ベトナムの世界遺産フォンニャ洞窟をボートで探索

世界遺産のフォンニャ=ケバン国立公園。ベトナム中北部に広がる8万ヘクタール以上の広大な自然公園です。手つかずの地域も多く、この一帯はおよそ4億年前に形成されたカルスト地形と言われています。石灰岩でできた大地が何十万年と月日を経て海水や雨水で侵食されていき、現在では大きな河川や300を超える大小の鍾乳洞が確認されています。これら鍾乳洞はおよそ2億年前にできたと言われているから驚きです。今回紹介するフォンニャ洞窟も国立公園内にある世界遺産の洞穴となります。

目次

行き方

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フォンニャ洞窟のあるフォンニャケバン国立公園は中北部エリアにあり、主要都市で言えば、フエから行くのが一番早いです。とは言ってもフエから観光地までは車で3時間。ダナンからだと5時間以上かかってしまいます。もし国立公園内の複数のエリアを周りたい場合は、公園から1時間ほどの距離にある隣町の「ドンホイ」という町に滞在することになります。ちなみにドンホイは近年政府が力を入れてリゾート開発に着手している町で、ホテル内からフォンニャ洞窟行きのツアーに申し込むこともできます。

フォンニャ洞窟の人気の秘密

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国立公園内には旅行者が内部に入れる洞窟が複数ありますが、その中でも日本人に一番人気がこちらのフォンニャ洞窟となります。全長7.7km以上で、その内1km程度が一般公開されています。鍾乳洞内部どこも似たような雰囲気を持ちますが、フォンニャ洞窟は「ボートで内部に入る」という特徴を持っています。ちなみに日系旅行会社のツアーでよくパッケージになっている天国の洞窟ですがこちらは山の中に入り口があるので正反対。

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御覧のような河川をモーター付きのボートで疾走します。道中は野鳥の鳴き声聴こえる自然風景を眺めてください。この国立公園はおよそ94%が原生林。つまり、手つかずの自然ということになります。まだ未調査ですが、絶滅危惧種や未発見の新種も多く生息しているだろうと研究者の間で期待が持たれています。

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モーター付きのボートで移動しますが、フォンニャ洞窟の内部に入ると、水夫はオールに持ち替え、ゆっくりと手探りで進んでいきます。周囲は他の観光船も多いですし、頭を下げなければならないほど低い天井の箇所もあります。参加者も気を付けてください。ただし、その雰囲気はまるでアドベンチャー。子供から大人まで楽しめるはずです。

洞窟内部を歩いて探索

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ある程度ボートで内部を見学したら、石灰岩でできた陸地を歩くことになります。足場はざらざらしているので滑ることはあまりありませんが、暗くてよく見えないのと水が垂れて濡れている箇所は滑りやすいので、足元はご注意ください。ボートを降りて少し歩くと、途端に開けた場所に到着します。足元は暗がりですが、壁や鍾乳石はライトアップされているので、しっかりと見学することができます。

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ここで見学できる鍾乳石は、それこそ何万年、何十万年もかけて形成されたもの。非常に価値が高いものなので、触らないようにお願いします。鍾乳洞はフォンニャ洞窟の他にも天国の洞窟や仙人の洞窟といった名がついた名所がありますが、ほとんどの旅行者は、このフォンニャ洞窟に訪れるようです。

一生の思い出に。アジア最古の世界遺産を

約4億年前に形成され、2億年前に作られたフォンニャケバン国立公園とフォンニャ洞窟。いずれもアジア最古を誇り、現在でも発掘調査中となっています。年々公開範囲も広がっていますし、観光客向けにインフラも整いつつありますので、旅慣れない旅行者もツアーに参加することで楽しむことができます。一生の思い出に残るフォンニャ洞窟に、是非足を運んでみてください。

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古川悠紀

ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!

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