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南フランスで古代ローマを感じてみませんか
南フランスというとニース、モナコ、カンヌなどコートダジュールのリゾートやラベンダーで有名なプロヴァンス地方を思い浮かべる方が多いと思います。ニースで陽の光を浴びながらプロムナード・デ・ザングレ(イギリス人の遊歩道)を散歩しマルシェを覗いて買い物したり、エクス・アン・プロヴァンスでプラタナスの木陰の下、黄金色の石で造られた町並みをそぞろ歩いて素敵なカフェをみつけて歩くなんて過ごし方も素敵です。
ただ今回是非お勧めしたいのは古代ローマ時代の水道橋「ポン・デュ・ガール」です。南フランス滞在中に足をのばしてみたらいかがでしょうか?アヴィニョンから車で30分くらいの場所にこの世界遺産はあります。
目次
ポン・デュ・ガール「ガール川の橋」
ポン・デュ・ガールは1世紀に古代ローマ人によって建設された水道橋です。古代ローマ帝国は当時南フランス各地に多くの植民都市を築いていました。その一つ、ニーム(現在のガール県の県庁所在地)へ水を供給するため導水路の建設がされ、約6世紀の間飲料水を運ぶために使われました。途中ガール川(ガルドン川)にこの導水路を渡すため、この橋が作られたのです。
<橋の最上部が導水路になっています>
この世界遺産の橋を見るため訪れる多くの観光客のためカフェや博物館が入った施設が造られています。私が訪ねた12月中旬はシーズンオフの為か人影も少なくゆっくりと見学することができました。眼前に現れた巨大な橋は迫力満点!2000年も前にこんな橋を造る技術のすばらしさにただただ感嘆します。導水路の下は人が歩いて渡れる橋になっています。また事前ツアーを予約すれば導水路に上がることもできます。
おすすめ写真スポット
ポン・デュ・ガールの写真を撮るならおすすめポイントがあります。橋を通り過ぎると左手の茂みの中に川岸に下りていく道があり(滑りやすい坂道のところがあるので気を付けて)茂みを抜けると川へ降りることができる階段が!ここから見上げた橋は絶景です。ここからの撮影はお勧めです。
橋は右上のビュースポットマークがおすすめ撮影場所。
お勧めスポットからの眺めがこちら!
最後に
南フランスにはほかにもアルルの円形闘技場など見事な古代ローマの遺跡があります。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
【ポン・デュ・ガール】
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しまじょ
- 飲み歩き・食べ歩き大好き、歴オタ。