たびこふれ

ただのお土産品じゃない!メキシコの可愛いが詰まったアレブリヘとは?

記事投稿日:2019/08/02最終更新日:2019/08/02

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前回の記事では、今私が滞在しているメキシコのオアハカという街の伝統料理を紹介しました。食べ物もとてもユニークで、しかも何を食べても美味しい!オアハカには日本人もハマる人が多く、移住先としてもとても人気の街です。

今回はこのオアハカの街でよく見られる、伝統工芸品のアレブリヘ(Alebrije)について語りたいと思います。

メキシコらしいカラフルな色使いと、そのユニークな見た目がなんとも愛らしい!特別な木を彫って、動物の形やドラゴンの形にしてから、カラフルな絵付けをします。

さてこのアレブリヘには、どんなストーリーがあるのでしょうか?

目次

アレブリヘは不思議な夢がきっかけになって作られ始めた

まずはこの愛くるしいアレブリヘとはどんなものなのかを説明しましょう。

メキシコのフォークアートの一つで、空想の世界の動物を形作られることが多い伝統工芸品です。 1930年代にPedro Linaresというアーティストによって作られ始めました。

ペドロが病気で寝込んでしまっている時に、不思議な夢を見ました。そこには、木があり、動物がいて、岩があり、雲がありました。そして今まで見たこともないような不思議な生物(ロバに蝶の羽が生え、牛の角が生えている。体はライオンで、鷹の頭を持っている生物などなど)も夢に出てきて、その夢が強く印象に残り、その不思議な世界を表現したのが始まり。

とても楽しそうな夢ですね!

アレブリヘは、始めは木製ではなく紙で作られていた

この初期のアレブリヘ、初めから木彫りだったわけではなく、当初は紙を張り合わせて作られたものでした。ペドロはもともとピニャタというメキシコの子供の誕生日にお菓子を詰める大きな紙の入れ物を作る職人さんだったのです。

そして、ペドロ氏は近所のメルカドで紙製のアレブリヘを売り始めました。

ペドロがこの奇妙な動物たちを作り続け、その活動がメキシコシティの少し南の方にあるクエナバカという街のギャラリーのオーナーの目に留まりました。

そしてアメリカで開催されたメキシコアートの企画展などに参加したりして、少しずつ彼のアート活動の幅が広がっていきました。この奇妙な動物を作り続ける気合がすごい!と思うのは私だけでしょうか?

アレブリヘがオアハカでも作られ始めた/アートの融合

オアハカの辺りでは、すでに木彫りの動物を作る伝統があり、オアハカのアーティスト達が初期の紙アレブリヘを学び始め、ここでアートの融合が始まりました。

もともとオアハカには、沢山の観光資源、例えばモンテアルバン遺跡だったり、イエルベ・エル・アグアという世界的にも珍しい間欠泉があり、自然好きにも歴史好きにも人気の場所。

観光客への販売用に、神様のお守りなどを売っていたのがアレブリヘになっていったという説もあります。可愛いお土産の一つでも、深掘りしていくと面白いですね。

木彫りといえど、どんな木でもいいわけではなく、コパルと呼ばれる特別な木を使っています。

オアハカで、一番初めにアレブリヘを作った人の美術館へ足を運びました。直にオアハカでアレブリヘを初めて作ったマヌエル・ヒメネス氏の息子さんのイサイアスさんとも話ができて、とてもいい経験でした。

Casa Museo Manuel Jimenez

  • 住所:Alvaro Obregón #1, San Antonio Arrazola, Santa Cruz Xoxocotlán, 71233, Oaxaca de Juarez, OAX, MX.
  • 営業時間:不明
  • 電話番号:01 951 322 2505
  • 定休日:なし
  • ウェブサイト:https://xn--eltalladordesueos-txb.com/

お土産の域を超えた芸術アレブリヘ

オアハカ市内にはたくさんの美術館があり、常にいろんな展示がノンストップで行われています。偶然立ち寄ったギャラリーで、ものすごく面白いアレブリヘの展示がしてあったのでここで紹介したいと思います。

Centro Cultural San Pablo

  • 住所:Miguel Hidalgo 907, Centro, 68000 Oaxaca de Juárez, Oax.
  • 営業時間:10:00-20:00
  • 電話番号:01 951 501 8800
  • 定休日:なし

このギャラリーで行われていたエキシビジョンで、アレブリヘアーティストのJacoboとMaria夫妻の作品が見れます。彩色がとても細くて、動物の形も生き生きとしていて今にも動き出しそうなぐらいの迫力でした。

さらに面白かったのが、金色の仮面をかぶっている猿や不思議な動物たち。仮面の中から目が見えるあたりがとても細い作業。

彼らの工房では、ワークショップも行われていて次世代へ受け継ぐ活動もしている様子です。 彼らのホームページもたくさん動画が作られていて、どんな風に作っているのかとか、子供自体は目しか描かせてもらえなかったとか、そんな彼らのアーティストヒストリーの動画も見ていてとても面白かったです。

世界的にも人気のあるアレブリヘ。

最近では、ディズニー映画の「リメンバーミー」の舞台がメキシコでしたね。それで一気に火のついた、「死者の日の祭り」。映画の影響もあって去年は大変な観光客の数だったのだとか。映画「リメンバーミー」の中でも実はアレブリヘがモデルになったキャラクターも出てくるのです!

特に有名なのがペピータ!ジャガーに羽の生えた大きな生き物で、めちゃくちゃカラフルなキャラクターです。

最後に

アレブリヘに限らず、一村一品とも言えるように各村で個性的な伝統工芸が見られるメキシコのオアハカ。

陶器で作ったアクセサリーだったり、特に私が気に入っているのは、サポテコ族のタペテと呼ばれる羊毛で作る織物がとても可愛いのです。

工房がたくさんある村へ訪れようと思っているので、またいろんなメキシコの可愛いが詰まった手作り作品などの記事なども書けたらなと思っています!

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Ai Nishino
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記事投稿日:2019/08/02最終更新日:2019/08/02

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