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添乗員がおすすめする"旅先ラン"の魅力
<NYCマンハッタン・ウォール街近くにある"触ると運気が上がる"と人気の"チャージングブル">
「なに!添乗中に走ってるぅ~?」
いつも添乗員の同僚・仲間から、呆れながら言われている言葉・・・
こんにちは!添乗員の樺島裕治です。
私は、月20日、年間でみると230日以上海外添乗をしているのですが、月間200km程度走っているのです。そう、添乗中にも走らないととても達成出来ない距離を・・。
目次
ランニングとは?
"ランニング"、"ジョギング" 共に長距離を走ること。これは最近ブームというより1つのライフスタイルとして世界的に定着してきています。
最初はダイエットや健康維持の為に始めたら、ストレス解消や精神衛生面の維持の為にも良いのではないか、ということで、欠かせない日課になっている人も多くいらっしゃることでしょう。ランニングとジョギングの違いをスピードの面から言うと、ランニングは1時間に6.4km/h以上、それ以下をジョギングと呼ぶ(国立健康・栄養研究所のMETs表より)そうですが、レース出場を目標に、距離・時間・ペースを決めて走ることを"ランニング"とするならば、日本のランニング競技人口は、ここ10年で2倍以上に増え、1,000万人を超えているそうです。
旅先で走るメリット
ところが、日頃それだけ走っている方々も、旅行先では走らない方が多いのではないでしょうか?
「地元ではない、そもそも海外旅行だと日本ではない・・」から「知らない街を走ることに抵抗があるから避ける?走らない?!」「旅行中は日中体力を使うものだから、色々ランニングで限られた体力を使うのはもったいない?!」「宿では少しでも早く寝て、朝も少しでも長く寝ていたい?!」
分かります、気持ちは・・・・が、だまされたと思って、一度旅行先で走ってみて下さい!
実はかくいう私も旅行中=添乗業務中に走るなんて考えてもいませんでした。
私ども添乗員は、夕食を食べ宿泊するホテルにチェックインした後も、不具合があれば対応しなければならず、朝はホテルに依頼したモーニングコールが確実になっているかを確認、朝食会場のオープンと共に笑顔でお客様をお迎えしなければいけません。と、いうことは、添乗中に走ろうと思ったら、お客様が寝静まった後からモーニングコールが鳴るまでとなり、大変難しいのです。
ただ、私が走ることを日課にする為には、日本にいる間だけ走っているのでは絶対的に日数が足りないので、早朝(=夜明け前)走ってみたら、驚きの発見が!
忘れもしない。最初に明け方走ったのは、世界一の大都市とも言われるニューヨーク・マンハッタン!日中は常に人・車の往来が激しいあの街が貸切のように走ることが出来たのです!
どんな大都市もまだ寝静まっている時間帯は誰もいないと分かった私は、よく行くヨーロッパの都市でも走り始めました。そしたらどうでしょう。あの大人気の観光地も人一人いない中、ライトアップされた姿を見れるではありませんか!
<パリの象徴。12本の道路が放射線状に広がるエトワール広場の真ん中にそびえるナポレオンの凱旋門>
<パリのノートルダム大聖堂の正面ファサード。ここがパリの0ポイント地点でもあります>
<ローマの象徴=コロッセオと美しいコンスタンティヌスの凱旋門>
<ローマのトリニタディモンティ教会前、'ローマの休日'で有名になった、スペイン階段>
また、早朝に走り始めると、添乗員の私には違う利点が生まれてきました。連泊する街だと特に、一番近い地下鉄の駅や、歩いて行けるスーパーの位置をお客様にご案内いたします。
「ホテルの敷地を出て左に5分程進むと右手にスーパーが出てきます」と、ホテルの係に聞いた情報をそのままお伝えしていたのですが、自身で走って確認しておくと「ホテルの敷地を左に出て最初の信号から数え、3つ目の信号手前右手に赤い看板が出ていますのでそこから下りた所がスーパーの入口です」と、より確実で分かりやすい説明が出来るようになったのです!
<フィレンツェの象徴=サンタマリアデルフィオーレ大聖堂と洗礼堂とジョットの鐘楼>
<フィレンツェのメルカートヌォーヴォにいる"鼻を触ると幸運が訪れる"と人気の"ポルチェッリーノ">
これまで見えなかったものが見える楽しさ
旅行先で散歩・散策が好きな皆様は、ぜひ走ってみて下さい!"坂が多い街"と聞いていても、車で動いていてはあまり感じませんが、実際に走ってみると、「この道も緩やかな坂になっている」と気づきます。そのような発見の数は、歩くより走る方が回れる範囲も広がるので、そのような発見の数もだんぜん多くなり楽しいですし、今は携帯電話の位置情報サービスを使えば迷子になる心配もありません。
スリ・ひったくり等の悪い人も寝ている時間に気をつけることは、誰もいないと思って飛ばしてくるバイク・車くらいです。
ここまで読んで下さった皆さま、
「夜明け前とはいえ、ホテルで何か緊急な事があった時に、添乗員が不在にしていて良いのか?!」なんて思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか?
ご安心下さい!ホテルを出る前にレセプションの係に私の携帯電話の番号を伝え、その携帯を抱きしめて走ってます。また、連絡があった時にも、最大15分以内にホテルに戻って来れる所までしか行かず、周辺を回っています。
日本では精神衛生維持のために早朝にランニングをする「朝ラン」をしている人も少なくありません。ランナーズハイと言われる、"無"の状態も得られるランニングは、頭がリフレッシュすることで、集中力も高まると言われていて、iPS細胞の山中伸弥さんや、大人気作家の村上春樹さんもランニング愛好家でいらっしゃいます。
"走れる靴1つ"あれば、いつでもどこでも気軽に始められるランニング・ジョギング!
トランクに入れる荷物もそうは増えませんよ!
ぜひ次の旅行では≪旅先ラン≫を!
参考までに・・・【私が愛用しているグッズ】はこちら!
①スーツには難しくも、ジャケット×パンツスタイルならこの靴を合わせちゃう!
ソールまで真っ黒なランニングシューズです。
>>>ON公式サイトはこちら 最近人気です!
②全て数字で管理出来るのがランニング。計測・記録は重要!活動量計は色々あるけど、私はフィンランドの"SUUNTO"使ってます。
>>>ウオッチのSUUNTOサイトはこちら
携帯電話は緊急時はもちろん、計測の為にも必要!腕につけたりポーチを付けたりしてる方にオススメ!
ホック・継ぎ目なし、色々入れられるチューブ型ベルト"Flip Belt"
>>>これほんとにおすすめです。Flip Beltのサイトはこちら
私のおススメ、よろしければぜひ!
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樺島裕治
- ひょんなキッカケで飛び込んだ旅行業界…航空券販売や欧州のホテル手配といった、内勤業務をしていた時期もありますが、足かけ15年は外に出る海外添乗員をしております。最近は200km/月ランニングする事を自分に課している、'走る人'でもあります。