"一歩先の海外旅行おすすめ" そうか、まだパースがあったか!

オーストラリアの西部にある"パース"という街をご存じでしょうか?

パース?う~ん、聞いたことあるような気もするけどいまいちピンとこない?

オーストラリアといわれて真っ先に思い浮かぶのは・・・

シドニーのオペラハウス?

それからゴールドコーストのビーチ?

ケアンズのグレートバリアリーフ???

あとはクロコダイルダンディー?(ちょっと古いか・・・)

パースは、西オーストラリア州の州都で、

"世界一美しい街"
"世界一住んでみたい街"

と言われているところです。

日本ではまだそれほど知名度は高くないかもしれません。

2019年8月30日。東京 三田のオーストラリア大使館に於いて「ANA成田=パース線 新規就航記念 西オーストラリア州 メディアレセプション」が開催されましたので、参加してきました。

私はパースはおろかオーストラリアという国に行ったことがありませんでしたが、今回改めてオーストラリアという国、パースという街の魅力を知る良い機会となりました。

目次

ANAパース線新規就航記念 西オーストラリア州 メディアレセプション 開催

このイベントでは、駐日オーストラリア大使のリチャード・コートさん、西オーストラリア州政府の観光大臣ポール・パパリアさん、全日空マーケティング室 観光アクション部長 藤崎良一さん、西オーストラリア州政府観光局日本局長 吉澤英樹さんなど錚々たる方々が出席されていましたが、スペシャルゲストとして2014年からパース在住で日本とパースを行き来しながらエッセイスト、タレント、大学研究員などのお仕事をなさっている小島慶子さんも出演されました。

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<写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

皆さんパースの魅力をふんだんにお話いただいたのですが、中でも小島さんの、実際に住んでいる日本人の視点からのお話がとっても面白かったので、彼女のお話を中心にパースとはいったいどういう街なのかを掘り下げてみたいと思います。

パース在住の小島慶子さんが語る「パースをおすすめする理由」

「パースの魅力をひとことで言うとしたら?」という質問に対し、小島さんはこう答えられました。

「パースはとっても住みやすい街だから」と。

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<パースの魅力をもっとたくさんの人に知ってほしいと語る小島慶子さん/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

パースは日本でいうと九州の福岡市のような街。博多のようにコンパクトで便利な都会エリアもあり、周りには住みやすい郊外があり、さらに少し行くと美しい大自然がある。「都市と自然がバランスよく調和している = 住みやすい」ということです。

小島さんが数ある外国の都市の中から住む場所としてパースを選んだ理由は、ひとつにはお父様のお仕事の関係で小島さんがパースで生まれ3歳まで住んだことがあること、ふたつめはご両親が「いろいろ住んだ街の中で、パースはとってもいいところだった」と口を揃えて仰っていたこと。小島さん自身が子供を育てるにあたり、パースが一番良い環境だと感じて、2014年に家族で移住することを決めたそうです。

小島さんがパースに魅せられたいくつかのポイントを熱く語られました。

1. ハワイに飽きたらパースへ

ハワイに飽きた方、次の旅先にはパースがおススメです。

2. 日本の女性が好みそうなスポットがたくさん

パースは日本の女性が好みそうなスポットがいっぱいあるんです。

■2.1. ロットネスト島&「世界で一番しあわせな動物」クオッカ■

例えばロットネスト島。パースの街の中心からフェリーで約40分程度で着きます。

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<ロットネスト島/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

この島は車の通行が禁止されており、島内移動は徒歩か自転車のみ。そしてこの島には「世界で一番しあわせな動物」と言われるクオッカがいます。口角が上がって笑っているように見えるんです。インスタ映え間違いなしのかわいい動物です。あのピカチュウのモデルともいわれているそうです。

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<世界一しあわせな動物クオッカ/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

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<かわいいクオッカと一緒に写真を撮りたいと世界中から多くの人々が集まってきます/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

■2.2. 軽井沢とハワイがドッキングしたような「マーガレットリバー」■

例えば、マーガレットリバー。これは日本人がとっても好きそうな場所です。ひとことでいうと軽井沢とハワイがドッキングしたような場所で、森と海に囲まれワインもたっぷり楽しめる。大人にとっての極楽です。

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<写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

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<写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

■2.3. たくさんのワイナリーが点在する「スワンバレー」■

例えばスワンバレー。パースの街から車で40分ほどにたくさんのワイナリーが点在しています。

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<ヨーロッパの雰囲気もあるスワンバレー/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

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<オーストラリアは世界でも指折りのワイン大国です/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

3. ドライブが楽しい

パースはロードトリップ(ドライブ)がとても楽しいんです。日本と同じ右ハンドルで道が空いていてスイスイです。

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<写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

4. 気候が良い

パースは一年の内、平均200日晴天が続くほど気候がいいんです。

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<街と自然が融合した美しさ/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

5. 圧倒的な大自然

オーストラリアの大自然といってもピンとこないかもしれません。日本でも自然は感じられますよね。でも大陸の自然はスケールが違います。パースのある西オーストラリア州は日本の面積の7倍あるんですよ。おそらく日本人の想像を超える圧倒的な大自然がそこにあります。

6. 実は親日派の国 オーストラリア

オーストラリアって実は親日派の国なんです。日本人っていうととても嬉しそうに応対してくれます。日本語を学ぶ人も多いんですよ。

7. 女性好みの美味しいレストランもたくさん

オーストラリア料理って大味で肉ばっかりというイメージかもしれませんが、そんなことはありません。おしゃれで繊細な女性好みの美味しいレストランもたくさんあります。

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<ワインに合うメニューも揃っています/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

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<オージービーフだけでなく新鮮なシーフードも充実しています/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

8. まるで別の星に来たような植物の数々

南半球に行ったらぜひ植物を見ていただきたいですね。北半球にある日本のそれとは違う。まるで別の星に来たみたいに感じてしまいます。

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<ワイルドフラワー/写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

9. 目の肥えた人に合った街

パースは30~40代以降の目が肥えた人に合っている街だと思います。「あっ、地球にはまだこういう所が残っていたのか・・・」と感じると思いますよ。

10. 地球上に残された最後のパラダイス

パースは地球上に残された最後のパラダイスかもしれません。他のどの街とも似ていない街。あなたもきっとハマると思います。

小島さん、パースを大絶賛でした。これだけお話をされてもまだパースの魅力を語り尽くせないようでした。本当にパースという街をお好きなんだなあとわかりました。

またリチャード・コート駐日大使、ポール・パパリア観光大臣ともに紳士でかつフレンドリー、冒頭には日本語で挨拶されるなど気さくで飾らないオーストラリアの方々の温かさを感じられ、イベント自体も和やかな雰囲気に包まれていました。

8年ぶりに成田~パース間にANAが直行便を就航!

2019年9月1日から成田~パース線を全日空が就航しました。フライトタイムは約10時間。直行便がなかったこれまでは香港、シンガポール等で乗り継いで13~14時間かかっていたのが大幅に短縮されました。日本と西オーストラリア州の時差は1時間なので、体に負担がかからないのも嬉しいですね。

>>>パース行きANA直行便9月1日就航(ANA公式サイト)

取材後の感想

正直、自分はパースのことをまったく知らなかったなと感じました。「地球上にはまだこんなに素敵な街があったんだ」というのが率直な感想です。

便利で機能的な都市、地球を感じる大自然、豊富な食資源、上質のワインそれらが一度に楽しめる。観光地としてまだそこまでスレていない素朴で優しい人たち。

小島さんのご両親が「パースはいい街だったなぁ」と口をそろえて仰る。これがすべてを言い当てているかもしれません。

ともあれ、私も猛烈にパースに行ってみたくなりました。日本では感じられない大陸の自然、大らかな空気、人の温かさを肌で感じてみたいと思いました。そうか!地球にはまだパースが残っていたか!

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<写真提供:西オーストラリア州政府観光局>

>>>のんびり~ばぶる!パースはこちら(西オーストラリア州政府観光局プロモーションサイト

>>>パースに行くツアーはこちらから(阪急交通社)
>>>パースに行くツアーはこちらから(HIS)

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シンジーノ

3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。

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