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【オランダ】アムステルダム近郊の町:ザーンセスカンスに風車を見に行く
こんにちは!Chelです。
オランダで電車やバスの移動中に「あっ、風車」と見つけた経験がありません。アムステルダムの街には美術館や運河やチューリップや花市場、チーズ屋さんなどオランダのイメージ通りのお店があちらこちらにあり目が大忙しです。けれど街の中には風車はありません。オランダに来たのに何か物足りなさを感じます。だからと言って、世界文化遺産のキンデルダイクの風車群を見に行くにはアムステルダムから約2時間の移動になり、観光には丸1日かかりますね。しかしここザーンセスカンスならお手軽!アムステルダム駅から電車で約20分、駅から約15分歩くと遠目に風車群が見えてきます。ほらもう到着です!
今回はアムステルダムから近い風車の町「ザーンセスカンス」をご紹介します。
ザーンセスカンスへどうやって行くの?
電車・バス・フェリーで行けますが、移動には電車が便利です(乗車時間約20分)。
便利な電車検索アプリ9292
オランダ公共交通機関の運行状況を検索できるスマートフォンのアプリは広い駅構内もホーム番号が分かるので迷いません。とても便利なアプリでおすすめです。
駅から歩いて約15分
街並みを見ながら歩くと途中にお店も見え始めます。けれど今は我慢。もう少し歩きましょう。駅の側にある地図で道のりを確認します。
遠目に「どーん」と風車
ザーン川に架かる橋に出てくると遠目に風車がたくさん見えてきました。
水車の歴史を後世に残す町ザーンセスカンス
ザーン川の一帯は17世紀から18世紀には工業地帯として栄え、一時は1100以上の風車がありましたが、産業革命により水力から蒸気機関へと変化し1920年頃には50基ほどに減ります。減り続ける風車の状況に危機感を感じ、これらの風車を後世に残すため保存すべきと、オランダ水車協会が1925年に設立され、ここに移転させたのです。現在は13の産業用風車が定期的に動いています。
のんびりとした風景
土手沿いを歩いて風車めぐり。
観光できる風車
夏季は4基、冬季は2基と風車の中を見る(有料)ことができます。
朝は09:30から開き、夕方は16:30には閉まります。夏季は日が長いのでついついゆっくりしてしまうのですが、気づくと16時はあっという間です。
- ① De Bonte Hen(Oil Mill)食用油
- ② Het Jonge Schaap(Saw Mill)製材
- ③ De Kat(Dyestuff Mill)塗料
- ④ De Zoeker(Oil Mill)食用油
なんだか顔に見えませんか?
上の方の左右対称の2つの丸が目に見えて、スライムみたいと思いました。
風車の羽根、迫力ありますね
写真だと距離感が分からないのですが、側にいるとすごい迫力を感じます。
風車の他にも見どころ満載なザーンセスカンス
村には伝統的な民家や、時計や樽、織物の歴史を紹介する家や、ザーン地方の歴史を紹介する美術館もあります。※有料です。定番のアイスクリーム屋さんやチーズ屋さんもあります。
時間を忘れてしまう羊のいる風景
普段見ることのない景色なだけに、時間を忘れて見入ってしまいます
絵画の中で見る風車
アムステルダムの国立美術館で見つけた「風車のある景色」。当時は生活の一部だったのですね。絵の中の風車を目の前にして見比べるのも楽しいです。
作者:ポール・ガブリエル
題名:7月
自然の中の博物館!ザーンセスカンスへぜひお出かけください!
皆さんも、アムステルダム滞在時に時間があったら、オランダでの風車の歴史を感じることのできるザーンセスカンスの町を訪れてください。アムステルダムの街中で感じるオランダとまた違った印象を受けることができるでしょう。
ザーン川に架かる橋にたどり着いた時の「これぞオランダ的な風車群」にふわりとする気持ちを体験してください。
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Chel
- 美術館・博物館にいると時間を忘れてしまいます。ほぼ1日屋内にいると外の景色をさほど見ておらず、旅先の屋外の記憶が足りない気になります。