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ワシントンDCに行ったらアーリントン国立墓地まで足を延ばしてケネディー大統領のお墓を参ろう
目次
ケネディー大統領が眠るアメリカで最も有名なお墓
年間300万人以上が訪れるアーリントン国立墓地は、1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺された第35代アメリカ合衆国大統領のケネディー大統領のお墓があることで有名です。バージニア州アーリントンにあるアメリカで1番有名な墓地。ここには、独立戦争からイラク戦争に至るまで、アメリカが関わった戦争で命を落とした兵士30万人以上が埋葬されています。
バージニア州といわれてもピンとこないでしょうが、ワシントンDCからポトマック川を渡ってすぐのところにあるので、ワシントンDCを訪れた際の外せない観光スポットとなっています。この辺りは元々、南北戦争の南軍の英雄、ロバート・リー将軍の住居があったところで、墓地は1864年に作られました。
ワシントンDCから地下鉄で簡単に行ける
ワシントンDCからは、地下鉄ブルーラインのFranconia-Springfield方面行きに乗って、Arlington Cemetery駅で降ります。Union Stationからだと、Metro Centerでレッドラインからブルーラインに乗り換えましょう。駅から地上に上がり、Memorial Avenueを川と反対方向にまっすぐ2、3分歩けば左手に入口があります。
入口を入ってすぐの建物が、ウェルカムセンター。荷物検査があります。念のため、トイレを済ませておきましょう。2平方キロメートルもある広大な墓地なので、事前に行く場所を決めておきましょう。当然、メインの目的は、ケネディー大統領のお墓でしょうが、身元不明の戦士を祀った無名戦士の墓(Tomb of the Unknowns)にも立ち寄りましょう。インフォーメーションで、行きたいお墓を告げると、地図をくれ、行き方も説明してくれるので利用しましょう。ANC Explorerのアプリをスマートフォンにダウンロードするのも便利です。
また、この墓地には護衛がいて、夏季は30分ごと、冬季は1時間ごとに交代式が行われます。
要所を回るアーリントン国立墓地ツアーのシャトルもあるので、利用するのも良いでしょう。チケットは、ウェルカムセンターやシャトルの停留所、またはオンライン(https://www.arlingtontours.com/)で購入できます。
ここが、ケネディー大統領のお墓。大統領の死後、20世紀最大の海運王といわれた大富豪のアリストテレス・オナシス氏と再婚したジャッキーことジャクリーン・ケネディー・オナシスさんのお墓が隣に仲良く並んでいます。離婚したわけではないですが、死別後、別の男性と再婚したのに、常識的に考えるとなんだかちょっと変ですね。写真では見えにくいですが、墓石の後ろに"永遠の炎"が延々と上がっています。
ケネディー大統領が埋葬された最初の年には、1時間に3,000人以上が訪れたそうです。死後3年目には、訪問者の数が1,600万人を超えたそう。国民に愛された大統領でした。
日本の墓地とは趣の違った、整然と並んだ真っ白い米戦没者の墓碑は、映画などでよく目にしますよね。しかし、例えインスタ映えするから、珍しいからと、はしゃいだりするのはやめましょう。ここはやはりお墓ですので、言動は慎みましょう。立て看板にも、「常に、静かな威厳と尊敬をもって振舞うように」と書いてあります。
墓地は年中無休で、午前8時から午後7時(10~3月は午後5時)までオープンしています。天気の良い日に訪れるのがいちばんですが、できれば真夏は避けましょう。徒歩で回る場合、強い日差しは結構きついです。帽子や日傘、ミネラルウォーターなどをお忘れなく。
お隣の駅にはペンタゴンがあるので、ついでに寄ってみるのも良いですね。
アーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)
- 所在地:1 Memorial Ave., Arlington, Virginia 22211
- 電話:877-907-8585
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。