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【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
相模国一之宮(地域の中で最も社格が高いとされている神社)寒川神社は、全国唯一の八方除の守護神として1600年もの歴史を誇る神社です。
現在は、信仰の有無を問わず「地域の心の拠りどころ」として多くの人々が集う場所となっています。年間の参拝者数は200万人にも上るとのこと。
本日はおすすめの回りやすい順路にて歩きながら、広々とした神社を余すところなくご紹介します。
目次
8. 寒川神社のグルメスポット、レストラン鎮守の杜 Koyoでお食事を
1. 寒川神社へのアクセス
さあ、寒川神社へ参りましょう。寒川神社へのアクセスは、ちょっとした鉄道の旅としても楽しめます。JR相模線は今ではめずらしい存在となったレール1本の単線で、茅ケ崎から橋本の間を相模川に沿うように折り返し運転を行っています。
無人駅の宮山駅で下車すると、「寒川神社下車駅 正面信号右へ500メートル」という案内が目に飛び込んできます。迷わずに安心して徒歩で向かうことができます。
案内の通り信号を右折し歩いていると、目久尻川にかかる寒川大橋が見えてきます。神社の位置する神奈川県高座郡寒川町において、目久尻川は相模川水系の一級河川です。
その和やかな流れを橋の下に見ながら歩を進めていくと、右手に上記写真の寒川神社参集殿(神前結婚式場、各種会食、催事を行う場所)が見えてきます。
「寒川神社前」の交差点を左に曲がると、高々とそびえる三の鳥居の存在によって神社へ到着したことに気がつきます。ぜひ対面に渡り、その厳かな佇まいを正面から眺めてみてください。
2. 寒川神社のご由緒・御祭神・御神徳は?
<寒川神社の御神徳、八方除を象徴する「方位盤と渾天儀(こんてんぎ)」>
寒川神社の境内に入る前に、寒川神社の御祭神、ご由緒、御神徳と八方除について説明しましょう。どのようなご利益を授かるのか、境内に入る前に頭に入れておきたいものです。
2.1 御祭神
寒川神社では、寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)のニ柱の神を祀り、寒川大明神と奉称しています。
寒川大明神は関東の文化を生んだ親神様であり、神奈川県の大部分に相当する相模国を含め、関八州の守護神として篤く信仰されてきました。関八州とは、東京都や千葉県など1都6県を含む関東地方を包括する地域とされています。
寒川神社の御祭神がいかに広い影響力を持っていたのかがうかがえます。
2.2 御由緒
寒川神社がいつ始まったのか正確にはわかっていません。しかし「総国風土記」によると始まりは約1600年前の古墳時代に遡るとのこと。
雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)が世を治めていた時代に幣帛(へいはく・お供え物)が納められたという記録が残っています。それ以降、歴代の天皇が勅使(ちょくし ※使者)を寒川神社に派遣しています。
天皇陛下と皇后陛下の御息女であります敬宮愛子内親王殿下の御誕生を祝して植えられた木もあり、皇室とのつながりの深さが分かります。
2.3 御神徳
寒川神社は古来より、全国でも唯一の八方除と方位除の守護神として知られています。その御神徳は、あらゆる災難や不運を取り除き開運を招くことで、人生と生活に多くの幸と恵をもたらすこととされています。
3. 寒川神社の境内の見どころ
<寒川神社の案内図>
寒川神社の境内への入り口はひとつだけではありませんが、まずは神池橋を歩いて渡れば参拝気分が盛り上がること間違いありません。さあ、ここから寒川神社の境内へ入りましょう。
3.1 神池橋・三の鳥居
神池橋は神池にかかる太鼓橋(アーチ状の橋)です。落ち着きのある灰色がかった白い橋は神様がお渡りになる橋とされています。
橋を渡ると写真のように三の鳥居が上から見下ろすように立ちはだかっていますが、その姿は参拝に訪れる人々を包み込むような暖かさに満ちています。
その理由は、明神鳥居と呼ばれる鳥居の形式、桧の素材と色が醸し出す慎ましやかな雰囲気によるところが大きいでしょう。
柱は内側に傾き、柱に対して水平に置かれた笠木(鳥居の一番上にある横たわった部分)と島木(笠木の下にある部分)の両端が上側に反った、まろやかな曲線が美しい鳥居です。
朱塗りされた鳥居が多いなか、桧の素材をそのまま生かした無垢で自然な色合いが、緑豊かな周辺の環境に溶け込んでいます。
3.2 手水舎
鳥居をくぐり、大樹からの木漏れ日を楽しみながら上記写真の石畳を歩いていくと、左手に手水舎が見えてきます。
上記写真の手水舎とはその名の通り、手を水で洗う場所です。しかしただ手を洗うのではなく、一定の作法を守れば心も体も晴れやかになり、気持ちよく参拝ができるものです。
手水の作法については、上記の立て札にこう書かれています。まず左手を清め、次に右手を清め、最後に左手に水を受けて口を清めてください。
広く大きな屋根で覆われたこの手水舎は、参拝の前に心身を清める場所であるとともに、夏には一時の涼をとれ、雨や雪の日にはほっと一息付ける場所となるはずです。
3.3 神門
お手水を済ませたら上記写真の神門へ向かいます。ここは参拝客による写真撮影でにぎわう場所です。
折しも取材時は子供の健やかな成長を願う祭典、七五三祭が行われた時期。ご祈祷を受けるために訪れている家族が多く、そこかしこでスマホへ笑顔を向ける姿が見られます。
神門の建築様式は伝統的な重層門。重層とは2階建てのことで、上層部分に高欄のある縁がめぐらされています。
平成13年(2001年)より毎年1月1日から2月3日の節分まで、この神門には「迎春ねぶた」が掲げられています。「迎春ねぶた」は厄除けになると言われており、ねぶたを見るために寒川神社を訪れる初詣客も少なくないとのことです。
3.4 御神木とご社殿(拝殿と本殿)
神門をくぐり抜けると、上記のように正面に御神木、ご社殿(拝殿と本殿)を拝する荘厳な風景が広がります。どこまでも続くような白い石畳と雲ひとつない青空による視覚的な効果のせいか、訪れた人はみな、360度に広がるパノラマの景色を見ているかのような錯覚に陥ることでしょう。
御神木である2本の杉が、御祭神をお祭りする社殿である御本殿に寄り添う姿に、多くの参拝客が手を合わせていました。
ご社殿は平成9年(1997年)10月に竣功した建造物です。壮大な建造物でありながら、神社建築様式のひとつである神明造り独特の直線的な美しさや、総桧(ひのき)造りの醸し出す清々しさが目を引きます。
参拝は上記写真のように正面の拝殿で行います。参拝客が途切れることはありません。
取材時には、上記写真のように第52回寒川神社菊花展・写真展が開催されていました。
ご社殿前の回廊には、上記写真のようにプロ級の作品の数々が展示されていました。
3.5 参道
<寒川神社の一の鳥居>
<寒川神社の二の鳥居>
寒川神社には、一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居まで、3つの鳥居が存在し、それらをつなぐ参道がのびています。豊かに植樹された参道を木漏れ日を浴びながら、一の鳥居から二の鳥居、そして三の鳥居へと10分間ほどかけて歩いてはいかがでしょうか。ちょうどよい距離感のお散歩コースとしても楽しめますよ。
4. 寒川神社のご神札とお守り
<画像提供:寒川神社>
参拝をすませたら、東の回廊に沿って日陰の中をまっすぐ神門の方向へ歩くと、上記写真のようにお守りとご神札の授与所に行き当たります。
巫女さんの前に並んだお守りやお札は色彩豊かで種類も豊富。どれも四方八方からの災いを除ける寒川大明神の御神徳が込められたものです。
この機会に幸運を呼ぶご神札とお守りを受けられて、自宅に飾ったりバッグに忍ばせたりしてはいかがでしょうか。
4.1 ご神札
<画像提供:寒川神社>
ご神札は八方除、火難除、盗難除など5種類用意されています。八方除大麻は地相、家相、方位、日柄などに関わる災難を除けるお札で、初めて見るのにどこかなつかしさが感じられる意匠です。初穂料は1,000円です。
4.2 お守り
<画像提供:寒川神社>
上記写真のお守り(初穂料1,000円)もご神札も同じように御神徳が込められていますが、お守りのほうがご神札よりも意匠の面で種類が豊富です。オーソドックスさを大事にしながらも、時代に合わせた意匠となるよう工夫しておられるとのこと。
守袋型やカード型のほか、鈴、しめ縄、破魔矢、お米の形体を成したものまでバラエティ豊かです。
<画像提供:寒川神社>
その中でも目を引いたのは上記写真の握りこぶしの形をした「健康招徳守」(初穂料500円)というお守りで、繰り返して握ることで健康な体と幸福を授かるとされています。開運や身体安全など、細かな御祈願に合わせて選べます。
授与時間は午前8時から午後5時までとなっています。年中無休ですが、お正月の時期は変動があるため、来訪前に確認することをおすすめします。
5. 寒川神社で八方除のご祈祷を受けるなら
寒川神社で八方除のご祈祷を受ける流れをお伝えします。
5.1 寒川神社の八方除とは?
<寒川神社の社殿の横に置かれた、八方除を象徴する「方位盤と渾天儀」>
八方とは、四方(東・西・南・北)と四隅(北東・北西・南東・南西)から成る8つの方角を意味しています。あらゆる方位方角にいる神々は方位神と呼ばれています。
方位神は、土地、家、日柄(大安など)の良し悪しに影響し、人間の幸せで健康的な生活に大きく影響すると言われていました。このため人々はかつて、悪い方位を避けるように生活していたのです。
しかし、現代社会において、悪い方位を一切避けて生活することは現実的とは言えません。同時に、一切気にせず生活することを強いることもできません。けれども不安を感じる人々も多いはず。そんな人々の気持ちを軽く晴れやかにしてくれるのが、八方除と方位除の守護神なのです。
心に抱く不安の種は、仕事、旅行、引っ越しなどさまざまな生活の側面に転がっています。八方除のご祈祷を受けることで、あらゆる災いから守られていると感じることも、現代を生きる知恵の一つと言えるのではないでしょうか。
北は北海道から南は沖縄まで、時には海外からも八方除の御祈祷を受ける人々が神社を訪れています。この八方除を象徴するものが、「方位盤と渾天儀(こんてんぎ ※天体の位置測定の道具)」です。拝殿の右側にはこの方位盤と渾天儀のレプリカが置かれています。四隅に龍が配置された貴重なレプリカを、ぜひ写真に収めてはいかがでしょうか。
5.2 ご祈祷の受け方
ご祈祷を受ける場合、一度神門を出て左手に回り、上記写真の客殿でご祈祷の申し込みを行います。
<画像提供:寒川神社>
寒川神社の御祈祷ではすべて八方除の御神徳を得られるとともに、学業成就や商売繁盛といった具体的な祈願の内容を相談することができます。どう相談すればよいのか悩む必要はありません。心の内をそのままお伝えすれば、神職の方々がいくつか質問をしながら、神様への願い事として適切な言葉に言い換えてくださいます。また、ご祈祷を受けた人は、神嶽山神苑(かんたけやましんえん)というご神域に入苑することができます。
ご祈祷情報
- 受付時間:8:00~17:00
- 定休日:無休
※正月期間は受付開始時間が変動するため、神社HPの「お知らせ」をご確認ください - ご祈祷初穂料:3000円から
- HP:寒川神社公式HP
6. ご祈祷後に入ることができる神嶽山神苑の見どころ
<画像提供:寒川神社>
ご祈祷の後は上記写真の神嶽山神苑へ向かいましょう。しかし焦る必要はありません。入苑券があれば、当日または別の日であっても、開苑時間内であれば入ることができます。
神嶽山神苑は神聖なご神域です。今ではご祈願を受けた参拝者だけが入苑できるようになりましたが、平成21年(2009年)に開苑される前は文字通り「禁足地」として一般には開放されていませんでした。
神社の拝殿と本殿の真裏にあるこの神苑は、人によっては神という存在をもっとも近く感じる神聖な場所だと言われています。
6.1 難波の小池(なんばのこいけ)
まずは外門で入苑券を渡して受付をすませます。ここで「手水舎で手を清め、難波の小池で寒川大明神様にご挨拶をしてください」というご案内があります。
そのご案内の通りに、外門近くにある手水舎で手を清めてから難波の小池に向かい、神様の領域に入らせていただく感謝の気持ちを込めてご挨拶をします。すると不思議なことに、気分が静まっていくのが感じられます。
この泉は写真撮影が不可となっていることからも、寒川神社の起源に深く関わる特別に神聖な場所であることが窺えます。
6.2 八氣の泉
さらに歩を進め、内門をくぐるとその先に上記写真のように池泉回遊式の日本庭園が広がっています。この内門を境に、「草」という言葉で表現される「柔らかな風雅」の世界へと変わります。
人によっては「癒しの空間」という言葉がしっくりくるのではないでしょうか。内門の前の石の上に立ち、まずは八氣の泉をじっと眺めてみてください。
それから、旧三之鳥居の基礎石から出る湧水をはじめ、その先に見える茶屋 和楽亭、そして紅葉や松のおりなす美しい草木からなる上記写真のような景観を堪能すれば、心が鎮まり和やかな気分になるのを感じるはずです。
神嶽山神苑の基本情報
- 開苑期間:3月上旬~12月13日まで
- 開苑時間:9:00~16:00
- 休苑日:月曜日(祝祭日は開苑)
7. 神嶽山神苑のグルメスポット
神嶽山神苑は、四季の移り変わりを愛でながら香り高いお抹茶を楽しむことができる場所です。ご祈祷後の晴れやかな気分なら、風味もさらに格別です。ちょっと気軽な一服から本格的な茶の湯まで、じっくりと堪能してみましょう。
7.1 茶屋 和楽亭
八氣の泉から苑路を右手へと進み、上記写真の右手にある茶屋 和楽亭を訪れてみましょう。神苑というご神域でもちょっとしたグルメ気分を楽しめるのが、八氣の泉を望む「茶屋 和楽亭」です。
茶屋は上記写真のように泉に向かって大きな窓ガラスが張られており、庭園の全景や四季折々の草花を愛でながら香り高いお抹茶と季節のお菓子(生菓子や干菓子)を堪能できます。
上記写真は生チョコレートとお抹茶のセットです(拝服料は500円より思し召し)。茶屋からは、窓から見える景色を楽しむこともできます。一人で静かに考えに耽るもよし、グループでおしゃべりを楽しむのもよし。この和楽亭はまさに神様と人が合集い、「神人和楽」のひとときを過ごせる場所です。
茶屋 和楽亭の基本情報
- 営業時間:9:30~15:30(受付は15:00まで)
- 定休日:月曜(祝祭日は開亭)
- 電話番号:0467-75-0004
7.2 茶室 直心庵
神嶽山神苑を反時計回りで歩くと、最後に辿り着くスポットが上記写真の「茶室 直心庵」です。梅見門と腰掛待合のある直心庵は、日本の伝統建築様式を堪能できる本格的な茶室です。外観を眺めるだけでも大きな価値がありますが、毎月1日なら参拝者も利用できます。にじり口から茶室へ入り、普段はなかなかふれることのない茶の湯を体験してみてはいかがでしょうか。
茶室 直心庵の基本情報
- 利用可能日:毎月1日のみ
- 茶の湯の実施時間: 10:30~、13:30~ ※1席は約30分間で、各席8名まで先着順
- 電話番号:0467-75-0004
8. 寒川神社のグルメスポット、レストラン鎮守の杜 Koyoでお食事を
寒川神社を巡るうちお腹がすいてきたら、上記写真のレストラン「鎮守の杜 Koyo」で食事を楽しむのもよいでしょう。レストランは境内のすぐ近く、第2駐車場に隣接した便利な場所にあります。
境内や周辺を歩いていると、あることに気付くはずです。それは、楽しそうにおしゃべりをしながら歩くグループをよく見かけること。そのグループのひとつが、レストランへ流れ込むように入っていきました。
1階のお土産物売り場では、上記写真手前の名物の寒川まんじゅう(500円)や八福餅(1,100円)から、熊澤酒造の日本酒「相模乃しずく(720ml)」(1,800円)など、まさに地元の特産品が並んでいます。寒川神社の御朱印帳もあるので、御朱印をいただくなら購入するとよいでしょう。御朱印帳は14種類用意されており、価格は1,000円から4,320円となっています。
2階のレストランへ上がると、上記写真のようにフロア全体がまばゆいほどの陽光で満たされているのを感じます。大きなガラス窓で覆われた造りにより、どのテーブルに座ってもまるで屋外の明るさの中にいるような気分になります。
上記写真のようにメニューも多彩です。シーフード焼きカレー(1,375円)のような親しみやすい食事から、牛ほほ肉の赤ワイン煮(1,815円)など、グルメを唸らせる一品まで、老若男女幅広い参拝客を楽しませる配慮がなされています。
筆者は上記写真の魚介とトマトのパスタ(1,265円)をいただきました。パスタの上には、海老、あさり、かいわれなど具がたっぷりと乗せられています。もちもちしたパスタと具を口に運ぶと、磯とオリーブオイルの香りが豊かにあふれ、窓から注ぐ日差しと相まって、まるでイタリアの海岸で食事をしている気分に。よく出る人気メニューの一つというのも納得です。
さきほどレストランに入っていったグループは、いろいろな食事を注文してシェアを楽しんでいるよう。そんな食べ方もよいですね。ランチタイムの食事にはドリンクが一杯付くのも魅力です。
天気のよい暖かな日は上記写真のテラス席にて、のんびりと美しい景色を眺めながらランチタイムやティータイムを過ごすのも一興です。
鎮守の杜 Koyoの基本情報
- 営業時間:10:00~16:30(食事は11:00~)
※お正月の時期は変動があるため、来店前に確認することをおすすめします - 定休日:定休日はお店の定休日カレンダー(ページ下部)にてご確認ください。
- 電話番号:0467-72-5888(1F売店)、0467-72-5877(2Fレストラン)
- HP:鎮守の杜 Koyo公式HP
>>>鎮守の杜 Koyo の情報を【食べログ】で詳しく見てみる
9. 寒川神社の御朱印と御朱印帳
<画像提供:寒川神社>
神社を訪れたなら、御朱印帳に御朱印をいただくとよい思い出になります。寒川神社の御朱印は、金文字、朱印、紫色のはまごうの花から成る慎ましやかな意匠となっています。
<画像提供:寒川神社>
御朱印帳の色合いは上記写真のように紫色、水色、薄桃色など品格を感じさせるもの。渾天儀と方位盤の柄を表紙にあしらった寒川神社ならではの御朱印帳も見られます。
御朱印帳は先ほど訪れた鎮守の杜 Koyoの1階売店または上記写真の三の鳥居近くの売店でも購入できます。御朱印の受付は客殿または隣の社務所で午前8時から午後5時まで。初穂料は思し召しです。
10. 寒川神社の混雑情報と基本情報
ゆっくり時間をかけて神社を歩き、伝統的な建物や庭園を鑑賞するなかで大いなる存在を感じる。これはまるで美術館を訪れて、アートをじっくり鑑賞し、インスピレーションを得るような体験に似ています。
寒川神社では、そうした価値ある希少な体験が待っています。ぜひ、ご紹介した順路で神社を巡ってみてください。一般的に平日は空いていて歩きやすく、土日は午前から早い午後にかけて多くの参拝客が訪れます。
以下の基本情報を確認のうえ、余裕を持ってお出かけください。また、大晦日から正月三が日にかけて、例年40万人もの参拝客が訪れます。十分に余裕を持ってお出かけください。
最後に、寒川神社の基本情報をまとめます。
寒川神社の基本情報
- 住所:神奈川県高座寒川町宮山3916
- 開門時間:6:00~日没
- ご祈祷受付時間:8:00~17:00(年中無休。お正月は特別時間帯にて受付)
- 閉門日:無休
- 電話番号:0467-75-0004
- 料金:入場無料
- 駐車場:第1~4駐車場(無料)
- 車でのアクセス
◎【小田原厚木道路利用】伊勢原インターを出たら寒川方面に向い、田村十字路を直進。相模川にかかる神川橋を渡り、大門踏切前交差点を左折。相模線の踏切を渡り、鳥居をくぐり2〜3分
◎【圏央道利用】寒川北インターを出たら右折。中里交差点より2〜3分
- 電車でのアクセス:JR相模線「宮山」下車、徒歩5分
- HP:寒川神社公式HP
※本情報は2019年11月21日に取材した時点のものです
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ManamiT
- 全大陸に足を踏み入れた無類の旅行好き。ここ数年注目しているのはクルーズ旅行。クルーズ専門誌やさまざまな旅媒体で記事の執筆や翻訳を行っている。旅するうちにワインへの情熱も生まれ、ワインエキスパート資格(日本ソムリエ協会認定)を取得。