フランス・パリ祭のパレードと花火をベストポジションで見てきました!

目次

パリ祭とは?

皆さんは世界史で習った【フランス革命】を覚えていますか?
ルイ16世やマリー・アントワネットの処刑が印象的な世界史の中でも有名な資本主義革命です。この革命によってこれまでのフランス王国の政治体制であった絶対王政は崩壊しました。その発端となったとされているのが1789年7月14日に発生したバスティーユの襲撃です。バスティーユの襲撃によって市民達は武器・弾薬を手に入れ、本格的な革命へと進展しました。

また、翌1790年7月14日に全国連盟祭が行われこともあり、7月14日を祝日とし、毎年パリ市内では盛大なお祭りが催されます。

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その中でも特に見応えのあるのがシャンゼリゼ通りで行われる軍事パレードと、エッフェル塔で行われる打ち上げ花火です。

折角ならベストポジションで観たいですよね?

2019年のパリ祭に参加してきた筆者の経験をもとに、ベストポジションからの見え方と、場所取りのための時間配分をお伝えします。

10時開始!!シャンゼリゼ通りの軍事パレード!

凱旋門からコンコルド広場までパレードが行われます。
パレード開始は10時からですが、9時前には凱旋門に着いていることをお勧めします。

当日はメトロに規制がかかるためシャルル・ド・ゴール・エトワール駅は利用できません。

テルヌ駅やクレベール駅から歩く事になるので、その分も計算に入れてホテルを出発しましょう!

9時頃はシャンゼリゼ通りに繋がる道は全て閉鎖されています。

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9時半からセキュリティチェックが始まりますが、セキュリティチェックの前にやっておきたい事が2つあります。

1つ目はフランス国旗とパレードのプログラムを入手する事!

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2つ目は待機中の騎馬兵と写真を撮る事!

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国旗とプログラムは数に限りがあるため早めに貰っておくことをお勧めします。とてもいい記念になりますよ。

また騎馬兵達は写真撮影に快く応じてくれます。【騎馬兵と馬と私】なんていう素敵な1枚が撮れますよ。

この2つを終えてからセキュリティチェックの列に並びましょう。列といっても日本のように順番に並んでいる訳ではありません。

係員に見てもらった順に中に入れるため、なるべく前の方の係員から近い位置で待つことをお勧めします。

セキュリティチェックはシャンゼリゼ通りに入る為の手荷物検査とパレードを沿道で観賞するエリアに入る際の手荷物検査の2度行われます。
どちらも警備員による目視と金属探知機による簡単な検査です。
沿道エリアからはパレードが目の前を通過していくため見応えは十分ですが、入るための手荷物検査ではペッドボトル類は全て没収されますのでお気をつけください。

勿論、沿道エリアに入らなくても、シャンゼリゼ通り内であればパレードを見る事は出来ますよ。
尚、1つ目のセキュリティチェックについては、時間が経つにつれて出来る場所が少なくなってしまいます。

11時頃には限られたセキュリティチェックの場所にたくさんの人が集まっていました。
到着時間によってはシャンゼリゼ通りに入ることすらできなくなってしまうため、時間に余裕をもって行動しましょう。

10時、いよいよパレードの始まりです。
沿道エリアの最前列で見ることができました。

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先程、写真を撮った騎馬兵に次いでエマニュエル・マクロン大統領も登場します。大統領を間近に見ることができ、大興奮でした。

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上空では空軍の戦闘機が次々に通過していき、大きさ、スピード、音と全てに迫力があります。

先頭の戦闘機からは赤、白、青の3色が吐き出されシャンゼリゼ上空はフランス国旗カラーに彩られました。

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先頭の戦闘機は一瞬で通過していってしまうためお見逃しのないようお気お付けください。

万が一見逃してしまっても、フランスカラーの戦闘機は日中いろいろなところに現れます。私はベルサイユ宮殿でも遭遇できました。

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パレードは約2時間行われます。

23時開始!!エッフェル塔の花火!

夏のフランスは暗くなるのがとっても遅いです。22:30頃に日没となるため、花火の打ち上げ開始時間も23時となります。
パレード同様地下鉄は規制がかかってしまうため、会場までは歩いて向かいます。

メイン会場となるのはシャン・ド・マルス公園です。エッフェル塔を手前に、花火を背景に見ることができます。

花火会場ではセキュリティチェックはありません。

付近のお店や屋台で買った飲食物も持ち込み可能なので待ち時間に食べることもできます。
また、シャン・ド・マルス公園では打ち上げ開始前にコンサートが行われています。

会場にいる人の携帯のライトで、とてもいい雰囲気です。

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私が到着した21:30には既に大混雑となっていため確実に場所取りをするのであれば、もう少し前に行くことをお勧めします。レジャーシートを敷いている人もいましたよ。

一人で身軽に行動ができたため、人混みを抜けてなんとかエッフェル塔の正面にたどり着きました。

23時、ついに花火が始まります。エッフェル塔がフランスカラーに彩られ、フランス国歌が流れてきました。

※エッフェル塔の夜景写真を無許可でウェブ上に公開することは違法となっていますので、モザイクを掛けて掲載しております。

参考記事(GIGAZINE(ギガジン)):
実はエッフェル塔の夜景写真を無許可でSNSなどに公開するのは違法

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国歌が終わると花火と音楽とプロジェクションマッピングによる演出が始まります。

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約30分間の打ち上げですが、テーマ毎に花火の種類や音楽が変わります。ポップな曲、しっとりとした曲等、様々な雰囲気で楽しめました。
混雑を避けたい方はトロカデロ庭園やセーヌ川沿い、モンパルナスタワーからも見ることが出来ますよ。

花火終了後も地下鉄の規制がかかっていますので会場からは歩いて帰ります。
花火の終了は深夜になるため地下鉄の終電にも気を付けましょう。
私は凱旋門からすぐのホテルに泊まっていましたがシャン・ド・マルス公園からは歩いて1時間もかからずに帰ることが出来ました。

最後に

パレード、花火ともいろいろ調べてから行きましたが実際に見ると想像以上に華やかで感動しました。

パリには観光名所もたくさんあり、美術館、ショッピング、美味しいご飯といつ行っても楽しみがたくさんありますが、7月14日に旅行される際は、是非会場へ足を運んでみてください。
普段とは違った楽しみを見つけられると思います。

また、この日はルーブル美術館も入場無料となります。お時間があれば是非立ち寄ってみてくださいね。

混雑必須のため、出かける際は貴重品の管理にはお気を付けください。

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