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【世界遺産】千年の時が受け継がれる聖地・熊野~獅子岩・七里御浜・花の窟~
こんにちは!うぐいすです!
熊野には海沿いに4つの世界遺産があります。①鬼ヶ城②獅子岩③七里御浜④花の窟です。それぞれの世界遺産の位置ですが、マップ上で海を背にして熊野市駅を正面に見ると、鬼ヶ城は右側、獅子岩・七里御浜・花の窟は左側にあります。
マップはこちら(サイトの中の「日本の百選めぐり」をダウンロードしてみてください。)
前回、千年の時が受け継がれる聖地・熊野~鬼ヶ城~を書いたので、よかったら見てみてください。熊野について、紹介が詳しく書いてあります。
【目次】
獅子岩・七里御浜・花の窟へのアクセス
〇車でのアクセス:JR熊野市駅から車で約5分
〇駅から徒歩アクセス:JR熊野市駅→獅子岩→七里御浜→花の窟のルートで徒歩20分
個人的には徒歩で十分楽しめると思います。実際、人の数に対して駐車場に止めてあった車の数は少なかったので、徒歩で観光している方が多いのではないかと思います。
獅子岩
海に向かって吠える「巨大な獅子」の形をした高さ25mの奇岩。地盤の隆起や黒潮による浸食により、何千年もの長い年月をかけて生み出されました。そしてその美しい姿は、国の名勝・天然記念物に指定されています。また傍を流れる井戸川の上流に鎮座する「大馬神社の狛犬」として、隣の神仙洞と共に位置付けられています。
七里御浜
熊野市から紀宝町にわたって約22㎞続く「日本で一番長い砂礫海岸」です。"日本の渚百選"に選ばれており、全国でも有数の景勝地となっています。ただ波が荒いので海には入らないように気をつけましょう。目で見て楽しむこともできますが、釣りをすることもできます。釣れる魚は四季を通して異なりますが、夏以外には高級魚のグレを釣ることができます。夏から秋にかけては青魚、秋から冬にはアジが釣れます!潮通しがよく、さまざまな魚、そして大物が釣れることから、22㎞すべてが人気の釣り場となっています。
花の窟
「花の窟神社」は、日本書紀にも記されている日本最古の神社で、古くから多くの参拝者が訪れます。神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産む時に、火によって灼かれて亡くなった後に葬られた御陵です。花の窟神社では人々が様々な願いを聞いてくれた伊弉冊尊(イザナミノミコト)の死を悲しみ、感謝の気持ちを込めて祭礼を行うようになりました。毎年「春季例大祭2月2日(種まきの時期)」「秋季例大祭10月2日(刈入れの時期)」を行います。この例大祭では、お網掛けが行われます。
御神体から掛けられている大綱は約170mもあります。縄の間には「三神」を意味する旗縄(昔は朝廷より献上された錦の御幡)で「三流の幡(みながれのはた)」とよばれるものと、2つの扇があります。
ちなみに「三神」とは、宇宙を基本構成する伊弉冊尊(イザナミノミコト)の子のことです。
- 太陽の神「天照大神天照大神(あまてらすおおみかみ)
- 月の神「月読尊(つくよみのみこと)」
- 国つ神(地上神)「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」
また、この綱は7つの縄を束ねて作られています。この7という数字は、伊弉冊尊(イザナミノミコト)の子の「7つの自然神」を表しています。
7つの自然神とは、
- 風の神「級長津彦命(しなつひこのみこと)」
- 海の神「少童命(わたつみのみこと)」
- 木の神「句句廼馳(くくのち)」
- 草の神「草野姫(くさのひめ)」
- 火の神「軻遇突智尊(かぐつちのみこと)」
- 土の神「埴安神(はにやすのかみ)」
- 水の神「罔象女(みつなのめ)」
を指します。
花の窟神社にあるひとつひとつのものには、きちんと意味があるのですね。
まとめ
いかがでしたか?
熊野市駅から徒歩圏内に4つの自然遺産があり、それぞれ自然が生み出したものというのは驚きですよね。筆者が訪れたときはお天気に恵まれ、とても素敵な景色を眺めることができました。ただ見るだけではなく、世界遺産について詳しく知りたいという方は、ガイドさんと一緒に回るのもおすすめです。ガイドさん御一行の後に続いて歩いていたのですが、資料を見せたり、実際に指さしながら説明したりする姿を見て、私もガイドさんの説明を聞きたいなと思いました。
ガイドさんの情報はこちらからどうぞ。
日本で大きな神社というと、伊勢神宮が思い浮かびますが、ここ熊野は日本神話のパワースポットとしても、また世界遺産としてもとても良いところです。みなさんもぜひ行ってみてください!
それでは、また!
>>>熊野世界遺産鬼ケ城78162の記事はこちら
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うぐいす
- 都会暮らしの都会嫌い。国内添乗員から海外添乗員へ!おやすみのときは、自然を求めておでかけする自由人。異なる文化や考えに出会うことが好きで、国内・海外いろんなところに行きました。「体験する」旅行がだいすき。