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千年の時が受け継がれる聖地・熊野~鬼ヶ城編~
こんにちは!うぐいすです。
みなさん、「熊野」という地名は聞いたことありますか?また「熊野」がどこにあるか、ご存じでしょうか?
熊野は、三重県にあり、和歌山県の近くにあります。
日本神話の最高神アマテラスオオミカミが祭られていることで有名な伊勢神宮に近い場所にあります。熊野も古来、神話の時代から伊勢神宮と同じように日本人にとって特別な場所でありました。『伊勢へ七度、熊野へ三度』という言葉があるように、「伊勢」と「熊野」は日本の二大聖地です。
また熊野は「あの世」=「黄泉」につながっている聖なる地と信じられており、穢れを祓い生きていながら「よみがえる」「新たな自分に生まれ変わる」ことを求め、多くの人々が熊野古道を歩いてきました。
熊野には、海沿いに4つの世界遺産があります。①鬼ヶ城②獅子岩③七里御浜④花の窟です。それぞれの世界遺産の位置ですが、マップ上で海を背にして熊野市駅を正面に見ると、鬼ヶ城は右側、獅子岩・七里御浜・花の窟は左側にあります。
マップはこちら(サイトの中の「日本の百選めぐり」をダウンロードしてみてください。)
今回は"鬼ヶ城"について詳しく紹介したいと思います!
獅子岩・七里御浜・花の窟についてはこちらの記事をどうぞ。
>>>千年の時が受け継がれる聖地・熊野~獅子岩・七里御浜・花の窟~
【目次】
鬼ヶ城とは
名前からして恐ろしいイメージのある鬼ヶ城。見た目は名前にぴったりの迫力のある場所です。世界遺産、そして国の天然記念物及び名勝「鬼ヶ城」は熊野灘の荒波に削られ、1.2kmにわたり大小無数の洞窟がある凝灰岩の大岸壁です。自然が作り出した鬼ヶ城は「日本百景」や「新日本旅行地百選」に選定されています。また、日本初の征夷大将軍、坂上田村麻呂が、鬼ヶ城を根城にして鬼と恐れられた海賊「多娥丸(たがまる)」を征討したという鬼ヶ城伝説が残っています。
鬼ヶ城での服装・アクセス
服装について
歩くことを考えると、動きやすい服装がよいと思います。鬼ヶ城に行く方は、必ずスニーカー(ハイキングシューズなどでも可)をはきましょう(※サンダルやヒールのある靴はおススメできません)。海沿いは風が強いので、スカートではなくズボンを、また上着を持っていくなどした方がよいでしょう。
鬼ヶ城へのアクセス
●車でのアクセス:JR熊野市駅から国道42号沿いに進み、鬼ケ城トンネルを出てすぐ右折して約5分。
●JR熊野市駅からのアクセス:徒歩約30分。またはJR熊野市駅からバスが出ています(B40桃崎・湯谷方面行)詳しくは熊野市バスのサイトをご覧ください。
駅から30分なら歩けなくはない距離ですし、不安な方はバスもタクシーもあります。タクシーで行く場合も、2.5㎞ほどの距離なので、お金はそれほどかからないかと思います。
鬼ヶ城センター
鬼ヶ城を周遊する前に、まず始めに鬼ヶ城センターへ行きましょう!売店・お土産屋さん、レストランがあり、道の駅のような施設です。鬼ヶ城周遊では途中お手洗いがありませんので、ここでお手洗いを済ませておきましょう。お土産も熊野ならではのお土産、那智の黒石、紀伊特産の果物のお菓子やジュースなどが売っています。熊野観光においても、鬼ケ城センターは品ぞろえが良いので、お土産はここで買うことをおすすめします。
わたしは「じゃばらジュース」を買いました!じゃばらとは、和歌山県の北山村で自生していた柑橘系の果物です。名前の由来は「邪気を払う」ことからきているみたいです。なんだか、パワーがありそうですね。もちろんそのままでも食べられるのですが、強烈な酸味があるので、ジュースやお菓子にして食べるそうです。
じゃばらジュースをいざ飲んでみると、、、
「すっぱ~~~~~!ん?苦い?後味はおいしい?」という不思議な味がしました。オレンジともグレープフルーツともレモンとも違う味です。個人的には、冷やして飲むのがおすすめだと思います。
鬼ヶ城を周遊してみた!
鬼ヶ城センターを出発していざ鬼ヶ城へ!歩き始めは比較的平らなところが多く歩きやすい道です。
そしてだんだん荒々しい波と岩が姿を見せてきます。
細い歩道からスリル満点な海を見ると、うねるような波が岩に当たっては渦が巻いています。そしてだんだんと鬼の住処である岩が本性を見せてきます。
このフェンスがあるところが歩道で、ひたすら歩きます。健脚の人だと30分くらいで歩けると思いますが、筆者は足を止めてぼーっとしたり、遊んだり、なんだかんだで1時間くらいかかった気がします。周遊といっても、荒々しい岩肌は海に面した沿岸部のみです。残りの半分は、住宅街を歩いて戻ります。距離は1.5㎞で徒歩20分ほどです。タクシー案内の看板もあるので、歩けない方はタクシーをご利用ください。
復路、住宅街を歩いていると、発砲したような音が聞こえました。音がした方を見てみると、住民が大きな銃を持って山を見つめていました。その人が私たちの姿を見て、「鹿だよ、鹿をおっぱらったんだ」と教えてくれました。鬼が住むところに鹿も住んでいるのかと、ちょっとおもしろい気分になりました。
そして鬼ヶ島歩道トンネルに着きました。夕暮れだったこともあり、第一印象「怖い」でした。長さが509mだったのですが、トンネルの中では終始ビクビクしてしまいました。車が通るとき、車の音が背後からどんどん大きくなっていくあのスリルは忘れられません。トンネルを抜けると、鬼ヶ城センターが見えてきます。ここで鬼ヶ城周遊終了です。
まとめ
いかがでしたか?鬼ヶ城という名前を聞くだけでも恐ろしそうなところですが、鬼ヶ城は観光地として道もしっかり整備されているのでおすすめです。やはり天気の良い日の方がおすすめです。雨が降ってると滑って危ないかもしれません。また一周するには自信がない方でも、少し行くと広いステージのような場所があるので、そこまで行ったら折り返すのもおすすめです。奥まで行ってしまうと、引き返そうにも人とすれ違う時に苦労する場所があるので、早めの判断が良いと思います。
"鬼が住まう場所、鬼ヶ城"
みなさんもぜひ行ってみてください!それではまた!
>>>その他の熊野世界遺産(獅子岩・七里御浜・花の窟)の記事はこちらRanking三重記事ランキング
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うぐいす
- 都会暮らしの都会嫌い。国内添乗員から海外添乗員へ!おやすみのときは、自然を求めておでかけする自由人。異なる文化や考えに出会うことが好きで、国内・海外いろんなところに行きました。「体験する」旅行がだいすき。