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キャセイパシフィック航空搭乗レポート~チェックイン/座席/機内食/機内エンタメはどうなの?~
2019年5月、マカオに訪れる際、香港までキャセイパシフィック航空を利用しました。アジア系の航空会社は比較的評判が良いと聞いていましたので楽しみにしていましたが、はてさて実態は・・・詳細な搭乗実体験レポートをご覧ください。
※本記事の情報は取材時(2019年5月)のものです。最新情報は公式サイトなどをご確認ください
目次
- キャセイパシフィック航空のフライト情報
- キャセイパシフィック航空は個人的におすすめできる?
- キャセイパシフィック航空の基本情報
- キャセイパシフィック航空の座席の広さは?
- キャセイパシフィック航空の空調は?
- キャセイパシフィック航空の機内食は?
- キャセイパシフィック航空のキャビンアテンダントは?
- キャセイパシフィック航空の機内エンターテイメントは?
- キャセイパシフィック航空のチェックインから搭乗までの流れは?
- まとめ:キャセイパシフィック航空の良いところ、改善点
キャセイパシフィック航空のフライト情報
今回はこちらのフライトに搭乗しました。
- 往路:2019年5月12日(日)東京(羽田)10:35発 →→ 香港14:20着(現地時間)CX543便
- 復路:2019年5月16日(木)香港16:20発(現地時間)→→ 東京(羽田)21:35着 CX542便
機材は往復ともボーイング777。時差は日本より香港が1時間遅れています。
キャセイパシフィック航空は個人的におすすめできる?
はい、個人的におっすめできます。やはり香港を代表する航空会社ということもあり、安定感がありました。前評判による期待値が高かったため、この部分がとびきり優れているという驚きの印象はありませんでしたが、また次回も乗っても良いなと思いました。
キャセイパシフィック航空の基本情報
『香港を拠点とする航空会社で香港を代表するフラッグシップ会社。イギリス・スカイトラック社の格付けで過去何度も実質最高評価の「ザ・ワールドファイブスター・エアラインズ」に認定されている。世界第3位の航空連合(アライアンス)ワンワールドに加盟している。(ウィキペディアより引用)』
キャセイパシフィック航空の座席の広さは?
エコノミークラスの座席がこちらです。
私の身長は188cmですので、エコノミークラスのシートピッチは正直どこの航空会社でもキツい(汗)ただ機材が比較的新しいこともあるからか、圧迫感を感じるほど窮屈ではありませんでした。フライト時間も約4時間ですから我慢できないほどではないという感想です。
往復とも機材はボーイング777-300でしたが、往路エコノミークラスの座席の並びは3-4-3。復路は3-3-3でした。以下3枚が往路の座席(3-4-3)です。ヘッドレストが可働式で背が高い私にはありがたかったです。
こちらからが復路の座席(3-3-3)です。復路の方が横幅が若干広いように感じました。
またリクライニングは往路は普通に後ろに倒れるタイプでしたが、復路はシェル型で背もたれ自体は固定で倒れず、おしりの部分が前にスライドして傾くタイプのものでした。この方が後ろの方には迷惑がかかりませんが、シェル型は傾斜角度がもう少し大きいと嬉しいですね。
キャセイパシフィック航空の空調は?
搭乗し、座席に座ってから離陸までの間は結構寒かったですね。毛布(ブランケット)をもらって膝にかけていました。飛び立って水平飛行に入ってからは寒いという意識はありませんでした。ただ個人差はありますので、自分でも脱ぎ着できるもの(カーディガンなど)は手荷物に入れておいた方が良いと思います。またキャセイに限らずですが、機内はとても乾燥していますのでマスクを準備しておくことをお勧めします。
キャセイパシフィック航空の機内食は?
離陸後40分くらいしてドリンクサービス(ピーナッツ付き)があり、その15分後くらいに食事が運ばれてきました。
こちらが往路の機内食です。
チョイスはビーフかシーフードで私はシーフードを選びました。あっさりした味付けで柔らかく美味しかったのですが、ランチということもあり、男性には大盛りがあると嬉しいかな(笑)。
その代わりデザートとしてハーゲンダッツのアイス(バニラ)が出てきました。
ちょうど気流が悪い所を通過していたので写真がぶれています(笑)。
そして復路の機内食がこちら。
復路のチョイスはチキンカレーかパスタ(ペンネ)。私はチキンカレーを選びました。味は良いのですが、量的にはもう少し食べたいなという印象でした。
復路もハーゲンダッツアイスが付きました。
キャセイパシフィック航空のキャビンアテンダントは?
サービスは良いです。合格点だと思います。テキパキとそつがなく安心でした。日本人アテンダントは往路は5名、復路は2名乗務していました。アナウンスも中国語、英語、日本語でされますので言葉に不安のある方も安心でしょう。
キャセイパシフィック航空の機内エンターテイメントは?
充実しています。個人モニターでたくさんの映画やTV、音楽プログラムが用意されています。ただ飛行時間が4時間程度なので映画はせいぜい2本までしか見れませんが。。。私は邦画が好きなので、往路は「コーヒーが冷めないうちに」、復路は「スマホを落としただけなのに」とブルース・リーの「ドラゴンへの道」(さすが香港!)を観ました。
キャセイパシフィック航空のチェックインから搭乗までの流れは?
羽田空港のチェックインカウンターからの流れをたどってみましょう。羽田空港国際線ターミナルの出発フロアは3階で、キャセイパシフィック航空のカウンターはJカウンターです。
往路のCX543便は10:35発で、カウンターは約3時間前の7:30にオープンします。ただカウンターがオープンしていなくても自動チェックイン機で手続きすることができます(24時間)。
キャセイパシフィック航空は搭乗時刻の48時間前から90分前までオンラインチェックインをすることができます(座席も指定できます)。が、今回私たちは団体席予約(Gクラス)だったため、オンラインチェックインはできませんでした。カウンターオープン前に空港に着きましたので自動チェックイン機で手続きしました。
Jカウンター前に自動チェックイン機が3台並んでいます。
こちらでチェックインする航空会社を選び、言葉も選べます(日本語あり)。チェックインに必要なのは、1.パスポート、2.航空券(Eチケット)番号、3.予約番号のいずれかですが、簡単なのは1.パスポートで、機械の左下の黒い部分にパスポートの顔写真のあるページを開いてスキャンし読み取ってもらえばOKです。
以前はチェックインカウンターに大行列ができることが日常茶飯事でしたが、今はキャセイ航空に限らず多くの航空会社で自動チェックインが可能になっており、とっても楽チンです。ものの5分もあれば手続き完了です。
搭乗券(ボーディングパス)と共にスーツケースに付けるバゲージタグもこちら(最下部)から出てきますのでそれを受け取り、自分でスーツケースに貼ります。
キャセイパシフィック航空の案内にも「エコノミークラスの人はできるだけ自動チェックイン機でチェックインしてください」と案内がありました。エコノミークラスは搭乗者数が多いので、チェックイン手続きのスピーディ化につながって双方にメリットがありますね。バゲージタグを付けたスーツケースをBag drop(荷物預け)カウンターに持っていきます。
ここでパスポートの再チェックを受け、これでチェックイン完了です。混雑もなくものの15分くらいで終了しました。この後出国審査場を通り、さあ、一路香港へ出発!
香港は入国カードが必要です。機内で配られますので、受け取って記入しておきましょう。
香港到着後の流れ
香港空港に到着したら入境検査(Immigration)に進みます。
香港入国手続きはパスポートと香港入国カードを提示します。入国カードは2枚式になっており、1枚が返されます(出国の時に必要)ので失くさないように注意しましょう。入国手続きが終了したらスーツケース受け取りへ。行李認領(Baggage Claim)の矢印に進みます。
搭乗便名から荷物が出てくるターンテーブルの番号を確認します。今回は13番でした。
スーツケースが整然と並んで出てきました。以前、外国のターンテーブルは荷物がこんなにきれいに並んで出てこず、かなり乱暴に扱われていたように記憶していますが、香港がマナーが良いのか、世界のサービスレベルが上がったのか・・・(これは個人の感想です)。
復路チェックインの流れ
今回の目的地はマカオだったため、復路のキャセイパシフィック航空のチェックインは大橋香港口岸で行いました。香港空港でチェックインする場合、出発ロビーは7階です。エレベーターを降りてブリッジを渡ると各航空会社のカウンターがあります。基本的な流れは往路チェックインを参考にしてください。
電光掲示板で航空会社のカウンター及び搭乗ゲート、出発時間に変更がないかを確認します。
今回、実は搭乗ゲート番号がぎりぎりまで判明しなかったのです。「これはもしや・・・ディレイ(遅延)か・・・?」と心配しましたが、無事時刻通りに飛びました。
香港空港では昔から搭乗ゲート番号がぎりぎりまで出てこない、または一旦決まった搭乗ゲートが変更になるなんてことが多かったですから、搭乗ゲート番号の確認は出発まで何度でもした方が良さそうです。
オマケ(香港空港が初めての方へアドバイス)
搭乗まで時間があったので腹ごしらえに牛肉麺を食べました。
香港らしい甘めでコクのある麺で美味しかったです。これは出国審査前のお店で食べました。通常、出国審査を越えた後はあまり食事するお店はないという印象があったので、出国前に食べたのですが、香港空港は出国審査以降のエリアにも大きなフードコートがあり、食事は出国審査手前よりも充実しているほどです。搭乗ゲート番号がなかなか出ない、よく変わるという事情からも出国審査は早めに通ってその先のエリアでゆっくりした方が良いと思います。
まとめ:キャセイパシフィック航空の良いところ、改善を期待するところ
良いところ
ハード面もソフト面も香港のフラッグキャリアに相応しい安定感があると感じました。奇をてらわない分、派手さやサプライズは少ないかもしれませんが、キャビンアテンダントのサービスレベル、座席、機内エンターテイメントのバリエーションの多さ、機内食の味つけなど一定以上のレベルをキープしているように思います。
改善を期待するところ
個人差がありますが、機内食の味は良いものの男性としてはもう少し量があったらうれしいなと思います。逆にハーゲンダッツのアイスがついているのは女性には嬉しいですね。また今回は遅延(ディレイ)なく定刻通りに発着しましたが、過去乗ったことがある人曰く往復とも遅延したと仰っていました。(これはもしかしたらキャセイというよりは香港空港側の事情かもしれませんが。)
ともあれ今回の旅では私は全般的に合格点だったと思います。皆さんも次の機会にぜひ乗ってみてください。
(取材協力:マカオ政府観光局、キャセイパシフィック航空)
※本記事の情報は取材時(2019年5月)のものです。最新情報は公式サイトなどをご確認ください
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。