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【アメリカを感じる魅力的な移動手段】その①「アムトラック」
<アムトラック by Pixabay>
こんにちは、KYOKO☆です。乗るだけで「アメリカに来た!」と感じることができる乗り物「アムトラック」と「グレイハウンドバス」を2回に分けて"アメリカかぶれ全開(笑)"でご紹介いたします。
目次
- アムトラックはアメリカの長距離列車
- ニューヨークのアムトラックの駅はなんとマジソンスクエアガーデンの地下
- 食堂車はないけど、軽食なら中でも買えます
- 車内は快適 ニューヨーク~ワシントンDCを3時間半で結びます
- ワシントンDCの駅はかなり暗い
- ニューヨークからDCに日帰りした時のハプニング
- 最後に
アムトラックはアメリカの長距離列車
<銀色の車体にアムトラックのロゴマーク>
アメリカは車社会なので、電車は日本のように全土を網羅していません。路線は少ないですが、でっかい大陸をゆったり移動するのにオススメなアムトラック(Amtrak)という長距離列車があります。
わたくしKYOKO☆は、チェッカーズの歌に「アムトラックに乗って旅する」みたいな歌詞を見つけたときから、「大人になったら絶対乗ってやる!」と決めていました(笑)。
一番乗りやすいのは本数が多いボストンからワシントンDCまでの路線です。ビジネスマンの利用が多く、縮小傾向の長距離路線もここだけはすごく稼いでいるらしい。
今回はニューヨークからワシントンDCへ日帰りで往復した時のことをご紹介します。
ニューヨークのアムトラックの駅はなんとマジソンスクエアガーデンの地下
<マジソンスクエアガーデン>
ニューヨークからアムトラックに乗る場合は、ペンシルバニアステーション(ペンステーションと呼ばれる)から乗ります。なんと、このペンステーションは、マジソンスクエアガーデンの地下にあるのです。
マジソンスクエアガーデンは、日本の武道館みたいなもので大物歌手がライブを開催したり、ニューヨーカーが愛するNBA(プロバスケ)のニックスの本拠地でもあります。かなりテンションがあがる駅なのです♪
この写真を撮った日は、乗った日とは別の日ですが映画『007 スペクター』の主題歌でブレイクしたサム・スミスのライブがある日で、スペクターの1曲だけ聴きたい!と思いながら通り過ぎました(ファンではないのがまるわかり)。
ボストン、ニューヨークとワシントンDCを結ぶ路線は人気路線なので日本からネットで予約していった方がいいですよ♪運賃も早くから予約した場合や発車の時間によってかなり安くなることもあります。ビジネス路線のため、通勤時間帯のチケットはすぐ売り切れてしまう可能性が高いので、計画したら早めに予約することをオススメします。
<「QUIK TRAK」という発券する機械>
プリントアウトしていった予約用紙のQRコードをこの機械に読み込ませると乗車券がでてきます。ものすごく朝早い便だったので、ねぼけて違うボタンを押さないように必死でした(笑)。
食堂車はないけど、軽食なら中でも買えます
<ペンステーション内のショップ>
昔は食堂車があったようですが、今はピザやパンなどの軽食であれば車内で買うことができます。ただあまり選択肢がないので、できれば駅に来る前か構内で買ってから乗りましょう。朝5時台だったのにペンステーションの売店は1つ開いていました。もちろんアメリカかぶれはベーグルを買います♪
<セサミベーグルにクリームチーズを挟んだもの>
アルミホイルでくるんでくれた、この大雑把な感じが最高です(最高か?)。
車内は快適 ニューヨーク~ワシントンDCを3時間半で結びます
<アムトラックの車内>
揺れも少なく、快適。朝早くにニューヨークを出発するとワシントンDCの中心部に正午前に着けるので移動時間は飛行機よりも少なくてすむため、この2都市を旅行したい方にはピッタリです。
ワシントンDCの駅はかなり暗い
<ワシントンDCのユニオンステーションのアムトラックのホーム>
ワシントンDCは、アメリカ政府の中枢で治安がいいからなのか、節電なのか、地下鉄も暗いしアムトラックが入る駅「ユニオンステーション」の駅もかなり暗いです。
<ワシントンDCのユニオンステーション構内>
この駅からサーキュレーターというバスが出ていて、ホワイトハウスなどの主要な観光地が集まっているモールという地域にリーズナブルにすぐ行けるので便利です。
<サーキュレーターというバスの車内>
ニューヨークからワシントンDCへの日帰り旅は、アムトラックを使えば可能なのです(ちょっとだけハード)。
ニューヨークからDCに日帰りした時のハプニング
<夕暮れの国会議事堂>
その日の夕方、国会議事堂を見ていて振り向いたら、通りに車が少ないことに気づきました。パトカーが1台、向こうの交差点にも1台、交差点ごとにいることに気づいた私は、映画かぶれの脳が覚醒。「これは封鎖かもしれない」瞬間的にそう思い、友達に「タクシーはたぶん来ないかもしれないから走りながら駅に向かおう。もし来たら乗ればいいし」タクシーで駅まで行くつもりだったのに、DCを走る羽目になりました(笑)。
映画かぶれの予感は的中し、タクシーどころか車も1台も通らなくなったのです。早くに走りはじめていたので幸い電車に超ギリギリ間に合ってニューヨークに戻ることができました(たまに役に立つかぶれ知識)。
<ひとけがなくなった議事堂前。向こうに見えるのは最高裁判所>
他国のVIPが来る予定だったのかもしれませんね。外国は放送なんかせず、なんでもいきなりやるからビックリします。放送したらVIPの安全が脅かされるからでしょう。大人になってあんなに走ったのは初めてです、しかもDCの中心部を(笑)。
最後に
日本の電車のホームは上に上がるイメージですが、アメリカの電車やバスは地下に降りて乗ることがほとんどです。日本ほど電車が正確に来る国はまずないといっていいでしょう。ただ、アメリカのアムトラックはヨーロッパほどひどくなく、まあまあ正確です(笑)。このハプニングの日は珍しく正確に発車しました(あぶないあぶない)。大雑把なところに困る時も多々ありますが、そこを逆に楽しむのがアメリカ旅行の秘訣です(笑)。アメリカ大陸は広いので、飛行機とアムトラック、バスなどを組み合わせて周ると小さな町にも比較的簡単にリーズナブルに行けるので楽しいですよ!
次回はグレイハウンドの長距離バスをご紹介します。
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KYOKO☆
- 教科書とマンガと映画で見たものを自分の目で確かめに行かないと気が済まない、ミーハー旅を生涯かけてやってる女です。11か国39都市を旅し、1番好きな国はアメリカです。小さい頃から欧米かぶれなわたくしKYOKO☆の、かぶれ旅をぜひご覧ください。メジャーリーグやNBA、スタバの1号店からマックの1号店まで、あらゆるミーハー旅の限りをお届けします。