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クルーズの寄港地で勇気を出してちょっと冒険!
こんにちは!クルーズ大好きのMs.Cruise-holicと申します。
ツアーなどではあまり訪れることのない「小さな観光地」をバスや電車でちょっと冒険しながら訪ねみませんか?今回はスペインのバルセロナからイタリアのローマに向かう地中海クルーズでフランスのモナコに寄港した時にイタリアとの国境の街「マントン」まで路線バスで「実際に行ってみたプチ冒険旅」をご案内します。
【目次】
ドキドキの路線バス乗車!
モナコに入港し、朝食時に「インターネット」を見ながら今日はどう過ごそう?と考えていたところ、イタリアとの国境近くの「マントン」という町に「ジャン・コクトーの婚礼の間」の記事を見つけました。どうやら、港近くのバス停から100番バス1本で絶景を見ながら行けるらしいことがわかりました。しかもバスの運賃は片道1.5€・・・安い!クルーズ船の停泊時間も充分余裕があることを確認し、今日の上陸観光はマントン行きに決定!早速、モナコ港近くのバス停【Princess Antoinette】からマントンのバス停【Casino】までいざ出発です!
※Ligne d'Azurの100番バスは、ニースのLe Port(港)から、ヴィルフランシュ・シュル・メール、エズの海側、モナコを通ってマントンまで運行している路線で、バスチケットはバス内でドライバーから購入できます。(小銭のご用意を忘れずに!)
【旅のPOINT】
「マントン」行きのバスは地中海沿いの道を進んでいきますので、地中海の絶景を眺めるには、右側に座ることをお勧めします!
いざ、「ジャン・コクトーの婚礼の間」へ!
Casinoのバス停で下車し、左手に入っていくと観光案内所があるので、情報をGETしましょう。観光案内所の先を右折してレピュブリック通りへ進むと市庁舎があります。市庁舎の入り口で【婚礼の間 La Salle des Mariages】と言って、入館料2ユーロを支払い、呼び出しが来るまでじぃ~と待ちます。支払いの際に「どこから来たか?」と聞かれますが、【婚礼の間】で説明のテープを流してくれるための言語確認ですので(Je suis Japonaise ジュ・スイ・ジャポネーズでOK ※男性はジャポネと言いましょう!)
ジャン・コクトーの婚礼の間とは・・・
1957年から58年にコクトーが内装を手がけた婚礼の間はドアや照明、椅子に至るまで、すべて、ジャン・コクトーの手によるものです。マントンの帽子を被った新婦と、地中海の漁師の帽子を被った新郎が壁いっぱいに描かれており、ここで結婚する二人を祝福してくれます。
※マントンには他にも「ジャン・コクトー美術館」「要塞美術館」などがあります。
マントン旧市街の散策
今回の主目的だった「婚礼の間」を見学したので、本来は"Mission Complete"なのですが、旧市街の散策は楽しいものです。ビーチ沿いの高台に見える教会を交差して上っていく設えの階段を進んで行きましょう。このサン・ミシェル・アルシャンジュ教会は、17世紀に建てられたバロック様式の教会でコート・ダ・ジュールのバロック様式の教会の中では、もっとも大きく美しい教会のひとつだそうです。内部は見た目より広く、荘厳な雰囲気の教会でした。
フランスだけどイタリア?
イタリアとの国境にあるマントンはイタリアの色合いが濃いなぁ・・・温暖な気候のため柑橘類フルーツの生産で有名で、地元産の柑橘類を使ったジャムやレモンを使ったリキュール「リモンチェッロ」、オリーブオイル、レモンを使ったアルコールなどを販売しているお店も多く、お土産にも困りません。まだ十分時間はありましたが、クルーズ船に置いて行かれると困るので、下車したバス停【Casino】からモナコへ戻ります!モナコ市内は一方通行の道が多く、モナコ港近くの下車するバス停は乗車時と異なり【Prochains Passages】になりますので、ご注意を!
時間に余裕があれば、ぜひ「モナコ王宮」「グレースケリーの眠る大聖堂」もぜひ訪れてください。
最後に
小さな美術館や美しい村など、ちょっとだけ勇気を出して冒険旅、楽しいですよ。"自分だけのお気に入り"を見つけてみてくださいね。
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Ms.Cruise-horic
- クルーズ大好き!初クルーズから十有余年、まだまだ飽きることなく、常に妄想クルーズしています。
老人ホームの代わりにクルーズに乗りたいと真剣に考えています。
小さな港を徒歩散策したり、バスに乗ってみたり、クルーズには楽しい発見がいっぱいです!