴しながら、ただただ感心するばかりでした。

温泉旅館の魅力は、サービスや料理・旅館の雰囲気などを抜いては語れないところがあるとは思いますが、本来温泉旅館へ行く目的は入浴をするためであり、もっとその源泉の泉質で温泉は評価されるべきではないかと思います。

日本にはたくさん温泉がありますが、「日本秘湯を守る会」などの様々な会にも所属していない素晴らしい源泉を持つ宿はまだ多くあるはず...、そしてそれらの素晴らしい源泉を探し出し、正しく評価していくことが出来ないものか...などと思い始めました。

飲食店の選択では食べログのような便利なサイトがあるのですが、温泉宿・入浴施設の源泉掛け流しだけを選定したサイトや、その源泉・泉質にランキング付けしたサイトは無く、個人が評価したサイトのみでした。そこで自分が旅行をする際にこんなサイトがあったら便利なのではないだろうか、そして旅行目的や自分に合う泉質に合わせて宿泊するお宿や入浴施設を選べたら、自分で探す手間が要らなくなるのではないだろうかとの思いもあり、源泉掛け流しだけを集めて泉質に特化したサイトを立ち上げました。(故に泉質の効果が期待できない循環湯や塩素入りのお湯は除いております。)

>>湯質泉質ランキングガイド公式ページはこちらから

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温泉の魅力を伝えることで、源泉を守る

これから「たびこふれ」では、源泉掛け流しに特化した温泉宿・入浴施設の源泉・泉質を評価した源泉泉質調査表の見方や、入湯ノウハウ、泉質のタイプや特徴などを分かりやすく伝えていきたいと考えております。

そして温泉ごとに泉質に違いがあることを知っていただき、それらの知識により自分の身体やお肌に合う温泉探しが出来るようになることで、温泉宿・入浴施設探しにもご利用いただきたいです。

泉質の特徴や湯船の構造、湯遣いを知っていくと、利き酒のように「利き湯」も楽しめるようになり、全国各地の地方ごとの特徴のある温泉に旅に出る楽しみが増えるのではないでしょうか。

日本の特殊な地形からくる自然遺産ともいえる温泉を再発見していただき、「行く」そして「浸かる」というシンプルなことが源泉を守っていくことに繋がっていくものと信じております。

初回の今回は、温泉の知られざる魅力の一つである「飲泉」についてご紹介します。

「飲泉」とは

みなさんは「飲泉」という言葉をご存知ですか?

「飲泉」とは、文字通り、源泉掛け流しの温泉を飲むことです。

私の実家の宿の温泉は飲泉が出来るので、小さい頃から毎日当たり前のように温泉の湯を飲んでいました。実家の宿には、特に女性の方から以下の2つのお問い合わせが多く寄せられます。

  • 温泉は飲むことができるか。また、お通じ改善に効果が期待できるかどうか。
  • 温泉の泉質は美肌効果が期待できるか。

この2つの内容は女性にはとても興味のあることなのでしょうね。

私が温泉分析書を調査するようになって、色々と調べていくうちに、昔から当たり前にしていた「飲泉」が、体調の維持にとても意味のあることだと知るようになりました。

では、どの温泉でも飲むことができるのでしょうか?

そうではありません。源泉掛け流しでも泉質に含まれる成分により飲泉不可となるなど、保健所からの飲泉許可のハードルが高いのが現状です。飲める温泉であることは、お湯が新鮮で、さらに有害物資なども含まれていない安全なお湯だとも言えます。現在、日本には飲泉が出来る源泉は約4000湯ほどあります。

温泉を飲むことの意味とは

ヨーロッパでは「入湯」するよりも「飲泉」することの方が主流で、温泉療法といえば「飲泉」を意味するほど普及しています。

ヨーロッパ原産のミネラルウォーターは美容に効果があると聞いたことありませんか?温泉にはミネラルが豊富に含まれており、飲泉をすることでミネラルを摂取することができるのです。温泉に含まれるカルシウムなどのミネラルは、ストレス解消やお通じ改善に効果が期待できます。(しかし塩分の多い泉質は、取り過ぎに注意が必要な場合もあります。)

飲泉するおすすめの時間帯と回数

飲泉するタイミングは、基本的に時間帯は食前の空腹時がおすすめです。しかし、鉄泉と放射能泉は食後の方が良いなど、泉質によって若干違いがあります。

また飲む回数は、コップ1杯分ほどの量を一日に朝・夕の2回、身体の隅々までしみ込ませるように、一口ずつゆっくりとかみしめるように時間をかけて飲むといいでしょう。

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お通じ改善に期待できるおすすめの温泉

お通じ改善のために私がおすすめするお宿は「加賀井温泉 一陽館」です。

>>>湯質泉質ランキングガイド「加賀井温泉 一陽館」

ここの源泉は飲泉ができ、カルシウムイオンの成分量が評価基準以上。2つのハードルをクリアしています。

源泉泉質調査表では、そのような温泉にはマグカップのアイコンを付けて分りやすい表示にしております。

さらに「加賀井温泉 一陽館」で特筆すべきおすすめの点は、80cmという深い湯船です。深い湯船でお湯にたっぷりと浸かる心地良さは何事にも代えがたいものです。さらにお湯の纏わり感や静水圧からくる身体への締め付け感も感じられ、温まり方も格段に違いを感じることができます。湯船の深さは、湧出量が400Lとかなり多いこのお宿だからこそ出来ることなのです。

実は、深い湯船は、お湯抜いたり溜めたりする際に時間がかかるなど、不便な点もいくつかあります。それでも深い湯船があるお宿というのは、お湯へのこだわり、お客様への「見えないおもてなし」、そしてお宿としての余裕が垣間見られます。

ぜひ、加賀井温泉 一陽館の温泉に浸かり、飲み、温泉の素晴らしさを堪能してください。

  • 施設名 加賀井温泉 一陽館
  • 源泉名 加賀井温泉3号泉
  • 所在地 長野県長野市松代町東条55
  • 泉質名 含鉄(II)-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
  • URL https://www.facebook.com/ICHIYOKAN
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この記事を書いた人
日本秘湯を守る会会員宿の次男 湯守人 Kent
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記事投稿日:2020/07/16最終更新日:2020/07/16

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