【フランス】産地直送の新鮮なホタテや生牡蠣がモンマルトルに到着!アベス広場で行われた"ホタテ祭り"へ行ってきました!

Bonjour!フランスの1〜2月は、ガレット・デ・ロワというお菓子を食べる祝日など、グルメイベントの多い季節です。実はフード・フェスティバルも多く行われるこの季節ですが、今回はモンマルトル地区で毎年行われているホタテとシーフードのフェスティバル「ラ・フェット・ドゥ・ラ・コキーユ(la fête de la coquille)」に行って来ましたのでご紹介します!

目次

会場はモンマルトル地区のアベス広場

「フェット・ドゥ・ラ・コキーユ(la fête de la coquille)」通称"ホタテ祭り"は、海産物の美味しいブルターニュ地方のコート・ダモール県 (Côtes-d'Armor)のグルメや文化が楽しめるフード・フェスティバルです。パリでは毎年1月の4週目の週末に行われており、今年で13回目なのだとか。

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<イベントのポスターは、ホタテとサクレクール寺院に漁船が到着しているイラスト>

会場のアベス広場(Place des Abbesses)周辺は、映画「アメリ」の撮影が行われたことでも有名な石畳の歴史保存地区です。

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<アール・ヌーヴォーのデザインで有名なアベス駅のファサード>

地下鉄12番線をアベス駅(Abbesses)で降りて地上に出るともうそこが会場。小さな広場はたくさんの屋台でぎゅうぎゅう詰めになっており、多くの参加者で賑わっています。

ホタテに牡蠣、ブルターニュのシーフードが大集合!

イベントの一番の目玉は、広場脇に停められた巨大な冷蔵トラックで、ブルターニュから直送されて来たホタテやシーフードの屋台です。新鮮な生のホタテをその場で開けて売るホタテ専門の屋台や、様々な種類のお魚をたくさん並べた魚屋さんの屋台、ホタテ料理のデモンストレーションを行うトラックには多くの人が集まっています。

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<キッチン付きのトラックではホタテ料理のデモンストレーションが行われています>

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<ホタテの貝柱を使ったお料理を制作中。シーフードのレシピも配られていました>

中でも、地元住民に人気で行列ができていたのは魚屋さんの屋台。この地方独特の威勢の良い呼び声で多くの人を引き付けて、新鮮で安いお魚や貝類が飛ぶように売れていました。「明日も買いに来たいんだけど、やってる!?」と聞いている人までいました。

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<地元の人々の狙いは安くて新鮮なお魚屋さん。長蛇の列です!>

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<様々なお魚が売られていますが、この地方のスターはホタテ!>

やっぱり楽しいのはワイン片手の食べ歩き!

フードフェスでの楽しみといえばお酒片手の食べ歩きです。ホタテの貝柱の焼き串、生牡蠣の屋台をはじめエスカルゴやソーセージのグリルの屋台まであり、目移りしてしまいます。

ワインはブルターニュ名産のシードルや白ワインのホットワイン、普通の赤白ワインにシャンパーニュまで様々。参加者はワイン片手に食べ歩きを楽しんでいました。

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<大きな専用の鍋で焼かれる美味しそうなホタテの焼き串とマッシュルームのバター焼き>

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<バターとガーリック、パセリがたっぷりの大盛りエスカルゴ!>

筆者は大好きなオマール海老のスープ(Bisque de Hommard)を見つけて狂喜!

持ち帰りボトルは8ユーロ(約940円)ですが、その場で食べるならカップで3ユーロ(約350円)、ボウルで5ユーロ(約590円)お値打ち価格。こちらの屋台では、その場で作るイカの鉄板焼きにも大人気で行列ができていました。

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<持ち帰り用スープ。ブルターニュはオマール海老の産地としても有名です>

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<絶品オマール海老のスープ。寒い屋外のイベントなので温かいスープはうれしい>

ブルターニュ名産の塩バターを使ったクイニー・アマンやキャラメルも!

ブルターニュ地方といえば、シーフードに次いで有名なのが塩バターです。ホタテ祭りにはバターを使ったブルターニュの特産品の屋台も出ていました。例えば日本のパン屋さんでも良くみかける、クイニー・アマン(kouign amann)も実はブルターニュ地方が本場。

クイニー・アマン」という言葉はフランス語ではなく、ブルターニュの言葉(ブルトン語とも言われる)で「バター(amann)菓子 (kouign)」という意味なのだそう。

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<クイニー・アマン専門の屋台。注文するとオーブンで温めてくれます>

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<山積みのクイニー・アマンが次々と売れていきます>

グルメだけじゃない!伝統音楽とダンスのパレードも!

食べ歩きを満喫していると、どこからともなく賑やかな音楽が。どうやらブルターニュ地方の伝統音楽とダンスのパレードが始まったようです。

ブルターニュ地方やノルマンディ地方はイギリス海峡に面しているので、昔からイギリスとの行き来が多かったのでしょう。伝統音楽はイギリスやアイルランドのケルト音楽、衣装もイギリスの地方を思わせる雰囲気があります。ダンスはペアで踊るフォークダンスのようなもので、皆さん笑顔で楽しそうに踊っていました。

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<楽隊と民族衣装のパレードが広場に登場。一気に賑う会場>

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<ブルターニュの民謡はイギリスを思わせるケルト風の曲調です>

モンマルトルの歴史保存地区の景観が伝統音楽と屋台の雰囲気に良くマッチし、いつものパリが海辺の村の祝祭日になったようなイベントでした。毎年同じアベス広場で行われているので、1月下旬に渡仏される予定ができたときは是非チェックしてみてくださいね!

アベス広場(Place des Abbesses)

住所:Place des Abbesses 75018 Paris

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N.L.Paris

パリ在住約10年。美味しいものとお酒が大好き。超B級グルメから高級店まで地道に研究しています。グルメ情報メインのブログ&インスタも。→→→ nightlifeparis.hatenablog.com
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