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【アメリカ】廃材に命を吹き込む!ハイセンスなリサイクルアート展「リミックス・シカゴ」に行ってきた

先日、アメリカ・シカゴで行われたリサイクルアートの展示販売会「リミックス・シカゴ」に行ってきました。廃材からつくったとは思えない、ハイセンスな雑貨がたくさん売られていました。
米環境保護局によれば、アメリカ人は毎日、約4.5ポンド(約2kg)のごみを出しているそうです。展示会では、地元の芸術家たちがこうした「ごみ」でつくった作品を販売し、来場者にモノの価値や、リサイクルの大切さを伝えていました。今回は、そんなイベントの様子をレポートしたいと思います。
目次
おいしい食べ物も充実
リミックスは毎年、シカゴ市内で行われます。開催時期や場所はあまり定まっていないので、興味のある方はウェブサイトで情報をチェックしてみてください。
私は今回、6月8・9両日に北ウェルズ通り(1400 N. Wells Street, Chicago, Illinois)で開催されたアートフェスティバルの一角で行われたリミックスに行ってきました。
ウェブサイトURL:https://www.remixchicago.com/
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会場はたくさんの人で賑わっており、一時は身動きが取れないほど混雑していました。使用済みのおしゃれなガラス瓶にロウを流し込んだキャンドルや、ビール瓶の蓋でつくったカフスボタンなど、さまざまなリサイクルアートが並んでいました。
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食べ物や飲み物の屋台も充実していました。おいしいサンドイッチやBBQを堪能し、ビールを飲みながら、感性をくすぐるアートに触れられる時間は格別でした。
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廃メタルでできたハイレベルな置物
来場者の注目をひときわ集めていたのが、こちら。
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不要になった金属でつくった置物たちです。人が机でパソコンに向かって仕事をしたり、BBQグリルでお肉を焼いたりする様子が、多種多様な金属を使って巧みに再現されています。
30年以上もの間これらを作り続けているディック・クーリーさんによると、人の頭と胴体の部分はすべて、ガソリン車の点火プラグを使用。作品に使う金属は、ガレージセールやリサイクルショップで購入した家電や工具、自転車などから調達しているそうです。創造力がとても豊かな方ですよね。私は自分用に、かわいい犬の置物を買いました。丈夫につくられており、かなり気に入っています。
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自転車がクールなアクセサリーに
自転車の部品でつくったアクセサリーも、女性を中心に関心を集めていました。 チェーンでできたブレスレットや、ナットを使ったピアスやネックレスは、一瞬見ただけでは自転車の部品と分かりません。
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タイヤの中に入れるゴム製のチューブでできた小物入れや、ブレーキパットを使ったコースターホルダー、ギアでつくったおしゃれな時計なども売られていました。どれもシンプルで洗練されたデザインですね。
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車のナンバープレートでつくられた絵画も好評を博していました。写真のアメリカの地図が欲しかったのですが、値段を見てびっくり!高すぎて手が出ませんでした...。飾ると部屋が一気におしゃれになりそうですね。
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エコなお土産探しにもおすすめ
ビール瓶をぐにゃりと潰して、板に貼り付けたこちらの作品も目立っていました。
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板の下の方に付いている金具で、瓶の蓋を開けられます。お酒が好きな人には良いですね。
ミニチュアボトルを使ったナイトライトも売られていました。インテリアとして違和感がなく、とても実用的です。
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来場者はたくさんのリサイクルアートを前に、普段はごみとしか見ていないものから、こんなに価値のあるものがつくれるんだ...と感心しきりでした。不要になったものをリサイクルすれば、資源の利用や、最終処分場に運ばれるごみの量を減らすことができます。世界に一つだけのハイセンスなリサイクルアートは、環境意識の高い家族や友人へのお土産にも良いですね。さまざまな芸術に触れ、エコなお土産も探せるリミックス。シカゴにお越しの際は、ぜひ参加してみてください。
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E
- アメリカ在住の某日系メディア記者。環境保護主義者。趣味は寺社巡り、温泉、グルメ探索。




























